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■ 不妊に悩む40代女性からの相談です。「妊活」に役立つ和漢方薬はありますか?
→ 血の異常と冷えが一因、また男性の精子にも原因が・・・
Q. 不妊に悩む女性からの質問です。和漢方薬で妊活に期待できるものは何ですか?また注意することはありますか?
A. 不妊の原因において、卵管閉塞などの器質的疾患がある場合には、まずは西洋医学的な治療を優先します。特に原因もないのに子宝に恵まれないというカップルには、漢方薬で全身と子宮の状態を整えて、妊娠しやすい状態を作ることになります。
不妊の原因は、漢方では「気虚」や「血虚」、「瘀血」などがあると考えます。
特に影響が大きいと考えられているのは、栄養状態が悪くなっている血虚や、血の巡りが滞っている瘀血などの血の異常と冷えです。冷えがあると妊娠しにくいのは昔から知られていて、跡継ぎを生むお嫁さんの身体を冷やさないように「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがあるくらいです。冷えがあり、血虚で栄養状態が悪くなっている場合に最適な漢方薬は「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」です。当帰芍薬散は、妊娠中のむくみや貧血にも対応し、流産や早産を予防する安胎薬としても古くから用いられてきました。
手足の先が特に冷えて、腰痛・下肢痛・神経痛などにお悩みの方には「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」が使われます。この和漢方薬は血行をよくして冷えた体を温め、冷えによる痛みをとります。冷え症の女性の生理不順などの改善にも役立つ和漢方薬です。
排卵障害を伴う場合に最もよく使われるのが「温経湯(うんけいとう)」です。温経湯は「血」の不足した「血虚」を改善する薬で、冷え症で、手足がほてり、唇が乾燥しているような人に向きます。温経湯には、卵巣の機能をコントロールしているホルモンのバランスを整えたり、全身の状態をよくする効果もあり、不妊に悩む女性に適しています。
瘀血(おけつ)があり、血流を改善する場合には「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」が使われます。ただし、桂枝茯苓丸には子宮筋の緊張を促す可能性がありますので、妊娠が分かったらすぐに内服を中止する必要があります。
また、不妊の原因の半分は男性側にもあります。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は精子の運動率を高める効果がありますので、妊活中はパートナーにもぜひ飲んでいただきたいです。またアンチエイジングの処方である「八味地黄丸(はちみじおうがん)」も精子の濃度を高めたり運動性を向上したりする働きがあります。
(薬剤師、二宮洋一)
【薬剤師 二宮洋一プロフィール】
(株)ナンブ 薬剤師
岐阜薬科大学にて、薬学と漢方薬の基礎を学ぶ。
大学院修士課程修了後、外資系製薬会社(アップジヨン社)の研究所にて、ステロイドホルモン剤、女性ホルモン剤、高血圧治療薬、睡眠導入薬、精神安定剤、抗菌薬等の研究開発に従事する 研究所を退職後、専門学校の講師を務めたのち、株式会社ナンブに就職。呼吸器内科の調剤薬局で、ぜんそく、COPDなどの吸入指導の傍ら、在宅での訪問薬剤管理指導を実施。在宅において40代女性に負担が集中しているのを目の当たりにして、40代女性を応援するために、40代女性のための漢方薬局を立上げ、現在に至る。
【本リリースの配信元・問合せ先】株式会社ナンブ八帖本店 、ウェルネスナンブ担当
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