「冷え症」「肩こり」について、薬剤師に訊いてみた 。40代からの女性の「不調」に応える和漢方薬

40歳からの女性に特化した和漢方薬ショップ「店舗名 : 40歳からの女性に和漢薬・加味逍遥」 (株式会社ナンブ運営: 創業 大正12年、本社 愛知県岡崎市戸崎町牛転、代表者 南部淳、旧会社名:南部薬品)は、国内最大手のネットショッピングモール楽天市場での販売が好調。同ショップは、正しい和漢方薬の知識や情報の普及を図る目的で、一般消費者から質問が多い内容について、数回にわたって、店長で薬剤師の二宮洋一氏による回答をオンライン上に公開していく事としました。今回は、「冷え症」と「肩こり」について。



[画像: (リンク ») ]



◎40代からの女性で、冷え症や肩こりに期待できる和漢方薬はありますか？
→ 五苓散と、当帰芍薬散などがあります 。


Q. 40代からの女性で、冷え症や肩こりに期待できる和漢方薬はありますか？
A. 冷えや肩こり、頭痛などに悩まされる人は多く、 女性では半数以上とも言われています。
お風呂に浸かっているときや、布団をかけて寝ているときも、肩は外に出て冷えていることが多いものです。つまり、肩は常に冷えがちなのです。夏の暑い時期にはエアコンを使われる方がほとんどですが、エアコンは室内の天井や上の方に設置されています。そのため、冷房をかけている部屋では、 たいてい冷気があたるのは肩のあたりです。

冷えた肩の部位では、筋肉が固くなり、血液などのめぐりが悪くなっています。

漢方では、気（き）・血（けつ）・水（すい）のバランス が崩れた状態だと考えますので、気・血・水のバラン スを整えることによって、つらい肩こりや冷え症、頭痛などを改善します。むくみが見られる場合の冷えや肩こりは水分の代謝が悪くなる「水毒」によるもの と考えられます。このような方に最適な和漢方薬は「五苓散（ごれいさん）」です。五苓散は実証・虚証に関係なくお飲みいただくことができます。

むくみだけでなく貧血気味だという方は、水毒だけではなく血虚も関係していると考えられます。このような方の冷えや肩こり、首の痛みに最適なのは「当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）」です。

手足の先端が冷える方には、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯（とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう）」が用いられます。当帰四逆加呉茱萸生姜湯は血行をよくして冷えた体を温め、冷えによる痛みをとる和漢方薬です。手足 の冷えに伴って悪化するような下腹部痛、腰痛、下肢痛、神経痛などのほか、頭痛やめまい、冷えなどの不定愁訴にも用いられます。

「気」が不足した「気虚（ききょ）」の人では、全身が冷えやすくなります。胃腸の働きをよくして身体を温める「人参湯（にんじんとう）」がおすすめです。

「気」「血」がともに不足した体力低下の著しい人に は、「補中益気湯（ほちゅうえっきとう）」、「十全大補 湯（じゅうぜんたいほとう）」などが用いられます。補中益気湯は普段元気な人が夏バテなどで体力を失って衰弱しているような場合に、十全大補湯は、さらに貧血なども見られるなど全身の倦怠感が著しく 強い場合に適しています。
(薬剤師、二宮洋一)


【薬剤師　二宮洋一プロフィール】

(株)ナンブ 薬剤師

岐阜薬科大学にて、薬学と漢方薬の基礎を学ぶ。
大学院修士課程修了後、外資系製薬会社（アップジヨン社）の研究所にて、ステロイドホルモン剤、女性ホルモン剤、高血圧治療薬、睡眠導入薬、精神安定剤、抗菌薬等の研究開発に従事する 研究所を退職後、専門学校の講師を務めたのち、株式会社ナンブに就職。呼吸器内科の調剤薬局で、ぜんそく、COPDなどの吸入指導の傍ら、在宅での訪問薬剤管理指導を実施。在宅において４０代女性に負担が集中しているのを目の当たりにして、４０代女性を応援するために、４０代女性のための漢方薬局を立上げ、現在に至る。


【本リリースの配信元・問合せ先】株式会社ナンブ八帖本店 、ウェルネスナンブ担当
楽天ショップ・和漢方薬店 　 (リンク »)
八帖本店 〒444-0924 愛知県愛知岡崎市八帖北町23-16
ほぼ毎日更新の薬剤師ブログ 　 (リンク »)
公式コーポレイトサイト 　　 (リンク »)
サテライトサイト　　 (リンク »)
フェイスブックページ 　 (リンク »)

【本件リリース作成及び取材】
ネット販売及び統合型マーケティングコミュニケーションに関するコンサルティング委託先
ネット通販の魔術師合同会社(東京都世田谷区)
(リンク »)
(リンク »)
(リンク »)
(リンク »)

プレスリリース提供：PRTIMES (リンク »)