キヤノンマーケティングジャパンがプロダクション事業を強化、業務用高速連帳プリンター“Oce MonoStream 500”など3機種を発売

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

From: PR TIMES

2015-07-07 13:00

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(代表取締役社長:峯松憲二、以下キヤノンPPS)は、オセ社(Oce N.V.、本社:オランダ フェンロー市、CEO:Anton Schaaf、以下オセ)製の業務用高速連帳プリンター“Oce MonoStream 500”および“Oce ImageStream 3500/2400”、“Oce VarioStream 4650/4550/4450/4400/4300/4200”の計3機種9モデルを2015年9月中旬より発売します。これにより、データプリントサービス(DPS)市場および商業印刷市場向けの製品ラインアップを拡充し、プロダクション事業を強化します。



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<キヤノン 高速・連帳プリンター ホームページ: (リンク ») >

キヤノンMJ グループは、本年より開始した中期経営計画の成長戦略においてプロダクションプリンティング事業の強化・拡大を掲げ、2017年に同事業で連結売上高480億円を目指しています。2010年3月にオセをキヤノングループに迎え入れ、技術・製品面での強力な補完関係を築く一方、2012年5月にグループ入りした昭和情報機器株式会社を中核に、新会社キヤノンPPS を2014年4月に発足するなど、販売・サポート面で事業体制を強化してきました。
このたび、データプリントサービス市場と商業印刷市場における多様なニーズに対応するため、国内マーケット向けに特別に開発した1200dpiインクジェット方式の業務用高速連帳プリンター2機種3モデルと、トナー方式の業務用高速連帳プリンター1機種6モデルを市場投入します。

■“Océ MonoStream(モノストリーム) 500”の主な特長
新製品“Océ MonoStream 500” は、請求書やダイレクトメール(DM)などで使用されている上質紙と普通紙、圧着紙、事前印刷用紙に加えコート紙にも印刷することができ、従来型の電子写真方式と同様の運用が可能なインクジェット連帳プリンターです。
従来のデータプリントサービス市場では、あらかじめオフセットで印刷された事前印刷用紙にモノクロで可変データの追い刷りを行っていました。近年はさらなる「多品種・小ロット化」が進み、ランニングコストの安いインクジェットへの期待が高まるとともに、電子写真と同じ運用を要望するニーズが増えつつあります。
こうしたマーケットニーズに対応するため、一日に何度も発生する用紙の掛け替えに便利なオートローディング機構や、損紙レスを実現するバックフィード機構など、数多くのテクノロジーを搭載しています。また、1200dpi×1200dpiの高解像度と毎分80メートルの印刷スピードを実現しており、高品質と高生産性を両立しながら既存データ資産を有効活用できるなど、お客さまの運用面と収益性にフォーカスした次世代のインクジェット連帳プリンターです。

■“Océ ImageStream(イメージストリーム) 3500/2400”の主な特長
書籍や新聞、カタログ、ダイレクトメール(DM)などの商業印刷市場をターゲットに、新製品“Océ ImageStream 3500/2400” を市場投入します。商業印刷市場では多種多様なオフセット用紙を使用しており、インクジェットプリンターにおいても高画質や低コストに加えオフセット同様の用紙を使いたいという要求があります。
新製品“Océ ImageStream 3500/2400” は、リアル1200dpi×1200dpiの高解像度を実現しているほか、オフセットコート紙に下地処理を行うことなくフルカラーで印字することが可能です。この優れた用紙対応力により、オフセット印刷機の補完マシンとして活用したり、フルバリアブルのダイレクトメールのオンデマンド印刷機として導入したりすることが可能です。“Océ ImageStream 3500” は用紙幅30インチ、“Océ ImageStream 2400” は用紙幅20インチに対応しており、印刷物の面付け用途によりモデルを選択できます。

■“Océ VarioStream(バリオストリーム) 4000 シリーズ”の主な特長
データプリントサービス市場がアウトソーシング主流でインクジェットに移行していくなか、「VarioStream 7000シリーズ」の後継モデルとして新製品“Océ VarioStream 4000シリーズ” を市場投入します。同ブランドの発売以来36年に渡りお客さまから高い信頼を獲得しており、昨年時点で18年連続欧米地域シェアNo.1※1 に輝くなど、「フレキシビリティ」が高く評価されています。印刷物の種類に応じ現像機やトナーの解像度を使い分けたり、必要に応じて機器のグレードアップを図ったりするなど、柔軟にカスタマイズしながら最小限の投資で導入、運用できます。

キヤノンMJ は、今後オセの製品ラインアップを順次国内市場に投入する計画で、業務用高速連帳プリンターの国内市場において3割以上のシェア獲得を目指します。


[表: (リンク ») ]



※1 インフォトレンズ社調べ。
※2 各プリンター本体の基本構成による価格です。オプションは含まれていません。

<プロダクション印刷機の国内市場動向>
プロダクション印刷機の国内市場規模は現在約4000億円で、早ければ約5年、遅くても約10年でデジタル化が急速に進み、ハイエンドからミドルレンジ、ライトレンジを含め約1兆円を超えることが予測されています。マーケットは主に企業内で大量印刷する「高速印刷(CRD)と帳票印刷」、印刷をアウトソース・外注する「データプリントサービス(DPS)と商業印刷」の4つに分類され、「CRD、帳票印刷」と「DPS、商業印刷」の市場規模の割合を半々と見ています。
高画質化やカラー化、後加工連携、付加価値提案などのデジタル印刷シフトが加速し、なかでもアウトソース・外注分野である「DPS、商業印刷」のマーケット規模は年率102~110%と大きな伸びが見込まれています。(キヤノンMJ 調べ)

< Océ MonoStream 500の主な特長>
1.1200dpi × 1200dpi の高解像度と毎分80 メートルの印刷スピードを両立
・1200dpi×1200dpi の高解像度インクジェットヘッドを採用し、細かな文字やバーコードを忠実に再現できます。
・印刷スピードは分速80メートルの高生産性を実現しています。
2.新インクとIR ヒーターによる優れた用紙対応力
・オフセットコート紙や圧着紙など多彩な用紙対応を実現するため、水性顔料インクを新規開発。
・インク定着として、熱源を直接用紙に接触させずに赤外線ヒーターを通過させる非接触定着方式を採用することで、様々な用紙に対応できます。
3.損紙を最小限に抑えるバックフィード機構
・新開発のバックフィード機構により、事前印刷用紙に対する印字位置を容易に確認できます。これにより、継続印刷での損紙削減と余った用紙を最後まで無駄なく使用することが可能です。
4.操作性を高めるオートローディング機構
・一日に何度も発生するZ 用紙などの用紙の掛け替えを簡易化するためオートローディング機構を採用。用紙をピンにセットし、ロードボタンを押すだけで自動的に用紙を搬送・セット可能です。
5.フロントサイドオペレーション
・簡易なオペレーションを実現するため大型の22インチパネルを採用。操作部は、本体や検査装置を一元的に管理できます。
・オペレーターの業務を軽減するためフロントからユーザーメンテナンス作業を実施できます。
6.検査装置を標準装備
・キヤノン・コンポーネンツ株式会社が開発したコンタクトイメージセンサーを採用し、端部まで歪みのない検査・読み取り検証を実現します。(ビットマップ検証はオプション)
7.ツイン(両面)や前後加工装置への拡張(オプション)
・Z 紙に加え片面ロール紙への拡張や、ツイン構成でのロール紙両面印刷への拡張が可能です。
・前後加工機を装着する場合、Type1インターフェースを搭載しておりインライン接続を実現しました。
8.SX 印刷資産用PRISMAproduction オプションモジュール
・SX シリーズで運用している印刷資産をそのまま活用できるオプションモジュールにより、既存業務をスムーズに移行可能です。

< Océ ImageStream 3500/2400の主な特長>
1.1200dpi × 1200dpi で圧倒的な生産性
・用紙幅762mm のロール紙に最大で毎分160メートルの両面印刷が可能なフルカラーインクジェットプリンターシステム。商業印刷からチラシ、書籍にいたるまで、迅速性が求められる様々な印刷に、A4サイズ毎分3,232ページという高い生産性で応えます。
2.オフセットコート紙などへの優れた用紙対応力
・2p(l ピコリットル)という極小インク液滴サイズで、1200dpi×1200dpi の高画質を実現する新プリントヘッドを採用。きめ細かく均一なインク吐出により、インク使用量を抑えるとともに粒状感のない印刷を可能にします。
・新開発の顔料インク、ドラム式2 段階乾燥方式による乾燥能力アップにより、用紙への下地処理を行うことなくオフセットコート紙への印刷が可能です。
3.データの高速処理に対応するSRA コントローラー
・ハイボリュームの可変印刷では、何百ページにもおよぶ演算処理を行うためのハイスピードコントローラーが必須です。データ演算処理と印刷処理を変更して行うオンザフライ方式のSRA コントローラーを搭載しており、A4サイズ毎分3,232ページの高速処理を実現します。
4.デジタル印刷を一元的にコントロールするPRISMAproduction
・印刷業務の生産性を左右する面付けや加工機用のマークの挿入が直感的に行えるデジタルワークフローシステム。AFP/PDF/PostScript/PCL など、様々な印刷データフォーマットを統合管理し、複数のデジタル印刷機を制御することが可能です。
5.フロントサイドオペレーション
・簡易なオペレーションを実現するため大型の22インチパネルを採用。用紙情報や用紙ごとのインク濃度設定、CMYK 各色のトーンカーブ設定など、業務内容によって異なる各種設定項目を一元的に管理できます。

< Océ VarioStream 4650/4550/4450/4400/4300/4200の主な特長>
1.予算やニーズで選べる「6 モデル」を用意
・用紙幅19インチ(482.6mm)、印刷幅18.25インチ(463.5mm)に対応し、シングルモデルではA4サイズ(片面2アップ)換算で、毎分180、260、350、440、500、600ページの6機種をラインアップ。最適な生産性を最小限の導入コストで選択できます。
2.フィールドアップグレードサービス
・なるべく少ない投資で導入し、ビジネスの拡大に合わせて生産性をアップできるアップグレードサービスを提供。お客さまの導入サイトで、上位機種の生産速度への拡張が可能です。
3.業務に応じて自由に選択できる「豊富な用紙対応」
・印字領域の再現性に優れデータプリントに特化したピンフィードタイプと、薄紙から厚紙まで用紙幅の選択肢が広がるピンレスタイプの2種類を選択できます。
4.高耐久を実現するキャスティング製造による堅牢性
・発売以来30数年に渡りお客さまから厚い信頼を獲得している堅牢性。心臓部、搬送部を支える部材にキャスティングを採用することで、長期にわたり正確な印字精度を保持します。
5.スペースに応じ柔軟に設置
・ツイン対応により2台連結し両面印刷することが可能。設置方法は、I 型、L 型、H 型から選択でき、お客様の設置スペースや制約条件に合わせ柔軟に対応できます。

<本件に関するお問い合わせ先>
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
プロダクション企画部プロダクション企画第一課:03-6719-9642(直通)
キヤノン 高速・連帳プリンター ホームページ: (リンク »)

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