ザイリンクス、2013 会計年度第 1 四半期の業績を発表

ザイリンクス株式会社

From: PR TIMES

2012-07-23 12:02

ザイリンクス、2013 会計年度第 1 四半期の業績を発表


売上は前期比 4% 増に


ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 7 月 18 日 (米国時間)、2013 会計年度第 1 四半期の売上が 5 億 8,280 万ドルとなり、前四半期に対し 4% の増加、前年同期比では 5% の減少となったと発表した。第 1 四半期の純利益は 1 億 2,980 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 0.47 ドル) だった。

ザイリンクスの取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株当たり 0.22 ドルの四半期配当を行うと発表した。配当は 2012 年 8 月 8 日営業日終了時現在の株主全員に対して 2012 年 8 月 29 日付で実施される。

2013 会計年度第 1 四半期 の会計報告 (2012 年 4 ~ 6 月)
GAAP による業績
(1 株当たりの利益以外は百万ドル単位)
増加率
2013 年度 Q1 2012 年度Q4 2012 年度 Q1 前期比 前年同期比
売上 $582.8 $559.0 $615.5 4% -5%
営業利益 $164.6 $147.5 $188.3 12% -13%
純利益 $129.8 $122.4 $154.4 6% -16%
1 株当たりの利益 $0.47 $0.44 $0.56 7% -16%

ザイリンクスの社長兼 CEO であるモーシェ ガブリエロフ (Moshe Gavrielov) は、「28nm 製品の売上がきわめて好調なスタートを切っています。これは、FPGA だけでなく、先駆的な All Programmable 3D IC や SoC を含むザイリンクスの画期的なポートフォリオのメリットが活かされつつあるといえます。第 1 四半期には、Virtex(R)-7 および Kintex(TM)-7 FPGA、Virtex-7 3D IC、そして Zynq(TM)-7000 SoC 製品といった 28nm 製品の売上が大幅に拡大し、1,000 万ドルの大台を突破しました。28nm はザイリンクスの歴史上最も成功するノードになると期待しています。また、第 1 四半期の粗利益は 66.0% で、非常に健全な状態を維持しています。歩留まりの向上とコスト削減に引き続き注力したことによって、予測値のうち最高の数字を達成することができたことが主な要因です」と述べている。

地域別の売上構成 :
構成比 増加率
2013 年度 Q1 2012 年度 Q4 2012 年度 Q1 前期比 前年同期比
北米 30% 32% 30% -4% -5%
アジア太平洋 35% 31% 35% 16% -6%
欧州 26% 27% 26% 2% -5%
日本 9% 10% 9% 1% -5%

特記 : エンドマーケット別の数字としては、その分類方法を見直し、データセンターの顧客を通信分野に含めた。エンドマーケットの名称も、よりわかりやすく、実際の売上構成をより良く反映するものに改めた。さらに、下記の製品分野の分類にも修正を加え、新製品の導入や製品の成熟化を踏まえてより適切な分類に変更した。従来の表記方法と比較できるよう、従来の分類方法による集計結果をザイリンクスのウェブサイト (www.investor.xilinx.com) に掲載している。

エンド マーケット別の売上構成 :
構成比 増加率
2013 年度 Q1 2012 年度 Q4 2012 年度 Q1 前期比 前年同期比
通信/データセンター 45% 43% 46% 8% -9%
産業機器/航空宇宙防衛 34% 37% 34% -5% -6%
放送、民生機器/車載 16% 15% 14% 12% 14%
その他 5% 5% 6% 11% -19%

製品分野別の売上構成 :
構成比 増加率
2013 年度 Q1 2012 年度 Q4 2012 年度 Q1 前期比 前年同期比
ニュー 17% 13% 9% 31% 78%
メインストリーム 43% 44% 49% 4% -16%
ベース 36% 39% 37% -5% -10%
サポート 4% 4% 5% 10% -19%

■製品分類 :
・ニュー プロダクト : Virtex-7、Kintex-7、Zynq-7000、Virtex-6、Spartan(TM)-6 製品ファミリ

・メインストリーム プロダクト : Virtex-5、Spartan-3、CoolRunner(TM)-II 製品ファミリ

・ベース プロダクト : Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Vertex、Spartan-II、Spartan、CoolRunner、XC9500 製品ファミリ

・サポート プロダクト : コンフィギュレーション プロダクト、HardWire、ソフトウェアおよびサポート/サービス

■2013会計年度第1四半期の製品ハイライト
・ザイリンクスは、世界初の 3D ヘテロジニアス All Programmable 製品となる Virtex-7 H580T FPGA の出荷開始を発表することによって、28nm におけるリーダーシップをさらに拡大した。Virtex-7 HT デバイスはザイリンクスのスタックド シリコン インターコネクト (SSI) テクノロジを採用しており、最大で 16 個の 28Gbps トランシーバーと 72 個の 13.1Gbps トランシーバーを備える、業界で最も広い帯域幅を誇る FPGA であり、Nx100G および 400G ラインカードのアプリケーションと諸機能に対応しうる唯一のシングル チップ ソリューションを実現する。

・ザイリンクスはさらに、Artix(TM)-7 FPGA ファミリの出荷開始を発表した。この新デバイスは FPGA テクノロジがカバーできる範囲を拡大する製品であり、これまで Virtexクラスの FPGA が必要だった高性能を要するアプリケーションに、小型フォーム ファクタかつ低コストのプログラマブル デバイスで対応できるようになった。Artix-7 デバイスは携帯医療機器や携帯無線機、携帯電話向けの小規模基地局など、多数のアプリケーションにおいてデザインの採用が決まっている。

・28nm、40nm および 45nm ファミリ製品の売上が好調なことにより、ニュー プロダクトの売上が前期比で 31% 拡大した。これらの製品は、通信、データ センター、航空宇宙/防衛、放送機器などの分野のアプリケーションで幅広く採用されるようになった。

■2013 会計年度第 2 四半期 (2012 年 7 〜 9 月) の事業展望
・売上は前四半期に対して 4 ~ 8% 減と見込まれる。
・粗利益率はおよそ 66% と見込まれる。
・営業経費は、企業買収に関連する無形資産の減価償却費 200 万ドルを含め、およそ 2 億 2,000 万ドルと予想される。
・その他の収益および費用では、差し引き約 800 万ドルの支出が見込まれる。
・希釈ベースでの株式数はおよそ 2 億 7,400 万株になると見込まれる。
・第 2 四半期の税率はおよそ 16% と見込まれる。

本リリースには見込み計算や予測が記載されている。見込みや予測の記述は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「見積もる (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「企画する (project)」といった、未来の事象を表現する言葉を含むことで識別し得る場合が多い。予測や不確定な事象もしくは想定への言及、またはそれらに基づく記述もまた、見込みの記述と見なされる。そうした記述には、半導体マーケットに関する記述や、ザイリンクスのプログラマブル プラットフォームの成長と受容、売上成長の見通し、ザイリンクスが参入しているマーケットにおける需要と成長、新しいマーケットへ参入するチャンス、2013 会計年度第 2 四半期のザイリンクスの事業展望に関する予想などに関する言明が含まれるが、これらだけに限定されない。現時点での状況にのみ依存するそのような将来予測や見込みの記述には過度の信頼をおくべきではない。ザイリンクスは、かかる将来予測を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来予測に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、顧客による新製品の受け入れ、グローバル経済の状態、顧客企業や顧客企業が参入しているエンド マーケットの健全性、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、量産向け販売価格の予想以上の値引き、プロダクト ミックスの予想以上の変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリに提供するザイリンクスの能力、複数のファウンドリにおける生産を管理するザイリンクスの能力、ウェハ価格の変動、および当社の最新の「Form 10-K」に記載されたその他のリスク要因など、さまざまなリスクと不確実性によって左右される。

■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境および IP と共に提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報はウェブサイト (リンク ») で公開している。

※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。



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