ANSYS Workbench対応 金属材料データベースCYBERNET KEY to METALS販売開始のお知らせ

サイバネットシステム株式会社

From: PR TIMES

2012-09-04 16:26

~18万種以上の金属材料がANSYS Workbenchで利用可能に~

サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、スイスKey to Metals AG(本社:スイス連邦チューリヒ州、社長兼最高経営責任者:ビクター ポツァイト、以下「Key to Metals社」)が販売する世界で最も広範な金属データベースKEY to METALSを、ANSYSの次世代型の操作環境であるANSYS Workbenchに対応させた金属材料データベースCYBERNET KEY to METALSの販売を2012年10月上旬より開始することをお知らせいたします。なお、CYBERNET KEY to METALSはサイバネットがカスタマイズした製品です。

ANSYSは、構造・伝熱・電磁場・熱流体といった様々な物理現象や、それらを組み合わせた連成問題を、目的に合わせて柔軟に解析することができるマルチフィジックス解析ツールです。そしてANSYS Workbenchはマルチフィジックスソリューションを実現する次世代型の操作環境です。ANSYSは、米国ANSYS, Inc.(本社:米国ペンシルベニア州、社長兼最高経営責任者:ジェームス・イー・キャッシュマン、以下「アンシス社」)が開発しサイバネットが国内で販売・サポートしている当社の主力商品です。

近年の製品開発において、新たな材料の採用検討は製品の競争力を決定する重要な要因の一つとなっております。
一方で有限要素法解析に必須である材料特性データは、文献などの資料からの引用や、実験による測定、材料測定業者への委託などで取得されてきました。これらは時間を要するものであり、新材料を扱う設計検証のボトルネックになっております。世界の金属材料データを豊富に揃えたCYBERNET KEY to METALSは、この問題を解消するものです。多くの材料データをエンジニアが適時に扱えることは、高精度な解析、ひいては製品開発を成功させるための重要な要因になってまいります。

KEY to METALSは、金属材料を専門に扱う世界中のエンジニアのために開発されたデータベースです。18万種以上の金属材料を網羅し、450万以上の材料特性を備えております。GUIおよびマニュアルは既に日本語化されております。また、名称や規格、化学成分など、複数条件を組み合わせたクロス検索や類似材料での検索機能などの高度な検索を行うことが可能です。

解析エンジニアは、ANSYS Workbenchの材料データベースにCYBERNET KEY to METALSの材料特性データをエクスポートして、ANSYSの構造解析に利用いただけます。CYBERNET KEY to METALSは、弾塑性解析で必要となる応力-ひずみ曲線データを多数搭載しており、特に疲労解析で必要となる応力寿命パラメータ(S-N曲線)とひずみ寿命パラメータに関しては世界的にも充実したデータを搭載しております。

金属材料データベースCYBERNET KEY to METALSをANSYS Workbenchで活用することにより、エンジニアは新たな材料の解析を設計早期で検証することができ高品質な製品の設計が可能となります。

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Key to Metals社のコメント
ビクター ポツァイト 氏(社長兼最高経営責任者)
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KEY to METALSのデータベースは、膨大な文献の調査に時間を費やすことなく、詳細かつ正確な材料特性データを得たいと願っているエンジニアにとって、きわめて有益なツールです。この包括的なリソースは、さまざまな状況下における材料挙動の予測精度を劇的に向上させます。また、設計段階におけるエンジニアの意思決定を後押しするとともに、完成した製品の品質と信頼性を保証する上でも役立ちます。
CYBERNET KEY to METALSのデータ・エクスポート・モジュールは、サイバネットのお客様に、ANSYSの材料データベースを簡単にアップグレードできるというユニークな機能を提供いたします。これは、さらに高品質なデータの獲得、シミュレーション結果の信頼性向上、劇的な時間短縮に繋がります。

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サイバネットのコメント
徳永 祐一(メカニカルCAE事業部長)
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CYBERNET KEY to METALSは、金属の非線形材料データや疲労データの取得のために費やした時間と労力から解析者を解放いたします。これまでのデータ取得は、解析コストの増加の一因となっておりました。また、結果的に適切ではない特性値を使用することで解析の精度を落としたり、解析自体を諦めたりするケースも見受けられました。CYBERNET KEY to METALSは、これらのお客様が抱える材料データに関する問題を解決するソリューションです。


■販売開始について
2012年10月初旬販売開始予定

■販売価格について
標準価格 27万円 (税抜き)

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今後の取り組み
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■CAEのあるものづくりフォーラム(9/14開催)の講演で紹介および展示説明を実施いたします。
・ セッション
材料物性取得に関する取り組み~データベースから数値材料試験まで~

CAEのあるものづくりフォーラムの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
(リンク »)

ANSYS Workbenchの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
(リンク »)

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Key to Metals社について
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世界で最も広範な金属材料データベースKEY to METALSの開発元であるKey to Metals AGは、過去10年以上にわたってエンジニアリングの世界にかけがえのないリソースを提供してきました。現在、業界唯一の多言語プラットフォームであるKEY to METALSは、19言語に対応して世界中のビジネスを支えております。市場で最もダイナミックな更新方針を掲げ、折り紙付きのデータ品質を提供しているKEY to METALSでは、手に入る限りで最新かつ最も精度の高い情報をユーザーに提供することを約束しております。Key to Metals社では、エンジニアリングの世界に市場で最も完全かつ包括的な素材リソース提供することを最優先させるとともに、同社が支えるビジネスやさまざまな活動に膨大な価値をプラスすべく、パワーと機能性の向上にも継続的に取り組んでおります。Key to Metals社について詳しくは、 (リンク ») をご覧ください。

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アンシス社について
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ANSYS, Inc.は、高い速度・精度・信頼性を誇るシミュレーションにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にいたします。アンシス社の技術は、業界に関わらずさまざまな企業が、実際に製品が正しく動作するということを確信を持って予測できるようにするものです。多くのお客様が、プロダクト インテグリティを高めてビジネスの成功を推進させるものとして、アンシス社のソフトウェアに信頼を寄せております。1970 年に設立された アンシス社は、2,200 以上のプロフェッショナルを擁し、その多くは、有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、最適化設計といったエンジニアリング分野のエキスパートです。本社を米国ピッツバーグの南にあるカノンズバーグに置き、60 以上の戦略的販売拠点を世界中に有し、40 以上の国のチャネル パートナーとネットワークを築いております。詳細は下記Webサイトをご覧ください。
(リンク »)

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サイバネットについて
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サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
(リンク »)

※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。

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本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社
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●内容について
メカニカルCAE事業部 マーケティング部/北川
TEL:03-5297-3208 E-MAIL:anssales@cybernet.co.jp

●報道の方は
広報室/渡辺
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
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