SAS、分析プラットフォームの最新版「SAS(R) 9.3」を発表

SAS Institute Japan株式会社

From: PR TIMES

2011-08-02 12:03

SAS、分析プラットフォームの最新版「SAS(R) 9.3」を発表
~“ビッグ・アナリティクス”により大量データをスピーディに分析し、迅速な課題解決を実現~


*2011年7月12日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。


米国ノースカロライナ州キャリー発
ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下: SAS)は、SASソフトウェアのテクノロジー基盤である分析プラットフォームの最新版「SAS(R) 9.3」を提供開始(*)すると発表しました。大幅な機能強化が施された最新版は、膨大かつ増加し続けるデータの分析機能を強化し、企業のより迅速かつより優れた意思決定を実現します。小売業における何千もの商品の価格最適化や、病院での最適な治療法の選択、政府機関による不正対策などの分野において、SASが提供する“ビッグ・アナリティクス”により、“ビッグデータ“と呼ばれる大量データを分析することで洞察を導き出し、企業のより優れた意思決定を支援します。

SAS 9.3の新機能により、大量データの管理がより容易になり、データサンプルからではなく保有するすべてのデータを分析することで洞察を導き出すことが可能になりました。例えば、オンライン旅行会社のExpedia社では、従来はできなかった方法でデータ資産を活用しています。

Expedia米国部門のバイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるJoe Megibow氏は、「Expediaでは、顧客行動のすべてをトラッキングし測定していますが、このような大量データの扱いにはSASが欠かせません。SASの予測分析とデータマイニング製品により、当社のデータウエアハウスに格納された約200テラバイトにも及ぶ顧客データとクリックストリームデータを分析しています。分析を活用して顧客に高い付加価値と利便性を提供することで、顧客満足が向上し、結果として予約数と収益の増加につながっています」と述べています。

本日より提供開始(*)される最新版では、あらゆるビジネス上のトランザクション、ソーシャルメディア、位置情報、マルチメディアなどから発生する膨大な量の構造化および非構造化データを処理することが可能です。また、大量データの処理機能が強化されたことで、サンプリングに頼らず保有するすべてのデータを分析することで、従来以上に正確な分析結果を得ることが可能になります。顧客のクレジット・スコアリング、在庫の最適化、リアルタイムのリスク管理などの分野において、分析精度の向上は大きなメリットをもたらします。

リアルタイムの顧客分析、不具合の予測や不正行為のモニタリングなどをはじめとする、さまざまな用途に対して、SASは以下の機能を提供します。

・優れた拡張性 - さらなる大量データの分析が可能になりました。
・処理能力の改善 - 強化されたHigh-Performance Computing機能により、意思決定に必要な分析結果をより迅速に提供することができます。
・生産性の向上 - 分析をよりスピーディに、効率的に行うことが可能となり、ユーザーはより多くの課題に対応することができます。
・利用範囲の拡大 - 従来取り扱わなかった情報源や書式を分析やワークフローに取り込むことができ、分析プロジェクトにおけるユーザー間の協業ややり取りが容易になります。

SAS 9.3へのアップグレードにより、以下のSAS製品群の機能拡張が実現します。未知のパターン、機会、洞察を発見する予測分析およびデータマイニング製品群、一貫性のある正確なデータをタイムリーに組織に提供するSAS Data Management、大量のテキストデータに埋もれた情報を最大化するSAS Text Analytics、計画を改善するために将来の起こりうる行動の範囲を理解するSAS Forecastingです。

ビッグ・アナリティクスでより優れた成果を
SASの分析ソリューションは、新規ビジネスの機会創出、顧客理解のさらなる促進、業務効率改善、収益性向上などを支援します。今回の機能拡張により、新たなタイプの経営課題へも対応できるようになり、企業における意思決定の改善に貢献します。最新版SAS 9.3では以下の新機能が提供されます。

・SAS Forecastingのシミュレーション環境・シナリオ活用により、より正確な分析結果が得られ、製造業、小売業における在庫管理の最適化を支援します。
・SAS Data Managementのセキュリティ、データの整合性確保の機能強化により、ヘルスケア業界における患者情報のプライバシー保護、不要な情報開示の防止を支援します。
・強化された予測モデリングアルゴリズムにより、政府機関の徴税効率の改善、不正対策、公共サービスの向上を支援します。
・SAS 9.3における分析機能の向上は、すべての企業の活動に役立ちます。あるグローバルな金融機関では、950万件の貸付において、個々に異なる返済条件や期間を考慮したリスク計算が必要とされる債務不履行の予測モデル構築時間を、98時間から4時間へと短縮しました。

ソーシャルメディア、モバイル、電子メール、計測機器からのデータ、証券データ、金融取引などから、発生するデータの量と種類は増加の一途をたどっています。SAS Data Managementは、データ量や種類に関わらず、データ資産の効率的な活用を実現します。SAS Data ManagementとSAS Analyticsの統合により、最適な意思決定を支援するタイムリーで高度な分析が可能です。また、SASは業務システムに分析エンジンを直接組み込むフレームワークにより、さらにスピーディな意思決定を実現します。


*国内での提供開始は2011年第3四半期を予定しています。


<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においては最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の50,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万1千名、日本法人約210名( (リンク ») )

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
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