360度の自由度を1パッケージに搭載した世界初の高性能3軸MEMSジャイロ・センサを発表

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2009-11-19 09:24

コンスーマおよびポータブル機器向けMEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)
センサの主要サプライヤ注1であるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、
以下ST)は、(注1)パッケージに搭載され、直交する3軸(注2)の角速度を正確に
計測する高性能アナログ・ジャイロ・センサを発表しました。優れた精度に加え、
高い安定性と小型サイズを実現したSTの3軸ジャイロ・センサは、コンスーマ
分野のあらゆるアプリケーションにおいて、リアルなモーション・ユーザ・
インタフェースが広く採用される時代の到来を告げる製品です。

この3軸ジャイロ・センサは、携帯電話/ゲーム機用コントローラ/パーソナル・
ナビゲーション・システムなど、各種ポータブル機器の高精度3Dジェスチャー
およびモーション認識機能用に、360度の角速度検知を行います。STの最新
ジャイロ・センサを3軸加速度センサと組み合わることにより、人や車両などの
物体の動きの種類・速度・方向に関する情報を追跡し提供するデバイスである
慣性計測装置(Inertial Measurement Unit、IMU)の製作が可能になります。

この革新的なジャイロ・センサは、各軸において、緩やかな回転を高精度で
検知する400dps(注3)フルスケール値と、非常に速い回転や動きを検知・計測する
1,600dpsフルスケール値の独立した2種類の出力を同時に提供します。2種類の
同時フルスケール出力は、高い分解能および拡張温度範囲(-40℃~85℃)、
そして時間に対する優れた出力安定性と共に、精度、正確性、安定性の新たな
基準を設け、ソフトウェアとハードウェアの両方でセンサの統合が容易になります。

STの3軸ジャイロ・センサは、2.7~3.6Vの電源電圧で動作します。堅牢で機械的
ストレスに対する耐性を備えた3軸ジャイロ・センサには、STが既に6億個以上の
販売実績を上げ成功を収めている加速度センサと同じ製造プロセスが採用されて
います。STのMEMSおよびヘルスケア事業部ジェネラル・マネージャである
Benedetto Vignaは、次の様にコメントしています。「2003年、STは世界で初めて
単一パッケージに封止した3軸アナログ加速度センサを出荷しました。そして今回、
3軸アナログ・ジャイロ・センサに関しても世界初を実現しました。」

現在、3軸ジャイロ・センサLYPR540AHはサンプル出荷中で、量産は2010年第1
四半期に開始する予定です。単価は大量購入時に約3.6ドルです。

STのMEMS全ポートフォリオに関する詳細は、 (リンク ») を
ご覧ください。

また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
(リンク »)

(注1) iSuppli社(2009年6月)

(注2)回転運動には主として3つの種類があります。ヨーは垂直軸を中心とする
回転です。ロールは前後軸を中心とする回転であり、ピッチは左右軸を中心
とする回転です。

(注3) degrees per second(度/秒)

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: (リンク »)
STグループ(英語): (リンク »)

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]