SciFinderとChemDrawの連携機能が利用可能に

ChemBioDraw Ultra 14からSciFinderの最も権威ある網羅的な化学情報に簡単アクセス

化学情報協会は、米 Chemical Abstracts Service (CAS) が発表したプレスリリースを受けて、国内向けに次のとおり、お知らせいたします。米 CAS の発表情報は下記をご覧ください。
(リンク »)




（オハイオ州コロンバス発、2014年6月18日）-化学情報の世界的権威であるChemical Abstracts Service (CAS)とPerkinElmerは、SciFinder と化学分野での代表的な作図ツールであるChemDraw の連携機能を公式に発表しました。

ChemDrawは化学者・生物学者向け描画ツールで、電子実験ノート（ELN）、データベース、論文などにそのまま利用できる質の高い図を作成することができます。SciFinderはCASの科学者が収集・組織化・索引した、化学および関連分野の文献、物質、反応の世界最大かつ権威ある情報源にアクセスできる研究者向けツールです。

PerkinElmerのインフォマティクス部門のプレジデントKaren Maddenは「ChemBioDraw UltraからSciFinderへのアクセスを提供することは、研究者が最前線の研究を常に参照できる点で革新的です。私たちが作り出したのは化学分野の代表的な2つ製品のシームレスな融合であり、ユーザーの反響が楽しみです」と語りました。

2013年12月に初めて発表されたCASとPerkinElmerの提携によって、ChemBioDraw Ultra 14で化学構造式を作図した後、直接SciFinderで構造検索を行うことが可能になりました。ChemBioDraw Ultraは構造式が単独の物質、または化学反応中の反応物もしくは生成物であるかを自動的に判別します。研究者は両製品を使用することで大幅な時間の節約ができます。

CASのマーケティング部門の最高責任者Christine McCueは次のように述べています。「化学および関連分野の権威あるコンテンツを研究者の必要に応じて提供することはCASの使命です。PerkinElmerのChemDrawとSciFinderを連携させることは、両製品のユーザーにとって有益で、研究者の日常業務に不可欠なソリューションを作り上げる素晴らしい共同作業でした」

SciFinder について
SciFinder は化学者を中心とする科学者向けの優れた研究ツールであり、科学者が生産性を上げ、新しい発見を加速するために必要不可欠なコンテンツと機能を提供しています。現在フォーチュン誌の売上高上位 500 社の有力企業、および世界中で 2,150 以上の大学・政府機関が SciFinder を利用しています。
▽詳しくは (リンク ») をご覧ください。

CAS について
米国化学会（American Chemical Society）の情報部門であるChemical Abstracts Service（CAS）は、化学情報の権威として世界に知られています。CAS は化学物質に関する世界の公開情報すべてを収集し組織化することを目的としている世界で唯一の機関です。CAS に所属する科学者が構築と品質管理を行っている CAS データベースは、最も網羅的で信頼性のあるものとして世界中の機関に認められています。CAS はこれらデータベースと最新の検索・解析技術を組み合わせた SciFinder やSTN の各製品・サービスなどを通じて、科学的な発見をサポートする最新かつ網羅的なデジタル情報環境を提供しています。
▽詳しくは (リンク ») をご覧ください。

【化学情報協会（略称：JAICI）について】
化学情報協会（所在地：東京都文京区）は、化学技術情報の流通を図るため 1971 年に設立されました。米国をはじめ世界各国の情報機関などと協力関係を築き、日本の研究者をサポートする情報センターとして、大学・企業などの情報取得・分析から研究・開発までを支援しています。
▽詳しくは (リンク ») をご覧ください。

プレスリリース提供：PRTIMES (リンク »)