ClouderaとIntel、パートナーシップ確立から1年を経て、企業におけるHadoopの導入をより加速

クラウデラ

From: PR TIMES

2015-05-15 14:00

両社の新製品における機能強化とエコシステムにおける協業成果を発表

米国カルフォルニア州パロアルト - 2015年5月5日 発: Apache Hadoop(TM) をベースとした企業向けデータ分析マネジメント分野のリーダーであるCloudera(本社:カリフォルニア州パロアルト、CEO:Tom Reilly)は、本日、締結以来1年が経過したIntelとの協業体制が、ビッグデータによる革新をいかに促進したかという点について、その詳細結果を発表しました。両社による製品機能強化とエコシステム全体におよぶ協業は、セキュリティにおけるテクニカル面での優位性、4つのClouderaディストリビューションのリリースにおけるHadoopコアテクノロジーの最適化、そして、管理機能の向上などをもたらしました。さらに、両者のパートナー契約は、企業がビッグデータ分析を行う際のハードルを下げ、新たなソリューションやアプライアンス、そしてクラウドの導入を促進する結果となりました。

ClouderaとIntelは、暗号化のパフォーマンスを2.5倍向上するための[1] 製品強化の詳細を発表し、ワークロードに応じたわずか1%~4%のシステムオーバーヘッドで、Hadoopのデータセットを暗号化できる[2]としています。Intel(R) AES New Instructions (Intel(R) AES-NI) を組み入れた、最新のIntel(R) Xeon(R) プロセッサ上でApache Hadoopを実行することで、Clouderaディストリビューションの最適化を図り、重要なエンタープライズデータをより強固に保護することができます。この結果、システムパフォーマンスに与える影響を最小限に抑えながら、データベース全体を暗号化することが可能となり、Hadoopのジョブ実行の高速化や、追加ジョブの実行に向けたリソース割り当てが実現されることで、ビジネス分析を促進します。

昨年実施されたIntelによる7億4,000万ドルに上るClouderaに対する投資に応え、Clouderaのソフトウェアサブスクリプション更新による売上は前年比100%の伸びを示し、エンタープライズ向けソフトウェアサブスクリプションの顧客数も、85%の伸びとなりました。Clouderaでは、2015年、世界各地における成長を加速するため、中国を始めとする成長地域に、新たなオフィスを開設しています。

さらに両社は、企業がHadoopを迅速に導入できるように、新たなソリューションの提供を加速しています。Intelのソフトウェア開発チームは、4つの製品に関してClouderaのエンジニアリングチームと協業しています。この中には、Apache HadoopのIntelディストリビューションの独自機能のClouderaディストリビューションへの組み込み、現在および将来のIntel(R) アーキテクチャプロセッサの優位性を最大限に活かすソフトウェアの最適化などが含まれています。また、IntelとClouderaは、両者のエコシステムにおける主要パートナーと共に、新しい機能の提供や、主要なエンタープライズソフトウェアとCloudera Hadoopおよびデータセンター管理ツールとの連携、先端プロバイダーのインメモリ分析機能とデータをシームレスにパイプライン接続するための開発などを行っています。

ClouderaのCEOであるTom Reillyは次のように述べています。「これまでのIntelとのパートナーシップにより、オープンソースHadoopプロジェクトに対してパフォーマンスやセキュリティ、管理機能の強化をコミットし、Hadoopによる革新を加速することができました。両社のゴールは、ビッグデータがその潜在能力を最大限発揮できるようにすることであり、顧客企業がエンタープライズデータハブを導入することで、既存の資産や投資にどこからでも、いかようにもアクセスでき、最終的には、該当企業がインフォメーションドリブンな企業へと変貌を遂げられるようにすることです。両社のパートナーシップによって、企業におけるオープンプラットフォームとしてのHadoop導入が劇的に拡大し、より多くの企業がビッグデータ分析のメリットを享受できるようになっています」

Intelのデータセンターグループ担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのDiane Bryant氏は、次のように述べています。「Clouderaと協業し、Intelの強みであるデータセンターテクノロジーを持ち込むことで、Apache Hadoopのパフォーマンス、スケーラビリティ、セキュリティ機能を強化し、データマネージメントに対する革新を加速できます。両社の技術的な取り組みと、強力なパートナーエコシステムを活用することで、ビッグデータソリューションの開発を促進し、どんな規模の企業でも、容易にデータから明確なビジネス価値を獲得ようにします」

顧客導入事例

ClouderaとIntel両社は、金融サービス、テレコム、ヘルスケア、リテール、テクノロジー業界などにおける、各企業のデータ管理機能を向上し、データからいち早く知見を見出し、革新的なビジネス結果が得られるようにします。

・Caesars Entertainment: 施設全体のカスタマーエクスペリエンス向上のためにデータを活用するカジノエンターテイメント企業Caesarsは、Intel Xeon E5ファミリーとIntel(R) Ethernet Converged Network Adapter使って、Clouderaディストリビューションを稼働させることで、新しいHadoop環境を構築しました。Caesarsは、このソリューションによって、以前は6時間かかっていた主要なジョブの処理時間を45分に短縮し、分析対象を非構造化データや準構造化データにまで拡大しました。今やCaesarsは、高速で正確な分析により、あらゆるデータソースから最大限の価値を引き出すことができます。また、得られた知見を応用し、より効果的なマーケティングキャンペーンのためのカスタマーセグメンテーションや、PCIデータセキュリティスタンダードに対応できるようセキュリティの向上を図っています。

・Cerner Corporation:ヘルスケアテクノロジーのリーダーであるCernerは、Intel Xeonプロセッサベースのサーバ上のApache Hadoopを含むClouderaディストリビューションによって、エンタープライズデータハブ (EDH) を構築し、人の健康状態を総合的に把握できる機能を実現しました。EDHは、膨大な量のソースを確実に取り込み、人の健康状態をより鮮明に描き出すことで、より効率的な潜在リスクの予測を可能にします。例えば、Clouderaのソリューションは、以前よりずっと高い正確さで、対象者が致命的な血流感染にかかる可能性を判断するシステムの構築に役立っています。

・eHarmony: 毎日数百万の人々の出会いをコーディネートするオンラインデートサイトの提供会社eHarmonyは、最近、XeonプロセッサE5ファミリーとApache Hadoopを含むClouderaのディストリビューションを使って、膨大な量のさまざまなデータを分析できるクラウド環境を更新しました。クラウド環境から、よりパーソナライズされた結果を得ることで、関係構築機会を向上させる複雑な分析も可能になりました。

・MasterCard: MasterCardは、PCIデータセキュリティスタンダードに準拠するため、Apache Hadoopも含め、Clouderaディストリビューションを導入した最初の企業です。Intelベースのサーバ上にClouderaディストリビューションを構築することで、MasterCardでは、既にPCI認定された環境と、Hadoopデータセットを統合することができました。

Clouderaについて

Cloudera は、業界初の Apache Hadoop™ 上のエンタープライズデータハブである、ビッグデータ向け統合プラットフォームで、エンタープライズデータマネージメントの変革を続けています。Cloudera は、すべてのデータを1ヶ所にストアし、処理・分析することで、既存の投資に対する価値を高めると同時に、全く新たな方法でデータから価値を引き出すための手段を提供します。保存、アクセス、管理、分析、セキュリティ、検索など、重要な業務データを扱う上で必要なソフトウェアを含む、エンタープライズデータハブに必要なすべてを提供できるのは、Cloudera だけです。また、Hadoop プロフェッショナルの有数の育成機関として、全世界で 30,000 名以上の人々を教育してきました。さらに、1,450以上のパートナーとベテランのプロフェッショナル・チームが高い時間価値を提供します。エンタープライズデータハブを確実に稼動させるために必要となる、予知・予見的なプロアクティブサポートを提供できるのは Cloudera だけです。すべての業界の先端企業や世界中の公的機関で、Cloudera はその実務に活用されています。

▼Cloudera の情報は下記よりご覧いただけます。
・ウェブサイト : (リンク »)
・ブログ : (リンク »)
・Twitter : (リンク »)
・Facebook : (リンク »)

【報道関係者の方からのお問い合わせ先】
Cloudera株式会社
マーケティング担当:木林
press-jp@cloudera.com

Cloudera、Cloudera’s Platform for Big Data、Cloudera Enterprise Data Hub Edition、Cloudera Enterprise Flex Edition、Cloudera Enterprise Basic EditionおよびCDHは、Cloudera Inc.の米国および他国の管轄権における商標または登録商標です。
IntelおよびXeonは、Intel Corporationの米国およびその他の国における商標です。
その他の社名および製品名は、一般にその各社の標章または商標です。

[1] Cloudera Hadoop* Single-Node Encryption Performance Case Study on Intel(R) Xeon(R) E5-2600 v3 Product Family
(リンク »)

[2] クラスタ構成: 2 TB data set on 10-node cluster with 1 name node/resource manager, 1 Cloudera* services node, and 8 data nodes. Each node configured as Intel(R) Server System R2208WTTYS with two Intel(R) Xeon(R) processor E5-2699 v3 (18C, 2.3 GHz, 45 M, 145 W),128 GB DDR4 memory, Intel(R) Ethernet Controller X540-AT2 (10 Gbps), 1 x 32 GB Intel(R) SSD X25-E Extreme OS drive, 7x4 TB HDD 7 HDDs, 4 TB each. Seagate Constellation ES.3 ST4000NM0033 4 TB 7200 rpm 128 MB Cache SATA 6.0 Gbps 3.5"; 1 x 800 GB Intel(R) SSD DC P3700 for temp drive; Cent OS 6.5*, CDH v5.22 TB data set on 10-node cluster with 1 name node/resource manager, 1 Cloudera* services node, and 8 data nodes. Each node configured as Intel(R) Server System R2208WTTYS with two Intel(R) Xeon(R) processor E5-2699 v3 (18C, 2.3 GHz, 45 M, 145 W), 128 GB DDR4 memory, Intel(R) Ethernet Controller X540-AT2 (10 Gbps), 1 x 32 GB Intel(R) SSD X25-E Extreme OS drive, 7x4 TB HDD 7 HDDs, 4 TB each. Seagate Constellation ES.3 ST4000NM0033 4 TB 7200 rpm 128 MB Cache SATA 6.0 Gbps 3.5"; 1 x 800 GB Intel(R) SSD DC P3700 for temp drive; Cent OS 6.5*, CDH v5.2.

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