アルテラ、 Stratix 10 SoCにクアッドコア64 ビットARM Cortex-A53の搭載を発表

日本アルテラ株式会社

From: PR TIMES

2013-10-30 11:13

●Stratix(R) 10 SoC: インテルの 14nm トライゲート・プロセスで製造、業界で最も汎用性の高いヘテロジニアス・コンピューティング・プラットフォームを実現

アルテラ・コーポレーションは、米国時間 10 月 29 日 (日本時間: 10 月 30 日)、インテルの 14nm トライゲート・プロセスで製造される Stratix(R) 10 SoC デバイスに、浮動小数点 デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)ブロックと高性能 FPGA ファブリックを補完する、高性能クアッドコア 64 ビット ARM(R) Cortex(TM)-A53 プロセッサ・システムを採用したことを発表しました。

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間 10 月 29 日 (日本時間: 10 月 30 日)、インテルの 14nm トライゲート・プロセスで製造される Stratix(R) 10 SoC デバイスに、浮動小数点 デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)ブロックと高性能 FPGA ファブリックを補完する、高性能クアッドコア 64 ビット ARM(R) Cortex(TM)-A53 プロセッサ・システムを採用したことを発表しました。

この汎用性の高いヘテロジニアス・コンピューティング・プラットフォームは、OpenCL を含む、アルテラの先進的なシステム・レベルのデザイン・ツールと組み合わせて使用することで、データセンターのコンピューティング・アクセラレーション、レーダー・システム、通信インフラストラクチャなどの広範なアプリケーション向けに、類いまれな適合性、性能、電力効率、設計生産性を提供します。

ARM Cortex-A53 プロセッサは、SoC FPGA では初めての採用となる64ビット・プロセッサで、その性能、電力効率、データ処理能力、先進機能から、Stratix 10 SoC に最適なプロセッサです。Cortex-A53 は、ARM社のアプリケーション・クラス・プロセッサの中で、最も電力効率に優れたプロセッサの一つですが、14nm トライゲート・プロセスで提供時には、現在最も高い性能を発揮する SoC FPGA と比較して、6倍以上のデータ処理能力を実現します。また、仮想化、最大 256 テラバイトのメモリ範囲、L1 および L2 キャッシュでのエラー・コレクション・コーディング(ECC)のサポートなど、重要な機能も提供します。さらに、Cortex-A53 コアは、Cortex-A9 オペレーティング・システムとコードを変更せずに実行できる32ビット・モードで動作でき、アルテラの 28nm および 20nm SoC FPGA からの、円滑なアップグレード・パスを提供します。

ARM 社のプロセッサ部門担当エグゼクティブ・バイスプレジデントおよびゼネラル・マネージャのトム・クロンク(Tom Cronk)氏は、「アルテラが、最先端のヘテロジニアス・コンピューティング・プラットフォームを開発するために、DSP および FPGA プロセッシング・エレメントを補完する最適なソリューションとして、最小消費電力の64ビット・アーキテクチャを採用したことを大変嬉しく思います。Cortex-A53 プロセッサは、業界先進の優れた電力効率と卓越した性能水準を提供し、ARM 社の エコシステムと革新的なソフトウェア・コミュニティによりサポートされています」と述べています。

インテルの14nm トライゲート・プロセスと強化された高性能アーキテクチャを採用したアルテラのStratix 10 SoCは、既存の28nm ハイエンドFPGAの2倍となる1GHz以上のプログラマブル・ロジック性能を備えています。
エンベデッド・リサーチ・ファームの大手であるリンリー・グループの主席アナリスト、リンリー・グエンナップ(Linley Gwennap)氏は、「ハイエンド・ネットワーキングおよび通信インフラは、消費電力効率を上げながらシステム性能を最大化すべく、ヘテロジニアス・コンピューティング・アーキテクチャへの移行が急速に進んでいます。シリコン・コンバージェンスならびに高位デザインツール・サポートというStratix 10 SoCでの取り組みによって、アルテラは、ヘテロジニアス・コンピューティング・プラットフォームの提供の最前線に立つことになります」と述べています。

アルテラは、第三世代SoCポートフォリオの全製品に ARM プロセッサを標準搭載することで、ソフトウェア互換性と、ツールとオペレーティング・システムをサポートする共通の ARM エコシステムを提供します。組込みシステムの開発者は、業界唯一の FPGA 対応デバッグ・ソフトウェアである ARM(R) Development Studio 5(DS-5(TM))Altera(R) Edition ツールキット・ソフトウェア を含む、アルテラの SoC エンベデッド・デザイン・スイート(EDS) を使用することで、デバッグ・サイクルを短縮でき、またアルテラの OpenCL 向け ソフトウェア開発キット(SDK)を使用することで、OpenCL 高級言語を使用したヘテロジニアスな実装が可能となります。

アルテラのコーポレート・ストラテジおよびマーケティング担当シニア・バイスプレジデントのダニー・ビラン(Danny Biran)は、「Stratix 10 SoC により、設計者は新しい技術を取り入れながら、迅速な市場投入を可能にする、汎用性の高い強力なヘテロジニアス・コンピューティング・プラットフォームを利用できるようになります。複雑で高性能なアプリケーションにとって、シリコン・コンバージェンスは最善のソリューションであることから、Stratix 10 SoC にはお客様から大きな期待が寄せられています」と述べています。


アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC など、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラの FPGA/CPLD、ASIC に関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+、RSS でも情報提供を行っています。

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]