BSAメンバー、東京都所在のソフトウェア開発会社と和解 ~ BSAへの通報を端緒とする和解としては過去第4番目に高額の1億9700万円 ~

Business Software Alliance (BSA)

From: PR TIMES

2010-11-09 18:41

安全で信頼できるデジタル社会の実現を推進するビジネス ソフトウェア アライアンス(本部:米国ワシントンDC、会長:ロバート・ハリマン、以下BSA)は、BSAメンバー企業と東京都所在のソフトウェア開発会社(以下、A社)との間におけるビジネスソフトウェアの著作権侵害に関し、総額1億9716万5214円の和解が成立したと発表しました。本件は、BSAへの通報を端緒とする事案の和解総額として過去第4番目に高額となるものです。

本件は、BSAが組織内違法コピーの問題解決のため設置している情報提供窓口への通報が端緒となり発覚したものです。A社の著作権侵害発覚後にBSAメンバー企業の依頼により行われたA社による社内調査の過程で、Adobe(R) Acrobat(R)やAutoCAD(R), Microsoft(R) Office, Symantec AntiVirusTM等、のべ1152本にものぼる大量の違法コピーが発見され、権利者であるアドビ システムズ インコーポレーテッド、オートデスク インク、シマンテック コーポレーション、およびマイクロソフト コーポレーションのBSAメンバー企業4社とA社の間で問題解決に向け協議されていました。

BSA日本担当事務局長の松尾早苗は、「今年5月に和解が成立した世界最高額となる3億円規模の組織内違法コピーに続き、過去第4位となる組織内違法コピーがなされていたという事実に大きな驚きを覚えています。日本における違法コピー率は21%と、世界で2番目に低い水準ではあるものの、組織内違法コピーは、引き続き、撲滅すべき重大な課題であると言えます。BSAでは、組織内での違法コピーが増加しないよう、不正防止を呼びかけていきます」と述べています。

BSAでは、組織内違法コピーの実態と過去の通報経験者の体験談などをまとめた情報サイト「違法告発.com( (リンク ») )」や、企業のソフトウェア資産管理(SAM)支援を目的とした情報サイト「C-SAMポータル」の運営やソフトウェア資産管理(SAM)に関するセミナー通じて、今後も引き続きメンバー企業の権利行使の支援のみならず、正規ユーザーの保護、違法コピーの利用を強いられている方々の環境改善を支援してまいります。


■組織内違法コピーについて
企業や学校、病院など複数のコンピュータでソフトウェアを使う組織内における違法コピーが「組織内違法コピー」であり、現在日本でもっとも多く見られる違法コピー形態でもあります。例えば、1台のコンピュータでのみ使用することが許諾されたソフトウェアのパッケージを入手して複数のコンピュータにインストールするような場合がこれに該当します。

■違法(イホウ)告発(コクハツ).comについて
「違法告発.com」( (リンク ») )は、組織内違法コピーの実態と情報提供の安全性等を広く訴求することを目的にしたマイクロサイト。過去の通報案件をヒントに組織内違法コピーの手口を読み切り漫画で紹介する「違法コピーのある風景」、BSA日本担当顧問が情報提供の安全性やポイントをお答えする「BSAへの情報提供が安心な4つの理由」、違法コピーの通報経験者へのアンケートを基に、通報から違法コピー状態の改善までの貴重な体験談まとめた「私が決断した理由」の、3つのコンテンツで構成されています。

■BSAについて
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、世界80カ所以上の国や地域でビジネスソフトウェア業界の継続的な成長と、安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指して、政策提言・教育啓発・権利保護支援などの活動を展開している非営利団体です。BSAは急成長を遂げるビジネスソフトウェア 業界をリードする企業で構成されています。1988年の米国での設立以来、常に政府や国際市場に先駆け、世界のビジネスソフトウェア業界とそのハードウェア・パートナーの声を代表する組織として活動をつづけ、教育啓発、および著作権保護、サイバーセキュリティー、貿易、電子商取引を促進する政策的イニシアチブを通して技術革新の促進に努めています。BSAメンバーは、アドビシステムズ、アジレント・テクノロジー、アルティウム、アップル、AquaFold、ARM、Arphic Technology、オートデスク、Autoform、AVEVA、ベントレー・システムズ、CNC/Mastercam、コーレル、ダッソー・システムズ・ソリッドワークス・コーポレーション、マイクロソフト、Minitab、NedGraphics、オルボテック、PTC、プログレス ソフトウェア、クエスト・ソフトウェア、Scalable Software、シーメンス PLM ソフトウェア、サイベース、シマンテック、テクラ、およびマスワークスで構成されています。詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jpまたは、BSA米国本部ウェブサイト:www.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。
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