高画質・多チャンネル対応配信向けシステムLSI PH1-Pro4を開発

パナソニック

From: PR TIMES

2012-11-20 12:28



パナソニック株式会社 システムLSIビジネスユニットは、世界で初めて(※1)1チップでVGA画像12系統またはフルHD画像3系統を同時に圧縮再生処理でき、高速デュアルコアCPU(ARM(R)(※2) Cortex(TM)(※2)A9 Dual)と当社オリジナルの高速並列メディア処理プロセッサIPP3を搭載した高性能画像記録・配信向けシステムLSI PH1-Pro4(品番:MN2WS0230 シリーズ)を開発し、2012年11月よりサンプル出荷を開始します。

<商品情報>
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【効果】
本製品を使用することにより、複数のTV・スマートフォン・タブレット・PCなどでそれぞれ異なる画像を同時視聴可能なホームサーバを容易に実現できます。さらに、セキュリティ監視システムやデジタルサイネージ[1]など様々なクラウド製品にも応用でき、クラウドサービスの普及拡大に貢献します。

【クラウド時代のネットワークに対応したホームサーバの実現に最適なMN2WS0230シリーズの特長】
本製品は以下の特長があります。

1.TVやレコーダの画像やインターネットの配信画像、カメラの入力画像などのVGA画像12系統やフルHD画像3系統のコンテンツを、見たいディスプレイに合わせてリアルタイムに圧縮しネットワーク転送可能なため、ホームサーバなどに適用可能

2.ネットワークの帯域や混雑度に応じて画質をリアルタイムに調整しながら転送し、その時々の転送できるもっとも美しい画像を途切れることなく転送できるため、フルHDの臨場感コミュニケーション機器[2]や、クラウドサーバ内変換機等に適用可能

3.高精度な画像認識と、画像認識処理の高速化により、リアルタイムに正確な画像認識ができるため、セキュリティ監視システム、道路状況等に適応した安全運転支援システム、直感性の高いユーザインターフェース、超音波画像応用等への展開が可能

4.世界で初めて(※1)4K2K 30p映像[3]を1チップで再生・表示できるため、大画面・高精細パネルを使った高品位デジタルサイネージへの応用が可能

【内容】
本製品は以下の技術によって実現しました。

1.フルHD画像を同時に3ch再生・3ch圧縮処理する技術、および、画像サイズに応じて同時処理の系統数を増減するシステム制御技術や、再生画像を端末や通信路の状態に応じて配信する、圧縮率可変技術。

2.ブルーレイディスク(TM)(※3)レコーダで培った、低ビットレートかつ高画質な圧縮技術および低遅延・帯域制御圧縮技術。

3.並列メディア処理プロセッサ(IPP3)および並列データ演算プロセッサ(DPP2)の高性能ハードウェアと、顔認識や物体検出をリアルタイムで行う汎用性の高い標準API(Open CV)互換[4]の独自ソフトウェアを組み合わせた画像認識技術。

4.4K2K 30p映像に対応する再生技術およびフルHDの映像を4K2Kにアップコンバート[5]し出画する映像処理技術。

【実用化】
サンプル出荷開始 : 2012年 11月
サンプル価格 : 数量応談

※1 フルHD対応の画像記録・配信向けシステムLSIとして。2012年11月20日現在、当社調べ。
※2 「ARM」「Cortex」は、英ARM社の登録商標または商標です。
※3 “Blu-ray(TM)(ブルーレイ)”“Blu-ray Disc(TM)(ブルーレイディスク)” “Blu-ray 3D(TM)(ブルーレイ3D)”は、ブルーレイディスクアソシエーションの商標です。

 ●報道関係お問合せ先
  システムLSIビジネスユニット 企画グループ
  TEL:06-6904-4732
 ●商品に関するお問合せ先
  URL: (リンク »)
 ●パナソニック株式会社 デバイス社 ホームページ
  URL: (リンク »)

<商品情報>
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【特長の説明】
1.TVやレコーダの画像やインターネットの配信画像、カメラの入力画像などのVGA画像12系統やフルHD画像3系統のコンテンツを、見たいディスプレイに合わせてリアルタイムに圧縮しネットワーク転送可能なため、ホームサーバなどに適用可能

好きな時間に好きな場所で好きなコンテンツを快適に楽しむことが、ホームサーバに求められます。本LSIを使用すると、ディスプレイのサイズに合わせてフォーマット変換し、複数コンテンツをコマ落ち、フリーズなしに配信可能です。フルHD3系統、フルHD2系統とHD2系統、VGA12系統の同時再生処理が可能です。

2.ネットワークの帯域や混雑度に応じて画質をリアルタイムに調整しながら転送し、その時々の転送できるもっとも美しい画像を途切れることなく転送できるため、フルHDの臨場感コミュニケーション機器や、クラウドサーバ内変換機等に適用可能

ネットワーク通信時にネットワークが混雑すると、再生画像のフリーズやコマ落ちが起きますが、本LSIを使用することにより、フルHD画像を画像音声品質を保ったままその時々の最適なデータ圧縮をしてネットワーク通信可能なため、映像をきれいにコマ落ちやフリーズすることなく転送し、再生することが可能です。

3.高精度な画像認識と、画像認識処理の高速化により、リアルタイムに正確な画像認識ができるため、セキュリティ監視システム、道路状況等に適応した安全運転支援システム、直感性の高いユーザインターフェース、超音波画像応用等への展開が可能

例えばセキュリティ監視システムにおいて使用する場合には、物体や顔を正確に認識することが可能なため、必要なデータのみサーバに送信し、通信費などのコストを削減できます。

4.世界で初めて(※1)4K2K 30p映像を1チップで再生・表示できるため、大画面・高精細パネルを使った高品位デジタルサイネージへの応用が可能

4K2K 30p映像の再生やフルHDから4K2Kへのアップコンバートを1チップで実現できるため、簡単に4K2K画像の再生のシステムが構築できます。大画面・高精細パネルを使用する場合、4K2K画像が表示可能なことにより、大きな画面で小さい文字まで表示できるため、高品位のデジタルサイネージへの応用が可能です。

【内容の説明】
1.フルHD画像を同時に3ch再生・3ch圧縮処理する技術、および、画像サイズに応じて同時処理の系統数を増減するシステム制御技術や、再生画像を端末や通信路の状態に応じて配信する、圧縮率可変技術

並列メディアプロセッサを用いて、最大でフルHD画像を3ch再生・3ch圧縮処理できるエンジンを柔軟に組み合わせて制御することが可能です。これにより、フルHDより小さいサイズの画像を扱う場合には、処理能力の範囲内で系統数を自由に変更することが可能となります。
また、それぞれの再配信先の通信路の状態に応じて、画像サイズや圧縮率を独立に変更することも可能です。

2.ブルーレイディスク(TM)(※3)レコーダで培った、低ビットレートかつ高画質な圧縮技術および低遅延・帯域制御圧縮技術

これまでのブルーレイディスク(TM)(※3)レコーダ向けに開発した、きれいな画質を維持したまま圧縮するノウハウを応用し、フルHD画像を1Mbps以下の低ビットレートの帯域で送信することを可能としています。さらに、通信用途向けに、圧縮に要する時間つまり遅延時間を短くしています。

3.並列メディア処理プロセッサ(IPP3)および並列データ演算プロセッサ(DPP2)の高性能ハードウェアと、顔認識や物体検出をリアルタイムで行う汎用性の高い標準API(Open CV)互換の独自ソフトウェアを組み合わせた画像認識技術

汎用CPUであるARMプロセッサを搭載し、オープンソースソフトウェアにより全体制御の汎用性を高めるとともに、高速処理を必要とする画像認識処理を、並列メディア処理プロセッサと並列データ演算プロセッサを用いて、汎用性の高い標準API(Open CV)互換の独自ソフトウェアで柔軟に協調処理することができ、画像認識技術を幅広い応用分野に適用可能です。

4.4K2K 30p映像に対応する再生技術およびフルHDの映像を4K2Kにアップコンバートし出画する映像処理技術

再生性能を当社従来品比2倍(※4)に強化し、4K2K 30p映像を再生する機能を実現するとともに、フルHD映像を滑らかに4K2Kにアップコンバートし出画する映像処理機能も1チップに搭載しています。これにより、1チップで4K2Kの高精細画像をその美しさを維持したまま表示できるとともに、フルHDの映像も4K2Kの高精細で表示可能です。

※4 当社従来品「MN2WS0220」比。

【用語説明】
[1] デジタルサイネージ
映像表示装置とデジタル技術を用いた広告媒体です。

[2] 臨場感コミュニケーション機器
高解像度、高音質の臨場感溢れる多拠点間のTV会議などの通信システムです。

[3] 4K2K 30p映像
フルHDの4倍の密度の画像を、1秒間に30枚の動画の映像にします。

[4] 標準API(Open CV)互換
API(Application Programming Interfaceの略)とは、OSやミドルウエアの機能をアプリケーションプログラム開発で容易に利用できるようにした技術仕様で、今回はOpen CV仕様に対応しています。

[5] アップコンバート
フルHDの映像を4K2K 30pにデータ補完しながら解像度を向上させます。

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