PTCジャパン、「第29回設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展

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2018-07-09 12:00

[PR]設計者を楽にする新機能から、遠隔サポートやカスタム品営業まで支援する豊富なソリューション

PTCジャパンは、2018年6月20~22日に開催された「第29回設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展した。ブースでは展示およびミニステージにより、3月にリリースした最新版3次元CADソリューション「Creo 5.0」の豊富な機能を中心に、AR(拡張現実)アプリケーション「Vuforia Chalk」といった新製品、さらには新たにCreoアドインとして利用可能となったTacton SystemsのConfigure Price Quote(CPQ)ソリューション「Tacton Design Automation」などを紹介していた。以下、それらの概要をお伝えする。

多方面への配慮が求められる設計者を楽にする
5つのポイントで紹介するCreo 5.0の豊富な機能

 Creo 5.0では、最新のテクノロジーが数多く取り入れられている。だが、単に多数の機能を使えるようになっただけではない。設計業務を効率化し、設計者を楽にするような方向性が与えられているという。PTCが今回強調していたのは、以下の5点だった。


※クリックすると拡大画像が見られます
1)生産性向上
生産性に関しては、定評あるユーザーインタフェースをさらに改良し、カスタマイズ可能なミニツールバーの拡張をはじめ、新しいフィーチャーや最新の使い勝手をCreo 5.0に実装した。これにより、さらに効率的に作業できるようになっているという。
2)トポロジー最適化
3次元ならではの効率的な設計を可能にする、トポロジー最適化機能。Creo 5.0では、トポロジー最適化機能を完全に統合し、結果をポリゴンでなくパラメトリックジオメトリとして出力するなどPTC独自の工夫を盛り込んで、設計での使い勝手を向上させている。
3)付加製造のための設計
3Dプリンターでの部品製造に欠かせない「サポート材」、その設計を支援する機能もまたCreo 5.0に搭載されている。設計者はサポート材の設計に余計な時間や手間をかけることなく、設計した部品データを安心して試作チームや製造部門に送ることができる。
4)金型加工
一方、NC加工のためのツールパス生成も、Creoの中に完全統合されたCAM機能で対応している。高送り3軸加工や4・5軸位置決めをサポートし、設計が変更されればツールパスも自動的に再生成されるなど、設計者から試作/製造への連携を支援する。
5)熱流体解析
機器の効率や性能を見極める上で重要な熱流体解析機能も、同じくCreo 5.0には統合されている。解析に詳しい専任者のみならず、普通の設計者でも自らの業務に解析を取り入れられるよう、解析セットアップを効率的に行えるほか計算速度も高速とのこと。

 Creo 5.0には、他にも様々な設計者向け解析機能や最適化機能が用意されている。ミニステージでは「Creoで始める、8つの設計者解析と2つの最適化」という機能紹介デモも行われていた。

 昨今の設計者は、単に仕様や要件を満たす図面を描ければよいというわけではない。より迅速に、効率的な設計をすることが必要とされ、また関連部署との連携も欠かせない。Creo 5.0は、そんな多方面に意識を向けねばならない設計者を、様々な機能でフォローしようという製品と言えるだろう。

 なお、Creo製品ファミリーの「Creo Parametric」は、1987年に発売された「Pro/ENGINEER」をそのルーツに持つ、いわゆるハイエンド機械系3次元CADの一翼を担う存在でもある。ハイエンド製品の主なユーザーは自動車や航空など大手製造業が中心なのに対し、他の多くの企業ではミッドレンジ製品が主に使われているのが現状だ。これに対しPTCジャパンでは、異なるCADソフトウェア間のデータ連携が容易になってきた今、ミッドレンジCADの中にCreo Parametricを一つ追加してはどうかといった提案も行っている。Creo Parametricは、ハイエンドの中では価格が低めで、むしろミッドレンジに近い価格帯にあり、それでいながらハイエンドならではの「ハイスピード」「パーフェクト」「イノベーティブ」といった特徴を持ち、ハイエンドの中でもそのアーキテクチャは先進的という。例えば部品設計では今まで通りミッドレンジCADを主に使い続けながらも、トップアセンブリにCreo Parametricを使うなどすれば、その豊富な解析機能を効果的に役立てられるとしている。

ミッドレンジ3次元CADが中心の設計チームにも、Creo Parametricを一つ加えることで大きな効果が発揮できるとの説明
ミッドレンジ3次元CADが中心の設計チームにも、Creo Parametricを一つ加えることで大きな効果が発揮できるとの説明

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