NTTぷらら社のスマートテレビ新チューナーにICを提供

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2013-04-22 13:35

先進的なAndroidベースのハイエンドIPTV製品が世界最高クラスのSTB用SoCを採用

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、
セット・トップ・ボックス(STB)用ICの主要サプライヤである
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、日本の主要映像
配信サービス事業者である株式会社NTTぷららのスマートテレビ新チューナー
(2013年4月17日発表、以下STB)に、先進的なSTB用システム・オン・チップ
(SoC)であるOrlyが採用されたことを発表しました。このSTBは、ホーム・
エンターテインメントおよびブロードバンド・サービス事業者向け機器事業を
世界的に展開する日本の大手メーカーである住友電工ネットワークス株式会社に
よって開発されました。

STのOrlyは、Linux、Android Ice Cream SandwichおよびHTML5をベースとする
住友電工ネットワークス社の世界的なSTB用ミドルウェア・プラットフォームに
最も適したハイエンドSoCであるとして採用されました。特に、Orlyのデュアル・
コアARM(R) Cortex(TM)-A9 MPCore(R)プロセッサにより、STBはAndroid(TM)オペ
レーティング・システムを動作させることが可能な他、モバイル・エコシステム
を含む新規市場への参入が容易になります。さらに、ARM Mali(R) 3Dグラ
フィック・プロセッサの統合で、住友電工ネットワークス社はAndroidベースの
サービスにおける多彩なユーザ・インタフェースの設計が可能になりました。

STのOrlyは、専用のリアルタイム・マルチメディア・プロセッサ、多規格対応の
ビデオ・デコーディング・エンジン、HDおよび3DTV規格対応の高性能ビデオ・
エンコーディングを統合し、高品質で革新的な放送およびインターネット・
サービスに理想的なプラットフォームを提供します。また、優れた処理能力に
基づく高速トランスコーディングが、住宅内のPC、テレビ、タブレット、モバ
イル機器を利用したマルチ・スクリーン体験を実現します。その他、最新の限定
受信規格とIPTV向けデジタル著作権管理(DRM)をサポートする高性能セキュリ
ティ・エンジン、OTT(Over-The-Top)やマルチ・スクリーン、DLNA(Digital
Living Network Alliance)マルチ・ルーム対応、Faroudjaビデオ・エンハンス
メント技術、メディアおよびデータ駆動型アプリケーション、インターネット
動画標準規格のサポート等の特徴があります。

SoC専用のSTのソフトウェア開発キット(SDK)は、住友電工ネットワークス社に
おけるスマートIPTV用STBの開発の簡略化ならびに開発期間の短縮に向けた取り
組みをサポートしました。また、SDKは、STB上におけるAndroidの駆動ならびに
IPTV専用ミドルウェアを統合する上で必要なコンポーネントとツールを提供する
だけでなく、ネイティブのAndroidツールによる多彩なユーザ・インタフェース
開発もサポートしています。

NTTぷらら社の取締役技術本部長 永田 勝美氏は、次の様にコメントしています。
「当社は、スマートテレビ対応新チューナーの提供により、ユーザインター
フェースの操作性向上や、トリプルチューナー機能を実現しました。日本初と
なるクラウドゲーム『ひかりTVゲーム』や様々なアプリを楽しめる『ひかり
TVアプリ』にも対応することで、お客さまそれぞれのライフスタイルにあった、
より便利なスマートテレビサービスを提供していきます。」

住友電工ネットワークス社の取締役 兼 第2技術本部長である西本 裕明氏は、
次の様にコメントしています。「当社は、IPTVサービスの高度な機能とシーム
レスなエンド・ユーザ体験を提供できる次世代STBを開発できたことに大変満足
しています。当社の新世代SmartTV向けSTB共通ミドルウェア・プラットフォーム
『StreamCruiser(R)』はSoCアーキテクチャに依存せずAndroid/Linuxおよび
HTML5アプリケーションからハードウェア・エンジンへのセキュアなアクセスと
マルチ・コアの最適な利用を可能とするAPIを提供するソリューションです。
これにより、お客様は事業戦略、商品企画、期待されるユースケースに最適な
SoCを選択することができます。」

STのデジタル・コンバージェンス・グループ、バイス・プレジデント 兼 ユニ
ファイド・プラットフォーム事業部ジェネラル・マネージャであるLaurent
Remontは、次の様にコメントしています。「NTTぷらら社ならびに住友電工
ネットワークス社がSTと協力することを選択し、住宅内の複数のネットワーク
対応機器にシームレスかつ高品質な視聴環境と革新的なサービスを提供する
次世代STBが実現したことを嬉しく思います。」

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロ
セッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供
する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・
セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( (リンク ») )をご覧ください。

株式会社NTTぷららについて
NTTぷららは、映像配信サービス「ひかりTV」、インターネット接続サービス
「ぷらら」、 IP電話「ぷららフォン」などを運営し、2013年3月末現在552万の
会員様にご利用いただいています。「ひかりTV」はネットを通じてご自宅の
テレビやスマートフォン・タブレット端末などさまざまな機器で、人気の映画や
ドラマ、アニメなどのビデオ作品や専門チャンネル、さらにはショッピングなど
をお楽しみいただけるサービスです。2008年3月サービスを開始以降、先進的な
サービスを提供することを心がけてきました。お客さまのニーズが多様化し急激
に変化を続ける現代において、NTTぷららでは常にスピード感をもって対応する
ことで、よりご満足いただけるサービスを追及しています。

住友電工ネットワークス株式会社について
住友電工ネットワークス株式会社は、住友電気工業株式会社の全額出資会社で、
ブロードバンド・アクセスとIPTV機器のトップ・サプライヤとして、情報通信
技術産業で活躍するお客様に、高い性能と信頼性を備えた革新的な製品を提供
しています。製品群には、ADSL、VDSL、GE-PON、VoIP(Voice Over IP)、BBR
(BroadBand Router)、HGW(Home GateWay)、ワイヤレス・ブロードバンド、
PLC(Power Line Communication)、IPTVセット・トップ・ボックス、ハイブ
リッド・セット・トップ・ボックス、およびCDN(Content Delivery Network)
等があります。住友電工ネットワークス株式会社は、常に技術革新を追求し、
通信事業者様における収益性の向上と豊かなコンスーマ体験の提供に貢献して
います。

住友電気工業株式会社について
住友電気工業株式会社は、光ファイバ / ケーブル / 部品、先端電子デバイス
および自動車用部品の設計・製造・販売を行っています。効果的な研究戦略と
多様化により、情報通信産業の最前線における世界的なリーディング・カンパ
ニーの1社となっています。また、光技術における住友電工の世界トップ・
クラスの研究、製造能力によって、業界トップ・レベルの信頼性を維持し、常に
製品ポートフォリオを拡大・強化しています。住友電気工業株式会社は、世界
30ヵ国に18万人の従業員を配し、グローバルに事業を展開しています。
2012年3月決算の住友電工グループの売上高は、260億ドルでした。
( (リンク ») )

◆STへのお問い合わせ先
お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス株式会社
デジタル製品グループ
TEL : 03-5783-8340 Fax : 03-5783-8216

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]