STM8 / STM32用Primer評価キットの第3世代プラットフォームを発表

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2011-01-21 09:52

迅速に交換可能なモジュール型ターゲット・ボードの採用により、
さらに開発を簡略化し、高い柔軟性とコスト低減を実現することで
より多くの設計オプションの検討を可能にするEvoPrimerプラットフォーム
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マイクロコントローラ(以下マイコン)の世界的リーダーであるSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM8 / STM32マイコンの
ユーザ向けのPrimer評価キットの第3世代プラットフォームを発表しました。
これにより、プラグ・アンド・プレイ型モジュールを使用した試作品設計の
簡略化をリードします。

新しいEvoPrimerプラットフォームには、STM8 / STM32を使用した試作品の
迅速な開発を可能にする業界初の低コスト携帯型開発ツールPrimer / Primer2で
得た経験が生かされています。共通のベース・ユニットと交換可能な低コストの
マイコン・モジュール(ターゲット・ボード)が提供されるEvoPrimerは、
柔軟性をさらに向上させると共にツールに対するユーザの総投資額を低減します。
この柔軟性が、広範なSTM8 / STM32ファミリに存在する様々なバリエーションの
評価を迅速かつ優れたコスト効率で行うことを可能にします。

現在提供されているターゲット・ボードは、超低消費電力の8bitマイコンSTM8L
と、32bitマイコン STM32Fの「コネクティビティ・ライン」および
「パフォーマンス・ライン」の各ファミリをサポートしています。超低消費電力の
STM32Lと、先進的な90nmプロセス技術を使用した超高性能STM32 F-2シリーズ
向けのターゲット・ボードは近日中に発表される予定です。

ターゲット・ボードは、LCDタッチスクリーン、ジョイスティック、MEMS加速度
センサ、マイク、スピーカ & ジャック、Micro SDカード・コネクタおよび
充電管理回路付きLi-ionバッテリを含むEvoPrimerの内蔵機能と簡単に接続
できます。拡張コネクタが搭載されており、必要に応じて機能を追加できます。
また、EvoPrimerに搭載されたCircleOSオペレーティング・システムが提供する
サービスにより、設計者はマイコンの複雑な機能の全てを理解する必要が
なくなります。

STは2種類のオンライン・コミュニティにより、ユーザの設計をサポートして
います。この2種類のコミュニティには、STM8 / STM32ファミリとPrimerツール
を組み合わせて使用している1万5000名以上のエンジニアが登録しています。
コミュニティのメンバーにはダウンロード可能な約100種類のプロジェクトが
提供されており、その殆どはEvoPrimer上で即座に実行することができます。

これらのコミュニティは (リンク ») および
(リンク ») で開催されており、製品の専門家や人気の高い
ディスカッション・フォーラムへのアクセスを含む、他の便利な機能も多数
提供されています。

EvoPrimerは、指定されたターゲット・ボード(1個)を含むキットとして提供
され、価格は99ドルです。追加のターゲット・ボードは24ドルで提供され、
ベース・ユニットも75ドルで個別に購入することができます。プラットフォーム
には、Raisonance Ride 7アプリケーション開発環境と、Raisonance STM8
CコンパイラまたはSTM32用GNU Cコンパイラが同梱されています。

入手可能製品
・EvoPrimerベース・プラットフォーム:STMPRIMER-BASE
・EvoPrimer & STM8L用ターゲット・ボード:STM8L1526PRIMER
・EvoPrimer & STM32パフォーマンス・ライン用ターゲット・ボード:
STM3210EPRIMER
・EvoPrimer & STM32コネクティビティ・ライン用ターゲット・ボード:
STM3210CPRIMER
・STM8L用ターゲット・ボード:STM8L1526PRIM-D
・STM32パフォーマンス・ライン用ターゲット・ボード:STM3210EPRIM-D
・STM32コネクティビティ・ライン用ターゲット・ボード:STM3210CPRIM-D
・ラッピング・エリア付き拡張ボード:STMPRIMER-PROTO

STM8ファミリについて
STのSTM8は、他の多くの16bitマイコンに匹敵する性能を極めて低コストで実現
する先進的な処理コアを備えた8bitマイコン・ファミリです。ファミリ内の
すべての製品にピンおよびソフトウェアの互換性があるため設計の移行が容易で、
将来に対応する拡張性が強化されています。また、利用可能なペリフェラル間の
高度な共通性により、STM8ベースの設計からSTM32の設計へ容易に移行する
ことができます。さらに、先進的なユーザ・インタフェースの開発を容易にする
STM8 Touch Sensing Libraryへのアクセスも可能です。

EvoPrimerで最初にサポートされるSTM8Lファミリは、STのEnergyLite(TM)技術を
採用しており、超低リーク電流向けに最適化された独自技術による専用130nm
プロセスに加え、低消費電力の内蔵不揮発性メモリやVddと独立した電力消費
などを含む革新的な特徴があります。

STM32ファミリについて
STM32ファミリは、他の32bitマイコンもしくは16bitマイコンと比較して、
低消費電力化と低価格化を実現する最新のアーキテクチャを備えた業界標準の
ARM(R) Cortex(TM)-M3コアを採用しています。EvoPrimerのターゲット・ボード
でサポートされている製品を含め、合計で140品種以上の製品が現在提供されて
います。同ファミリには、最大72MHzで駆動し最大1Mbyteの内蔵Flashメモリを
搭載した製品ライン「パフォーマンス・ライン(STM32F103)」やイーサネット、
USB OTG、CANおよびSPI接続を1個の製品に集積して柔軟性をさらに高めた製品
ライン「コネクティビティ・ライン(STM32F105 / F107)」が含まれています。

今後、最大120MHz駆動を含む性能向上を実現し、先進的な90nmプロセスを採用
したSTM32 F-2や、EnergyLite(TM)技術を特徴とする超低消費電力のSTM32Lを
サポートするEvoPrimerの新しいターゲット・ボードが発表される予定です。

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することに
より、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2009年の売上は
85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: (リンク »)
STグループ(英語): (リンク »)

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
MMSグループ
TEL:03-5783-8240 FAX:03-5783-8216

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