Cloudera、業界初のEnterprise Data Hubであり分析プラットホームであるCDH 5及びCloudera Enterprise 5を発表

Cloudera株式会社

From: PR TIMES

2013-10-31 16:00

~Cloudera Enterprise 5が、データマネジメントに新基準ーThe Enterprise Data Hubの基礎を築く~

カリフォルニア州パロアルトおよびNY州ニューヨーク発(現地時間2013年10月29日) - Apache Hadoop(TM)による企業のデータ分析、管理の第一人者であるClouderaは、Strata Conference + Hadoop World 2013において、ビッグデータプラットフォームのCloudera Enterpriseの第5世代を発表しました。



今回リリースする新製品では、Apache Hadoop 2により、大規模の構造化・非構造化のデータセットの蓄積・処理・分析を簡略化するという独自の機能を提供する一方、セキュリティを向上し、堅牢なデータ管理、サードパーティ・アプリケーションとの融合をより確かなものにしています。従来版を革新的にアップデートしたCDH (Cloudera's Distribution Including Apache Hadoop)を中核として、Hadoopのシステム管理に対応したCloudera Manager、Hadoopの監査・アクセス管理・データ発見およびデータリネージに対応したCloudera Navigatorへとそれぞれ強化することで、業界初のEnterprise Data Hubを実現しました。

「Cloudera Enterprise 5のリリースで、ClouderaはHadoopを分析指向のエンタープライズデータハブへ転換するという構想に向けて大きな前進を果たしたと言えます」とOvum の首席アナリストTony Baerは述べています。「インメモリのデータ階層化と、ユーザーが個別に定義する機能へのサポート強化は、企業が分析型データプラットホームに求める性能を発揮する上で必要不可欠です」

データを再考する―The Enterprise Data Hubの導入

各企業とも、現在データハブという目標を達成するために様々なシステムを採用しています。業務レポート用のデータウェアハウス、データを安全にアクセス可能にするためのストレージシステム、大規模な分析に使用する専門性の高い超並列データベース、ドキュメントを検索・調査するためのシステムなどがその一例です。これらのシステムは、従来のデータや作業フローに適しているものの、今日のデータ量や多様性の指数的な増大、そしてデータから洞察を得ようとするユーザ層の拡大に対応しきれているとは言えません。さらには、どのシステムも特定の種類のデータ・作業フローを対象に特定の目的を持って開発されているため、あらゆるビジネスユーザーが幅広く適切な情報にアクセスできるような枠組みを持ったシステムが存在しません。このたび発表されたハイブリッドなアプローチは、既存の設備投資の実用価値を高めつつ、データの価値を引き出すことができる、根本的に新しい方法となります。

目的はシンプルです。データの量・種類にかかわらず、オリジナルに忠実な状態で取得し組み合わせ、不要になるまで一か所に配置し、できるだけ速く、そこから得られる知見を全ユーザーに提供することです。そのために予算とリソースを最大限に有効活用します。

解決法は?それがThe Enterprise Data Hubです。全データを一か所に蓄積し分析する、しかも企業内の様々な業務(例えばバッチ処理や、エンタープライズ検索、高度な分析、インタラクティブSQL)と連動させ、これを既存のシステム、堅牢なセキュリティ、ガバナンス、データ保護、企業に必要なマネジメントなどに統合します。既存のインフラを補完しつつ、企業のデータマネジメントの新たな中心となるのがThe Enterprise Data Hubです。

Cloudera Enterprise 5― Apache Hadoopによるビッグデータの次世代プラットホーム

Cloudera Enterpriseは、顧客企業の強い要望に応えて開発され、企業が無尽蔵とも言えるデータやアプリケーションを1つのシステムで蓄積・処理・分析することを可能にしました。Cloudera Enterprise 5の最新機能により、お客様は進化したプラットフォームへ飛躍することができ、ビジネスにおける課題に一層幅広く効率的に対応するために今すぐ利用することができます。Clouderaをお使いになれば、急ピッチで増え続けるデータの量と多様性に対応でき、旧来のインフラで担っていたデータやワークロードを吸収しつつ、そうした既存のシステムの効率を最適化することが可能です。

Cloudera Enterprise 5は、企業が様々な難題に取り組むための唯一のプラットホームとなります。

・全ての企業データセットを自動的にアーカイブ化し、法令を遵守しながらも問合せ可能なアクセスを可能にします。
・データウェアハウスを補完してデータ・ワークロードの負担を減らし、業務の効率化、コスト削減に貢献するとともに、ETL/ELTデータ処理の迅速化を図ります。
・使い慣れたツールで、ビジネスインテリジェンスをより一層多くの量と種類のデータで裏付けます。
・データやドキュメントの検索を、ただ1つの環境下に整備して統一して行うことができます。
・リコメンデーションエンジン、不正防止、画像処理等の先進的な分析機能を多種多様に取り揃え、活用を促進します。

また、Informaticaのような戦略的パートナー様がリファレンスアーキテクチャを認証してお客様に対し恩恵をもたらしています。例えば、Informaticaと Clouderaでは、"Data Warehouse Optimization"ソリューションで協力し、データ量の増加に伴う容量不足、それによりパフォーマンスに障害が出たり高額なアップグレードに悩まされるといった、従来のデータウェアハウス基盤が直面している課題に取り組んでいます。


Cloudera Enterprise 5が今回実現したのは、主に以下の点です。

Time-to-Valueを上げる

・インメモリのHDFSキャッシング― HDFSのデータセットが、インメモリでキャッシュ可能となり、MapReduceのデータ処理性能を著しく向上させ、Cloudera Impalaの分析クエリレスポンスを一層高速化します。
・ユーザー定義関数(UDF):お客様自身が作成した不可欠なクエリ関数を、Cloudera Impalaと併せて利用でき、必要に応じてビジネスインサイトを得ることが可能です。既存の数理分析機能のポピュラーなオープンソースであるMADlibライブラリを活かし、インデータベースのアナリティクスの拡張も可能です。

効率改善

・リソースマネジメント―Cloudera Enterpriseでは、リソースマネジメントを進化させ、Hadoop、YARN (Yet Another Resource Negotiator)、及びCloudera Managerを強力に結び付けることで、単独のクラスタ上でデータ処理・分析に複数フレームワークを同時に稼動させます。今回初めて、管理者がワークロードのみならずワークグループごとにもリソースを割り当て、パフォーマンスと利用状況を確実に最適化することができるようになりました。例えば、優先度の高いデータ処理のために容量の50%をIT部門に割り当て、30%をアドホックなビジネス上のクエリに対応するマーケティング部門に割り当てる、といった柔軟性です。
・サードパーティのアプリケーションを統一管理:Cloudera ManagerによってClouderaのパートナーであるSAS, Revolution Analytics, Syncsortその他の製品を管理・監視しデプロイします。複雑なクラスタ環境を単独の直感力のあるインターフェイスで管理します。

包括的なデータ管理

・ビッグデータを管理し探索しますーCloudera Navigatorは、Hadoop上のデータの中央集権的な監査のほか、以下を実現します。
データ探索:アナリストやデータモデラーが、Cloudera Navigatorインターフェイスを通じてデータセットの検索・調査し、定義・タグ付けを行えます。これによって関連情報を吸い上げ、下流部門での分析・処理を支援します。
データリネージ:Cloudera Enterprise内のデータ量が増すにしたがって、そのデータの企業内での使われ方を把握することも重要となります。Cloudera Navigatorは、Hadoopでのデータ系統付け機能を業界で初めて実現し、法的規制を満たし、関連データセットを見つけ出し、データのガバナンスと保存ポリシーを順守できるようお客様を支援します。
・データ保護―HDFS及びHBaseが、データの紛失防止のためのスナップショット機能をサポートします。
・NFS上でデータ・アプリケーションにアクセス―Cloudera Enterpriseを、既存のファイルシステム内のデータおよびアプリケーションと簡単に統合し、NFSバージョン3をネイティブにサポートします。

「この5年間、弊社は世界中の企業がそれぞれに持っているデータの価値を捉えるために、各社と協業してまいりました。既存のアーキテクチャを整備し、実態を見抜くスピードをさらに上げられる、より安全で、信頼のおけるリアルタイムのデータプラットホームを求めるお客様の声は高まるばかりです」Clouderaの会長兼最高戦略責任者 (chief strategy officer)であるMike Olsonはこのように述べています。「マーケットが語り、我々はそれに耳を傾けます。Cloudera Enterprise 5に導入したこの新機能で、弊社は業界初のEnterprise Data Hubを実現します」


製品のご利用と説明書

パブリックベータ版のCloudera Enterprise 5及びCDH 5は現在利用可能です。
Cloudera Enterprise 5の詳細については、こちらををご覧ください。
(リンク »)
CDH 5について、あるいは無料ダウンロードは、こちらををご覧ください。
(リンク »)

Cloudera Enterprise Data Hubは、現在Cloudera Enterprise 4上でご利用いただけます。
詳しくは Cloudera ( info-jp@cloudera.com) までお問い合わせください。


<Clouderaについて>

2008年設立。Clouderaは、徹底的な検証を重ね、商用・非商用環境を問わず、世界で最も幅広く採用されているApache Hadoopディストリビューション「CDH」で、企業向けHadoop市場を開拓してきました。Clouderaは現在、ビッグデータ・プラットフォームである「Cloudera Enterprise」によってデータマネジメントソリューションを再定義し、すべてのデータに対する「Ask Bigger Questions(TM)」の実行と、より機知に富んだ実行可能なインサイトの迅速かつ容易な獲得を実現することで競争優位性をもたらす「価値」を提供し、企業を支援しています。また、Apacheオープンソースプロジェクトのトップコントリビュータとして、データプロフェッショナルの教育・育成を牽引しています。
700を超えるハードウェア/ソフトウェアベンダー及びサービスパートナーがClouderaと共に、さまざまな企業、組織のビッグデータ処理のお手伝いをしています。何万ものノードを管理し、さまざまな業界にまたがって数百ものお客様をもつClouderaは、エンタープライズにおけるHadoopの標準化を進めるカテゴリーリーダーとなっています。

▼Cloudera の情報は下記よりご覧いただけます。
・ウェブサイト(日本語): (リンク »)
・ブログ(日本語): (リンク »)
・Twitter(日本語): (リンク »)
・Facebook(日本語): (リンク »)


<報道関係者の方からのお問い合わせ先>

Cloudera株式会社
マーケティング担当:木林
press-jp@cloudera.com

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]