よりスマートで省電力な生活家電の実現に向けてEnel社と協力

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2011-10-19 11:35



ユーザの電力使用パターンを最適化し、
電力コストを低減するSTのZigBeeテクノロジー
--------------------------------------------------------------------
エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的
半導体メーカーで、パワー・アプリケーションにおける主要サプライヤである
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、2009年10月に設立された
Energy@Homeコンソーシアムにおいて、Enel社が主要な半導体パートナーとして
STを選んだことを発表しました。このコンソーシアムは、Electrolux社、Enel社、
Indesit社およびTelecom Italia社が、個人住宅所有者や顧客による効率的な
電力使用の推進を目的として設立しました。

Energy@Homeの取り組みでは、「スマートな生活家電」が個々に自己管理する
システムの開発を目指しています。これにより、家庭全体の電力使用量が調整
されると共に、電力消費のピーク時間帯の回避や、過負荷を防止します。この
プロジェクトは、将来的に、個々の生活家電の情報によって、電力供給量と価格
に基づく「自己プログラム」の実行が可能な「スマート・グリッド」の開発に
向けた新たな一歩です。その結果、生活家電が1日の電力使用ピーク時間帯以外
(電力料金が安い時間帯)に動作するため、過負荷によるメータ遮断を防ぎ、
機器の適切な使用に支障をきたすことなく自動的に電力消費量のバランスを取る
ことが可能になります。

このシステムは、STの革新的なZigBee USBキーを統合することにより、コンピュ
ータ、携帯電話、および生活家電のディスプレイ上に、家庭内の電力使用状況を
表示します。消費者は、電力使用状況を簡単に確認でき、省エネに役立つカスタマイズ
されたプログラムをダウンロードすることができるため、エネルギー・システム全体の
効率改善に向けて生活家電をスマートに使用することができます。また、このシステム
には協調的管理モード(Coordinated Management Mode)も含まれています。これにより、
「ホーム・ゲートウェイ」がスマート食器洗浄機、洗濯機、冷蔵庫、その他の
生活家電と通信を行い、料金情報、選択されているプログラム、さらに顧客のニーズや
制約を考慮に入れた運用計画を立てます。

STのインダストリアル&マルチセグメント部門グループ・バイスプレジデント
であるMatteo Lo Prestiは、次の様にコメントしています。「地球規模で電力
消費量を最小限に抑えることは、私たちが現在直面している重要な課題の1つです。
今回のEnel社との新しい協力は、省エネに対応する技術とソリューションの
さらなる開発に向けたSTの取組みを示すものです。Energy@Homeでは、より
スマートなメータ、よりスマートな家電、および電力消費量とコストの
リアルタイム情報へのアクセスの組合せが、消費者の電力消費パターンの変化を
促進し、消費者における低コスト化とより効率的な電力供給に繋がることを既に
実証しています。STは、同コンソーシアムに対する貢献を通して、家庭における
電力消費量情報に対する容易なアクセスの普及に貢献できると確信しています。」

STとEnel社の新しい協力において最も重要な部分の1つは、ARM Cortex-M3搭載の
32bitマイコン STM32W(内蔵Flashメモリ:最大256KB)をベースとしたSTの革新
的なUSBキーと、家庭のスマート・メータと通信を行うEnel社の「Smart Info」
デバイスの組合せです。これにより、シンプルな視覚的サポート(PC、
エンターテインメント機器、生活家電、モバイル機器、専用ディスプレイ)を
通し、顧客がより簡単にメータ情報にアクセスすることが可能になります。
また、電力消費に関する詳細な情報が消費者に届けられるため、生活家電や照明
をより効率的に使用し、電力消費を最適化することができます。この2種類の
デバイスの統合により、住宅ネットワーク内のメータから収集された消費に
関する情報が、標準かつオープンな通信プロトコルを介して伝送されます。

Energy@Homeの取り組みによって、長年にわたるSTとEnel社の関係がさらに強化
されます。両社はスマート・メータ・ソリューションに関して協力しており、
Enel社はイタリアにおける3500万世帯へのサービス提供に加え、Endesa社
(スペイン最大の電力会社)による1300万台の機械式電力メータから電子式電力
メータへの移管に、STのStarGRID(TM)モデム・ファミリを採用しました。
またSTは、全世界で5000万台以上のスマート・メータに実証済みのオープンな
プロトコルを提供するMeters&Moreコンソーシアム(ベルギー、ブリュッセル)
の最先端メータ分野の協業においても、Enel社をサポートしています。

Meters&Moreコンソーシアムの詳細については、 (リンク »)
をご覧ください。

Energy@Homeプロジェクトの詳細については、 (リンク ») を
ご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することに
より、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2010年の売上は
103.5億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: (リンク »)
STグループ(英語): (リンク »)

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
インダストリアル & マルチ セグメント
TEL: 03-5783-8320 FAX: 03-5783-8216


プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]