デジタル・フリーダムの4つのテーマと俳優デビット・ハッセルホフ氏の提案

ウィズセキュア株式会社

From: PR TIMES

2014-05-19 09:19

俳優デビット・ハッセルホフ氏とエフセキュアのミッコ・ヒッポネンは6日、ベルリンにてデジタル・フリーダムを求めるキャンペーンを開始し、クラウドソーシングによる宣言サイトをオープンします。

ヘルシンキ発 - フィンランド本社発表資料抄訳

デジタル・プライバシーは、今や攻撃に晒されています。しかし、ほかならぬエフセキュアのミッコ・ヒッポネンとF-Secure Freedomeアンバサダーで俳優のデビット・ハッセルホフ氏の支援により、私たち一人ずつが、この攻撃に対して一矢報いることができるようになりました。両氏はベルリンで開催されるre:publicaテクノロジー・カンファレンスで、デジタル・フリーダム・キャンペーンを開始します。このキャンペーンの最初に予定されているイベントは、クラウドソーシングによるデジタル・フリーダム宣言です。この宣言には、デジタル・プライバシーに関心を抱くすべての人が参加し、意見を寄せることができます。

このキャンペーンの目的は、デジタル・フリーダムと現代社会の脆弱さへの関心を喚起することです。スノーデン氏の告発で脚光を浴びた事実として、デジタル・フリーダムは、世界中で失われつつあります。今回のキャンペーンでは、近日開催されるプライバシー関連のイベントを推進するほか、プライバシーへの意識の高い他の組織と提携するデジタル・フリーダムに取り組む機関について紹介します。またこのキャンペーンおよび宣言では、デジタル・フリーダムの4つのテーマに取り組みます。

1. 大規模な監視からの自由

現代の二大イノベーションである携帯電話とインターネットは、私たちに対する監視ツールとして利用されるようになっています。PRISMに代表されるプログラムの問題点は、こうした監視プログラムが犯罪の疑いがある人物の監視だけでなく、政府が無実であると知る一般の人々をも秘密裏に監視していることです。

2. デジタルな迫害からの自由

おそらく皆様は、隠すことなど何もないとお考えでしょう。しかし、時の経過とともに状況がどのように変わっていくかは誰にもわかりません。現在は、データを破壊することよりも、データを永久に保持する方が安価ですが、皆様の現在のオンライン活動の一部が、今後自分の不利になるように使われるとしたらいかがでしょうか。法を遵守する国民が、そのような不安を抱えて生活するようではなりません。

3. デジタルな植民地化からの自由

テクノロジーは驚くほどのスピードで世界を大きく変えようとしています。しかし、技術的に可能であるからといって、それを無条件に自分たちの生活に受け入れなければならないということではありません。

4. デジタルなアクセスの自由、活動の自由、言論の自由

私たち個人のプライベートな発言や投稿・執筆は、いかなる政府機関の関心の対象となるべきものではありません。そして、私たちはプラットフォームへのアクセス、活動、言論の自由を求めて戦うべきなのです。

自由の追求

エフセキュア・セキュリティラボの主席研究員でセキュリティおよびプライバシーの専門家であるヒッポネンは次のように述べています。「私たちはこれまでの世代が対処する必要のなかった複雑な問題に取り組んでいます。インターネットやインターネットサービスを少しでも利用していれば、皆様は政府や企業によって追跡され、データを収集されています。デジタル・プライバシーとは一体どのようなもので、私たちが持つ権利とは何でしょうか。私たちはどのような世界に身を置きたいのでしょうか。この宣言をきっかけに、私たちはこうした疑問に敢然と立ち向かい、そして答えを出していきたいと考えています。」

ヒッポネンは、デジタル・プライバシーについて率直な発言を続けています。彼は10月に開催されたTEDトークの中で、また今年初めに開催されたRSAカンファレンスでの講演を取りやめた際にも、監視に対して反対する強い意見を表明しました。ハッセルホフ氏は現在、エフセキュアの新しいオンライン・プライバシーとセキュリティのVPNソリューションであるFreedomeのアンバサダーを務めています。自由が主に物理的な問題であった80年代における自由と正義のヒーロー、デビット・ハッセルホフが、再びデジタル・ワールドでの自由を求めて戦います。
皆様の声をお聞かせください

クリエイティブコモンズのライセンス付与が予定されているデジタル・フリーダム宣言には、デジタル・フリーダムやデジタル・プライバシーに関心がある方であればどなたでも、ご自分の考えや懸念、意見を寄せることができます。デジタル・フリーダム宣言は、デジタル・フリーダムを世界で推進していくための声明として活用されます。
デジタル・フリーダム宣言では、ベルリン時間の6日午後4時15分に予定されているヒッポネンとハッセルホフ氏の基調講演後、www.f-secure.com/digitalfreedomで皆様からの投稿の受付を開始します。わずか一行でも結構です。デジタル・フリーダムを求め、皆様の声を発して、このキャンペーンにご参加ください。

詳しい情報:
www.f-secure.com/digitalfreedom
freedome.f-secure.com

*エフセキュアの社名、ロゴ、製品名はF-Secure Corporationの登録商標です。
*本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

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