YDC、Oracleデータベース用バックアップ/ ディザスタリカバリソフトウェア「Standby Express 4」の販売開始

数分でデータの切り替え、切り戻しが可能に

株式会社ワイ・ディ・シー

2012-09-11 10:00

株式会社ワイ・ディ・シー(略称:YDC 本社:東京都府中市、代表取締役社長:三奈木輝良)は、10月1日よりOracleデータベース用のバックアップソフトウェア「Standby Express 4(スタンバイ・エクスプレス・フォー)」の販売を開始します。今回新たにデータの切り替えや、切り戻しをわずか数分で行えるようにするなど、大幅な機能強化と操作性の向上を図りました。
今日企業においては、予期せぬシステム障害や自然災害などからデータベースを守り、すみやかに事業を継続することが求められています。しかしながらこれまでの一般的なバックアップ方式であるテープバックアップの場合、データのリカバリに一日以上要してしまうケースが多く、リカバリできても数時間から一日のデータロスが発生してしまいます。一方で、瞬時にデータのリカバリを行い、データロスもほとんど発生することのないハイエンドのストレージ製品を採用したバックアップシステムの導入には、億単位のコストがかかってしまうのが実状です。

「Standby Express」は、Oracle Enterprise Edition に加え、普及版のOracle Standard Edition、およびOracle Standard Edition One上のアーカイブログを本番シスシステムから、スタンバイデータベースへ自動転送するものです。万一自然災害などで本番システムに障害が発生した場合、スタンバイシステムを本番として即利用することができます。データロスを数分から数十分の範囲にとどめることが可能でありながら、110万円からという低価格が評価され、これまで約200システムの導入実績があります。

今回販売を開始する「Standby Express 4」は、万一のトラブルを想定したデータの切り替え訓練や、計画停電への対策が容易に行えるよう本番データベースとスタンバイデータベース間での切り替え、切り戻しにかかる時間をこれまでの数時間から数分に短縮しました。また、利用者が直感的に操作できるようボタンアイコンをつけるなど、ルック・アンド・フィール機能の充実を図りました。YDCでは初年度100ライセンスの販売を見込んでいます。

■「Standby Express 4」の主な特長
1.低コストでデータロスを最小化
Oracleデータベース(Enterprise Edition/Standard Edition/Standard Edition One)ユーザを対象としたスタンバイデータベース方式のバックアップシステムです。低コストながら「RTO (Recovery Time Objective):復旧時間目標(許容停止時間)」と、「RPO (Recovery Point Objective):復旧時点目標(許容遡及時点)」の最小化を可能にします。

2.ログデータの転送間隔は任意に設定可能
独自のファイル転送プロトコル、およびスケジューラ機能を実装し、アーカイブログ適用の間隔はデータベースの容量や回線速度などに応じて任意に設定できます。万一回線の切断で転送・適用に失敗しても、回線が復旧すれば次の同期タイミングで差分を再送・適用します。

3.データベースの切り替え、切り戻し作業が数分で行えます
スタンバイデータベースを本番データベースに即移行(本番化)したり、本番データベースとスタンバイデータベースを入れ替える(スイッチオーバー)ことが数分で行えます。

4.ルック・アンド・フィールに優れ、直感的な操作が可能
ボタンアイコンを追加するなどルック・アンド・フィール機能を刷新。これにより、GUI管理コンソールからの簡単な操作で、データの同期化や切り替えなどが簡単に行えます。

5.ローカル・バックアップなど多用途での活用が可能
災害対策用途だけでなく、ローカル・バックアップやEC(電子商取引)サイト運営会社でのデータ検索用としても利用できます。

6.Oracleユーザに高可用性と安心を提供
Oracle Real Application Cluster(RAC)環境にも柔軟に対応できるため、SE RACのバックアップに最適です。また、Oracleのバックアップ/リカバリ方式を採用しており、Oracleユーザが安心して利用することができます。
※スイッチオーバー機能はRAC環境に対応しておりません。将来対応予定です。

7.ソリューションとしての豊富な実績
これまでソリューションとして提供してきた豊富な実績をもとにパッケージ化しており、信頼性にも優れています。

※Standby Expressの詳細については下記Webサイトをご覧ください。
  (リンク »)

■価格
 110万円から

■動作環境
 サーバ側OS:Solaris、Linux、Windows
 対応Oracleデータベース:Oracle 10.2.0.1 以上

■株式会社ワイ・ディ・シーについて
YDC は1972 年創立のシステムインテグレータです。横河電機グループのIT 専門企業として、会計や生産管理などの基幹系業務システム、EDI/EAI/BPM、データベースなどのIT基盤技術支援サービスをはじめ、統合品質解析システムYDC SONAR®、プリント基板設計ツールCADVANCEなど製造業を対象にした高付加価値ソリューション事業で豊富な実績があります。
URL: (リンク »)

*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

<本件のお問合わせ先>
株式会社ワイ・ディ・シー セールスコンサルティング部 担当:作前(さくまえ)
TEL:042-352-6111 E-mail:sakumae@ydc.co.jp
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