フリースケール、Oracleとのパートナーシップを拡張して 「モノのインターネット(IoT)」を推進

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社

From: PR TIMES

2013-10-02 15:00

IoT時代の新しい魅力的な製品/サービスの開発を促進する技術や 標準規格の確立に向けたコラボレーション

2013年9月13日米国Freescale Semiconductor, Inc.発表本文の抄訳です。

カリフォルニア州サンフランシスコ(JavaOne)-2013年9月23日-フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)とOracleは、「モノのインターネット(IoT)」の急速な進化に貢献するべく、広範なパートナーシップを構築することで合意しました。

両社の協業により、Javaプラットフォームとフリースケール製プロセッサがIoTサービス・プロバイダやOEM機器メーカーにもたらす優位性に焦点を当てた共同エンジニアリング、マーケティングおよび規格策定のための新たな取組みに向け道を拓きます。

フリースケールの上席副社長 兼 マイクロコントローラ・グループ担当ジェネラル・マネージャであるジェフ・リースは、次のように述べています。「IoTの持つ巨大なポテンシャルについては、誰も否定しようがありません。ただし、これを現実のものにするには、業界リーダーが団結して、ビジョンを現実に変える取り組みを積極的に推進する必要があります。幅広い採用実績、オープン・ソース・モデル、巨大な開発エコシステム、明確なロードマップといった特長を備えるJavaテクノロジは、IoTの要件を満たす上で理想的です。フリースケールの持つ広範な組込みプロセッサ・ポートフォリオの優れた処理性能やセキュリティ性能をJavaと強力に組み合わせることで、IoTの進化において際立った役割を担うことができます。」

IoT向けJava規格の策定
協業の一環として、フリースケールは、Javaコミュニティ・プロセス(JCP)に参加し、Oracleや他のJCPメンバと共にJavaプラットフォームの標準技術仕様の策定を促進します。フリースケールがJCPにおいて当初重視するのは、IoT対応製品において組込みインテリジェンスを実現する低価格で微細化プロセスのマイクロコントローラなど、リソースに制約のあるプロセッシング・プラットフォーム向けのJavaとなります。

また、フリースケールは、OpenJDKコミュニティにも参加し、Oracleとの協業を通じて、フリースケールi.MXアプリケーション・プロセッサ向けにJavaを拡張しつつ、IoT向けJava APIのオープンな実装に貢献します。

OracleのJavaプラットフォーム開発担当副社長であるNandini Ramani氏は、次のように述べています。「フリースケールは、長年にわたり組込みプロセッシングのパイオニアとして活躍しており、自分たちの技術をいかにして活用すれば使いやすく革新的な製品開発を加速できるかという点で比類のない明確なビジョンを持っています。フリースケールの専門知識と洞察力は、IoT時代におけるJavaの進化と成功において欠かせない要素です。両社の協業はすでにさまざまな領域で進展を見せており、『JavaOne San Francisco 2013』においてこれを見せることができることを誇りに思います。今後も協業関係を拡張し、OracleとフリースケールがIoT時代のリーダーに位置付けられるよう、幅広い製品や取り組みをカバーしていくことを両社共に期待しています。」

IoTの技術革新を促進する密接な技術協力
フリースケールとOracleは、標準規格の策定以外にも、次世代IoT製品開発の加速・簡素化に向けた技術イニシアチブで協力を進めます。両社は、Oracle Java ME Embeddedを実績のあるフリースケールMQX(TM)組込みOS上で幅広いフリースケール製マイクロコントローラを対象にシームレスに実行できるようにする抽象化レイヤ技術を構築する予定です。これにより、革新的なIoTエッジ・ノード製品を開発する上で、利用できるプロセッシング・プラットフォームが劇的に拡大します。また、両社は、広く普及しているフリースケールi.MX 6シリーズ・アプリケーション・プロセッサ上でJavaを最適に実行する技術や、フリースケールの「ワンボックス」リファレンス・プラットフォームの開発にも取り組むことを予定しています。このプラットフォームは、フリースケールの半導体製品とOracle Java SE Embeddedをベースとする新しいセキュアなサービス・プラットフォームで、ホーム/産業/製造オートメーション市場を対象にIoTサービスの導入と管理を標準化および統合化します。

「JavaOne San Francisco 2013」におけるフリースケール
フリースケールは、「JavaOne San Francisco 2013」のダイヤモンド・スポンサーです。フリースケールのエグゼクティブが「IoTセキュリティ」と「IoTにおけるJavaの重要性」というテーマで基調講演を行いました。また、「JavaOne San Francisco 2013」では、ワンボックス・プラットフォームをはじめとして、IoTに向けたフリースケールとOracleの協業成果のデモンストレーションを行ないました。

フリースケール・コネクテッド・インテリジェンス
フリースケール・コネクテッド・インテリジェンスは、「モノのインターネット」が持つ可能性を現実化します。フリースケールは、ノード・デバイス側の組込みインテリジェンスから、クラウドにつながるネットワークに至るまで、スケーラブルでシステムに焦点を置いた処理性能とコネクティビティを提供する類を見ない能力を備えており、フリースケール・コネクテッド・インテリジェンスはそれを反映したものです。フリースケール・コネクテッド・インテリジェンスは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスと重要なパートナーシップ、専門知識を結合して、インテリジェント・システムの設計を簡素化し、「モノのインターネット」に向けた技術革新を促進します。詳細については、www.freescale.com/intelligenceのWebサイトをご覧ください。
 

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。


FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
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