ザイリンクス、2015 会計年度業績を発表、粗利益率は過去最高の 70% を達成、28nm 製品 ファミリ売上は大幅増で 5 億 8,000 万ドルに

ザイリンクス株式会社

From: PR TIMES

2015-04-28 10:52



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ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 4 月 22 日 (米国時間)、2015 会計年度(2015年3月期)の売上が 23 億 8,000 万ドルで、前年並みであったと発表した。2015 会計年度の純利益は 6 億 4,800 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 2.35 ドル) で、2014 会計年度の 6 億 3,000 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 2.19 ドル) から 3% の増益となった。

2015 会計年度第 4 四半期の売上は、前期比 4% 減、前年同期比 8% 減の 5 億 6,700万 ドルだった。2015 会計年度第 4 四半期の純利益は、リストラ費用 2,400 万ドル (希釈株 1 株当たり 0.08 ドル) もあり、1 億 3,500 万ドル (希釈株 1 株当たり 0.50 ドル) だった。

2015 会計年度第 4 四半期の会計報告 (2015 年 1 ~ 3 月)
GAAP (一般会計原則による)
(1 株当たりの利益以外は百万ドル単位)

2015 年度Q4 / 2015 年度Q3 / 2014 年度Q4 / 前期比 / 前年同期比
売上 / $567 / $594 / $618 / -4% / -8%
営業利益 / $159 / $190 / $190 / -17% / -16%
純利益 / $135 / $168 / $156 / -20% / -14%
1 株当たりの利益 / $0.50 / $0.62 / $0.53 / -19% / -6%

ザイリンクスの社長兼 CEO であるモーシェ ガブリエロフ (Moshe Gavrielov) は、「28nm 製品ファミリの売上は、すべてのエンド マーケットとすべての製品における幅広い成長に伴い大幅に増加しました。また、2015 会計年度の粗利益率は、過去最高の 70% を記録しました。これは、前会計年度の 69% から上昇しており、ザイリンクスが全体的な収益性の改善に向けて注力するとともに、厳しい取り組みを継続してきたことを証明しています」と述べている。

■ 地域別の売上構成
2015 年度Q4 / 2015 年度Q3 / 2014 年度Q4 / 前期比 / 前年同期比
北米 / 32% / 34% / 27% / -8% / 10%
アジア太平洋 / 37% / 39% / 43% / -8% / -20%
欧州 / 21% / 17% / 21% / 12% / -9% /
日本 / 10% / 10% / 9% / -5% / -5%

■ エンド マーケット別の売上構成
2015 年度Q4 / 2015 年度Q3 / 2014 年度Q4 / 前期比 / 前年同期比
通信/データセンター / 39% / 41% / 49% / -7% / -26%
産業機器/航空宇宙防衛 / 42% / 43% / 34% / -7% / 13%
放送、民生機器/車載 / 17% / 14% / 15% / 12% / 6%
その他 / 2% / 2% / 2% / -12% / -31%

■ 製品分野別の売上構成
2015 年度Q4 / 2015 年度Q3 / 2014 年度Q4 / 前期比 / 前年同期比
ニュー / 49% / 43% / 42% / 8% / 5%
メインストリーム / 29% / 29% / 34% / -6% / -22%
ベース / 19% / 25% / 21% / -25% / -14% /
サポート / 3% / 3% / 3% / 4% / -6%

■ 製品分類 :
ニュー プロダクト: Virtex(R)、Kintex™、Ultrascale、Virtex7、Kintex7、Artix™-7、Zynq™-7000、Virtex-6、Spartan™-6 製品ファミリ

メインストリーム プロダクト: Virtex-5、Spartan-3、CoolRunner™-II 製品ファミリ

ベース プロダクト: Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Virtex、Spartan-II、Spartan、 CoolRunner、XC9500 製品ファミリ

サポート プロダクト: コンフィギュレーション ソリューション、HardWire、ソフトウェアおよびサポート/サービス

■ 2015 会計年度の製品および財務ハイライト

・2015 会計年度、ザイリンクスの 7 シリーズ FPGA と Zynq-7000 ファミリを含む 28nm 製品ポートフォリオの売上は、5 億 8,000 万ドルを超えた。これは、前会計年度の約 3 億 8,000 万ドルから増加している。すべてのエンドマーケットとすべての製品が、28nm 製品ファミリの大幅な売上増加に大きく貢献した。

・2015 会計年度の粗利益率は、前年度の 69% から上昇して過去最高の 70% に達し、ザイリンクスは引き続き、粗利益率を向上させた。これは、プロダクト ポートフォリオ全体で利益率を高めることに持続的に注力してきた成果を反映している。

・2015 会計年度、ザイリンクスは、株主に過去最高となる 3 億 600 万ドルの配当を行い、6 億 5,000 万ドルで 1,530 万株の自社株買いを実施した。また、四半期配当を 1 株当たり 0.02 ドル増やし 0.31 ドルに増額したが、これは 2004 年に初めて配当を実施して以来 10 年連続の増配である。ザイリンクスは、過去 10 年間、営業キャッシュフローの 100% を配当と自社株買いの形で株主に還元してきた。

・ザイリンクスは、TSMC との緊密な協力のもと、業界で唯一の 20nm ハイエンドファミリで競合製品の 4 倍の容量を持つ業界最大の FPGA を含む 20nm の Ultrascale ファミリの出荷を開始した。Ultrascale ファミリは、20nm プレーナから 16nm FinFET テクノロジ、さらにはモノリシックから 3D IC まで展開の幅を広げている。また、ザイリンクスは、2016 会見年度第 1 四半期に TSMC とともにザイリンクス初の 16nm デバイスをテープアウトする準備を順調に進めている。

・ザイリンクスは、ソフトウェア開発環境 (SDx™) の強化を継続した。SDx は、FPGA に関する専門知識をほとんどあるいはまったく持たない開発者が、C、C++、OpenCL などの高水準プログラミング言語を使用して、オン/オフチップ業界標準プロセッサを有するプログラム可能なハードウェアを活用することを可能にする。ザイリンクスは、現在、3 つの異なる開発環境を提供しており、これらは、データセンター、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)、産業IoT (Internet of Things:モノのインターネット) などの分野において高成長をもたらす機会に狙いを定めている。

■ 2016 会計年度第 1 四半期 (2015 年 4 ~ 6 月) の事業展望

・売上は前期比横ばいから 4% 減と見込まれる。

・粗利益率は 69~70% になると見込まれる。

・営業経費は、企業買収に関連する無形資産の減価償却費 200 万ドルを含め、およそ 2 億 1,000 万ドルになると予想される。

・その他収益および費用は、差し引き約 1,200 万ドルの支出になると見込まれる。

・希釈ベースでの株式数はおよそ 2 億 6,600 万株になると見込まれる。

・第 1 四半期の税率はおよそ 13~14% になると見込まれる。

本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、 将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2016 会計年度第 1 四半期事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、顧客企業が活動するエンド マーケットの健全性、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、 ウェハ価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。

■ ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらのデバイスを次世代設計環境および IP とともに提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報はウェブサイト (リンク ») で公開している。

※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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