クックパッドの新しいチャレンジを支えるクラウド管理型の無線ネットワーク

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2019-05-31 11:30

[PR]日本を代表する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社が、無線LAN環境の刷新に取り組んでいる。

 日本を代表する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社が、無線LAN環境の刷新に取り組んでいる。クラウド管理型のアクセスポイントを採用し、ネットワーク構築の手間や運用管理の負荷を大幅に削減。また、APIで取得するさまざまな情報を活用して、フロアでの無線状況の調整や、働き方の改善につながる取り組みを推進する構えだ。そのために採用されたのがMistのAP製品だった。

会社プロフィール

  • 会社名 クックパッド株式会社
  • 売上収益 118.7億円(2018年12月期)
  • 設立 1997年10月1日
  • 従業員数 476人(2018年12月期)
  • 住所 〒150-6012 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー12F
  • URL https://cookpad.com
  • 事業概要
    クックパッド株式会社は“毎日の料理を楽しみにする”というミッションのもと、1998年より料理レシピ投稿・検索サービス『クックパッド』の提供を開始。2018年12月末時点での投稿レシピ数は308万品を超え、国内では月間約5,400万人が利用、世界71カ国26言語でもサービス展開中。

新サービスを次々と展開するなか 既存の無線LAN環境がネックに

 レシピ数308万品、月間利用者約5400万人の料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」を展開するクックパッド株式会社。海外展開も積極的で、71カ国26言語でサービスを提供しグローバルの月間利用者数は約4000万人に上る。近年は、料理が楽しくなるマルシェアプリ「Komerco - コメルコ」や、生鮮食品EC「クックパッドマート」、レシピと料理器具をネットワークでつなぐスマートキッチンサービス「OiCy」などの新サービスも次々と展開。1997年の設立から約20年を経て、ベンチャーとしてのチャレンジをさらに加速させている状況だ。

 そんなクックパッドがITインフラの側面から新たに取り組んでいるのが社内無線ネットワークの刷新だ。同社は2014年9月に事業規模と社員数の拡大にともなって港区白金台から渋谷区恵比寿に移転した。無線ネットワークは、無線LANコントローラー(WLC)と、約40台の無線LANアクセスポイント(AP)を使って、オフィス常設のキッチンスタジオや執務エリアなど1フロアをカバーする構成だ。この既存の無線インフラを2019年初めから順次、クラウド管理型のWLCレスAPにリプレースしているのだ。

 基盤刷新の背景について、クックパッドのコーポレートエンジニアリング部サービスデスク坂口浩一氏は「既存の無線ネットワークで重視していたのは安定性や信頼性でした。実際、引っ越し前と比較して社員数は約2倍に増えましたが、遅延やトラブルもなくサービスを提供できていました。ただ、今後のビジネスでは、安定性や信頼性だけでなく、顧客のニーズや環境の変化に素早く対応すること、ユーザーが快適に無線環境を利用できることなどが求められます。そこで重要になったのがクラウドから管理でき、環境の調整にも手間がかからない無線ネットワーク機器でした」と説明する。そんななか新たに採用したのがMist のAP製品だった。

環境変化に柔軟に対応すべく クラウド管理型のAPに刷新

 クックパッドのビジネスにおいてなぜクラウド管理型のWLCレスAPが重要になるのか。坂口氏によると、物理的な拠点が増えてきたことが大きいという。

 「ビジネスの状況によって、物理的な拠点の開設・移動・撤退などが起こりえますが、それぞれにネットワークの敷設工事や管理が必要です。限られたリソースで拠点を管理していくためには、機器の敷設工事が最小限で済み、クラウドから無線LANの状況を管理できることが重要になるのです」(坂口氏)

クックパッド株式会社 坂口 浩一氏
コーポレートエンジニアリング部
サービスデスク・インフラグループ
クックパッド株式会社 坂口 浩一氏
コーポレートエンジニアリング部
サービスデスク・インフラグループ

 そういった過去のイベントですでにクラウド管理型の無線機器を試験的に導入していた。無線ネットワークをクラウド管理することで効率がよくなり、さらに組織体制の変更にも迅速に対応できることが確認できていたという。

 また、会社の組織形態が変更になっても、クラウド管理型ならばこうした環境変化に対応しやすくなると坂口氏は話す。

 「ビジネス環境が急に変わって、それに伴ってビジネス戦略も変わるということが今後ますます起こってくると思っています。物理的な拠点だけでなく、オフィス内の無線LANもそうです。新しい無線規格が登場したり、組織の変更でネットワーク設計が必要になったりしたときに、ユーザーにネットワーク変更の影響を意識させずに、いかにスピーディーに対応していくかが問われます」(坂口氏)

 坂口氏は、クックパッドの新オフィスの無線LAN設計や構築にも直接携わってきた。そのため既存ネットワークの課題や新しい無線ネットワークの必要性を敏感に感じとることができていた。Mist 製品の導入は、将来的なネットワークの課題を見越してのことだった。

運用管理を効率化しながら無線データの活用を図っていく

 Mist製品を知ったのは2018年1月頃だという。パートナーのNTTデータ ジェトロニクスから提案を受け、WLCレスでクラウド管理ができる点にまず興味を持った。

 その後、創業メンバーが無線LANの規格策定にも関わっているスペシャリストらで構成されていることを知り期待感が大きく高まった。導入提案した石川大輔氏はMistの魅力を「無線LANはトラブルの再現性の難しさなどから原因究明に時間がかかります。無線LAN環境の詳細な状態をリアルタイムに可視化でき、健全性を把握できるMistは、クックパッド様の課題や運用業務にマッチすると考えていました」と話す。また、坂口氏は当時の印象について「無線LANの開発で著名な方たちが立ち上げた会社ということで、ベンチャーとはいえ信頼感がありました。またAPIを使って利用データを簡単に収集できることも面白いと感じました」と振り返る。

 そこで2018年7月に検証機として2台のAPを導入し、管理性や安定性を確認した。「管理面では、必要十分な情報だけを表示したシンプルなUIが特徴で、信頼性や安定性もまったく問題ありませんでした。ネットワーク機器は導入時に何かしらトラブルが起こるのが当たり前なのですが、それがまったくないことにむしろ驚きました」と話す。

 効果を実感できたこともあり、12月には8台を追加注文して、キッチンスタジオや執務エリアでの運用を開始した。さらに2019年2月には24台を追加注文して、すべてのAPのリプレースに向けた作業を開始することになった。

 リプレースによって実現したいことは大きく2つある。1つは、運用管理をいかに効率化するかだ。これは物理拠点の新設時だけでなく、フロアのレイアウト変更などに伴う電波強度の調整や、フリーアドレス対応、トラブル対応の迅速化といった日々の運用管理の負荷軽減も含まれている。

 もう1つは、ユーザーの位置情報や無線利用データの活用だ。APIを使ってデータを収集し、どの場所がいつどのような条件でつながりにくくなるかなどを分析して、ネットワークの品質向上につなげていく。

 「データの収集や可視化、APIなどの機能が標準で提供されている点はMist製品の大きな魅力です。当社にはアプリケーション開発者がたくさんいますから、APIを提供することで、必要なアプリを自由に開発できる環境も整えることができます。例えば、Slackと連携したネットワーク管理などです」(坂口氏)

ネットワークの理想の姿を実現するために最も適した機器がMistだった

 現在は、機器の全面刷新に向けて作業を急ピッチで進めている最中だが、いくつか効果も確認できている。たとえば、トラブルシューティングだ。

 「あるIoTデバイスの評価中にデバイスが不調に陥ったことがあったのですが、Mistのダッシュボードを見ながら、その原因が無線LAN環境にはないことをすぐに切り分けることができました。最終的な原因特定までは至らなかったのですが、ネットワークのどこにトラブルがあるかをすばやく切り分けられるようになったのは非常に大きなメリットです」(坂口氏)

 また、段階的なリプレースのしやすさも実感している。既存の設置金具と互換性があるのでそのまま機器を差し替えるだけで済む。またSSIDなどを同じにすることでユーザーに設定変更を意識させずに移行を進めている。

 Mist製品の特徴的な機能としてはAIエンジンを用いたクライアント体感の可視化や電波の自動調整、異常検知などがある。また、BLEを用いてユーザーの位置情報を取得することも可能だ。坂口氏は、これらについて「AIエンジンやBLEがあるからMistを選択したというわけではありませんが、これらは運用管理を改善しながら、新しい取り組みを支えてくれる魅力的な機能だとは感じています。オフィス内での人の動きを可視化したり、店舗や倉庫での人やモノの動きを可視化するといった活用の可能性があると思っています」と期待を寄せる。

 坂口氏は、Mistを採用した最大のポイントとして「無線に必要な要素を足し算していったときに全体が高いレベルにあったこと」を挙げる。これは、坂口氏が理想とするネットワークの姿に近いものだった。

 「私は基本的にネットワークは土管であるべきと思っています。ユーザーに意識されない存在でありながら、ユーザーのニーズに応じて必要な機能を柔軟に拡張していくことができる。そうしたネットワークを実現するために最も適した機器がMistだったのです」(坂口氏)

 料理レシピサービスをはじめ、毎日の料理の課題を解決するために新しいチャレンジを続けるクックパッド。事業が拡大するなか、今後は柔軟性と機敏さがますます求めれられるだろう。そんな同社のビジネスをMistがバックエンドから支えていく。

システム導入ご担当者からの一言

クックパッド様の課題をお聞きしていて、クラウド管理で直感的な操作が可能な点は、まずはご評価いただけると考えていました。 無線LANはつながらない・つながりづらいということが起きると、「電波は目に見えない」、「端末等の環境依存による影響が大きい」といった点から、トラブルの再現性含め、原因究明に時間がかかります。

Mistは、無線LAN環境の詳細な状態を、リアルタイムに可視化できる為、常に無線LAN接続における健全性を高いレベルで把握できます。 無線LAN環境のトラブルポイントや今後トラブルになりそうなポイントを把握し、その状態に応じた適切なアクションを素早く取れるため、クックパッド様の課題や運用業務にマッチすると考えていました。

(NTTデータ ジェトロニクス 石川氏)

関連資料

AIと位置情報でユーザー体験を高度化 - スマートデバイス時代にふさわしい無線LANサービスとは

本資料では、MistのワイヤレスプラットフォームがAIやBLEを使うことで企業にどんな価値をもたらすのかが製品の機能とともに紹介されている。これからの無線LANの姿を知る格好の資料とも言える。ぜひご一読いただきたい。

提供:ミストシステムズ
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 掲載内容有効期限:2019年6月30日

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