【日本のモバイル利用動向】スマホユーザー、1年間で67%の伸び／音楽ストリーミングサービス利用者はゆるやかに増加傾向

コムスコア・ジャパン株式会社は本日、携帯電話の包括調査データベースの　「モビレンズ（MobiLens）」を通じて分析した、日本における携帯電話利用者の最新状況に関する2013年2月までの3ヶ月平均のレポートをリリースしました。調査によると、全携帯電話利用者のうち2013年2月時点でスマートフォンをメインの端末として利用しているユーザーは31.6%、フィーチャーフォンは68.4%となりました。また、スマートフォンユーザーの音楽・ラジオのストリーミングサービスの利用者数は94万人となり、前年同月比71%の増加でした。


スマホユーザーは3,243万人、OSはアンドロイドがトップシェア

2013年2月までの3ヶ月平均データによると、日本のモバイルユーザーでスマートフォンをメインに利用しているユーザーは3,243万人で、1年間で67%の増加となりました。フィーチャーフォンをメインに利用しているユーザーは7,026万人となり、依然として全体の7割を占めています。スマートフォンのOS別シェアの1位はアンドロイドで64.7%、2位がアップルで33.5%、3位のマイクロソフトは前年同月よりも下がり、1.6%となりました。（図1、2）


フィーチャーフォンの約半数は55歳以上、スマホは25-44歳

スマートフォンおよびフィーチャーフォンの男女別の割合は、フィーチャーフォンは女性が52.2%と半数以上を占めたのに対し、スマートフォンでは男性が54.9%、女性が45.1%と逆転する結果になりました。年代別では、フィーチャーフォンの利用は65歳以上と55-64歳の高齢者層に多く、一方のスマートフォンは25-34歳、35-44歳の働き盛りの層に多くなっています。（図3）


音楽・ラジオストリーミングサービス利用者は94万人で増加傾向

日本におけるスマートフォンユーザーの音楽・ラジオストリーミングサービスの利用者数は2013年2月時点で94万人となり、1年前と比較して71%の増加となりました。一方の米国では3,745万人が利用し、前年同月比125%と、日本よりも増加率が高い結果となりました。また、日本で最も利用されているストリーミングサービスはradiko.jpで、トップ5のうちのシェアは41%。2位はSonyの17%、music.jpが3位で16%、TuneIn Radioが14%、そして5位に12%のListen Musicと続きました。（図4、5）


今回の調査結果を受けて、コムスコア・ジャパン株式会社カントリーマネージャーの前川洋輔は次のように述べています。
「デバイスで見ると、2013年2月までの1年間で日本のスマホユーザーは67%伸びたものの、依然としてフィーチャーフォンユーザーが大多数を占めています。コンテンツでは、音楽・ラジオのストリーミングサービスはスマホユーザーの増加に比例した傾向にあるという実態が明らかになりました。ただ、前年同月比では71%の増であり、アメリカの前年同月比125%には伸び率という点では及ばないのが現状です。今後に関しては、３月にDeNAがGroovyを、レコチョクがレコチョクBestの提供を開始し、また年内のSpotify日本進出が噂されるなど活発な動きが続いていることから、2013年が国内音楽・ラジオストリーミングサービスの黎明期となることを期待するとともに、それを支えるデバイスにおけるTizenやFirefox OSなどの第三極の動きに注目が集まるものと見られます。」


モビレンズについて

コムスコア「モビレンズ（MobiLens）」はユーザーがメインで使用している携帯電話端末について調査したデータです。携帯電話利用者5000人以上を対象にした毎月頻度の調査で、サブ機（2台目、3台目など）として利用されている端末は数値に含まれません。
モビレンズについての詳細は、以下をご覧ください。
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コムスコアについて

コムスコア・ジャパン株式会社は、デジタル・ワールドの利用動向調査における分野で世界をリードするグローバル・カンパニーである、米コムスコア（comScore, Inc. NASDAQ: SCOR）の日本法人として、携帯端末からPCまで世界中のデジタル・マーケティングの可視化情報を提供しています。
本社：東京都港区六本木6-15-1 六本木ヒルズけやき坂テラス4階
カントリーマネージャー：前川　洋輔
URL：www.comscore.com/jpn
問い合わせ：03-5413-1245／jp_administration@comscore.com

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