スマートフォンやデジタル・カメラの手ブレ補正機能向けジャイロ・センサを発表

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2013-09-17 09:40



多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、コンスーマ・
携帯型機器向けMEMSセンサをはじめ、世界トップのMEMSメーカー(1)である
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマートフォンや
デジタル・カメラの光学手ブレ補正機能に最適化された、ジャイロ・センサの
新ファミリを発表しました。

光学手ブレ補正は、今日のスマートフォンやデジタル・カメラに必須の機能と
なっています。レンズをリアル・タイムに動かし、カメラの物理的な動きを補正
することは、画像の鮮明度を飛躍的に向上させます。特に薄暗い場所で写真を
撮る場合や、露光時間が長く、手ブレにより画像がぼやける場合に有効です。

さらに、新しい2軸ジャイロ・センサ(L2G3IS)および3軸ジャイロ・センサ
(L3G3IS)は、信頼性を最大限に確保するため、センサ・マスが持つ単一の振動
周波数、約20KHzで動作します。これらのジャイロ・センサは、振動周波数の
高さと機械的構造により、多くのユーザが本体組み立て前のデバイス洗浄で使用
する超音波洗浄装置(通常約30kHz動作)によって引き起こされるデバイス損傷
への耐性を向上させています。

STのモーションMEMS事業部ジェネラル・マネージャであるFabio Pasoliniは
次の様にコメントしています。「MEMSジャイロ・センサは、直観的なジェスチャ
認識による画期的なユーザ・インタフェースに加え、光学手ブレ補正機能の実現
により、スマートフォンやデジタル・カメラに大きなメリットを提供します。
LxG3ISファミリでは、STの実績のあるMEMS製造技術とサプライチェーンの強みを
手ブレ補正機能向けに最適化し、損傷への耐性を向上させました。」

この他、新製品の重要な技術的特徴として、±65 dps / ±130 dpsの検出範囲、
SPIデジタル・インタフェース、内蔵温度センサおよび帯域幅選択可能な内蔵
ローパスおよびハイパス・フィルタがあります。これらの新製品は、2.4~3.6 V
の電源電圧で動作し、LGA-16(3 x 3.5 x 1mm)パッケージで提供されます。

調査会社であるIHS社によると、STのMEMSおよびセンサの2012年売上は19%以上
成長し、約8億ドルに達しました。また、MEMSおよびセンサが最も使用される
モバイル機器やタブレット向けモーション・センサ市場において、STの市場
シェアは48%にのぼり、2位メーカーの2倍を超えています。

MEMSのワンストップ・サプライヤであるSTは、加速度センサ、ジャイロ・センサ、
圧力センサ、磁気センサ、MEMSマイクロフォンの包括的ポートフォリオを提供
しており、これらのセンサをオンボード信号処理、制御機能、センサ統合アルゴ
リズム、無線コネクティビティと共にマルチセンサ・モジュールに集積すること
ができます。MEMS市場のリーダーであるSTは、800件以上のMEMS関連特許を保有
し、最先端のMEMS技術開発に取り組んでいます。また、コンスーマ・エレクトロ
ニクス、ヘルスケア、環境科学などのさまざまな分野において、新たな
アプリケーションを切り拓く可能性のあるインテリジェントで独立した
センシング・デバイスの実現をリードしています。

L2G3ISおよびL3G3ISは、現在サンプル出荷中です。単価は、1000個以上の購入時
にL2G3ISが2.37ドル、L3G3ISが3.38ドルです。

さらに詳しい情報は、
(リンク ») をご覧ください。

(1) IHS:MEMS H2 2012 Special Report

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を
提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・
セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2012年の売上
は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( (リンク ») )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
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