医療分野専門の市場調査会社アンテリオのデータ分析プラットフォームを構築

ITホールディングスグループ

From: PR TIMES

2015-11-17 11:30

~ AWS上にBIとETLを組合せ、多様化する市場調査ニーズに即応 ~

ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)と、ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野 弘幸、以下ウイングアーク)、インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、以下、インフォテリア)は、医療・ヘルスケア分野における市場調査を手がける株式会社アンテリオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:仁司 与志矢、以下アンテリオ)の医師向けアンケートのデータ分析プラットフォームを構築したことを発表します。



<アンテリオのデータ分析プラットフォームのシステム構成>
[画像: (リンク ») ]



■旧システムでの課題
 市場調査・マーケティングリサーチなどの情報サービスを展開するインテージグループにおいて医薬品開発支援を担うアンテリオでは、全国の医師へのアンケートの分析データを製薬企業に提供するなどのサービスを展開しています。その調査サービスの一つである「製薬企業のMR(医薬情報担当者)の活動状況調査」の分析プラットフォームでは、システムの自由度・拡張性が低いため以下のような課題を抱えていました。

・アンケート項目追加などに作業時間を要し、タイムリーな調査の妨げとなっていた
・システム内部のブラックボックス化により、データ加工処理など細やかな設定ができない
・エンドユーザー(製薬企業)が分析で使用するWebシステムの画面表示のレスポンスが遅い

 そこでアンテリオは、自社内での運用ができ、ユーザーが求めるニーズにタイムリーに応える自由度と柔軟性を備えた新しい分析プラットフォームの構築を決定しました。

■ツールおよび導入パートナーの選定
 アンテリオは、システムの自由度・拡張性を考慮して新システムのインフラにはアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)を活用し、エンドユーザー(製薬企業)がWebブラウザベースのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールで分析作業を行うという仕組みを構想しました。

 多数の候補製品の中から、BIツールには、直感的に利用できる使いやすさや機能性、サーバー単位の料金体系のコストメリットを評価して、ウイングアークのダッシュボード「MotionBoard」と集計エンジン「Dr.Sum EA」の組合せを選択しました。
 システム導入と運用の内製化に向けた導入支援パートナーには、AWSの豊富な構築実績と国内80社以上でウイングアークのBIツールの導入実績があるTISを選定しました。
 また、アンケート結果や医師の属性マスタ、医薬品マスタなどの分析に必要なソースデータのクレンジングを行うAWS上で稼動させるETLツールには、専門知識が必要なくアイコンを並べるだけで簡単に加工のフローを開発できるインフォテリアの「ASTERIA WARP」を採用しました。

■新システムの効果
 プロジェクト開始から2カ月後の2014年8月にはAWS上にデータ分析プラットフォームが完成し、社内でのテスト運用を開始。アンテリオ運用担当者のツール研修やTISによる分析スピード改善のためのシステムチューニングなどを経て、2015年3月に「製薬企業のMR(医薬情報担当者)の活動状況調査」の新分析プラットフォームが本番稼動を開始しました。

 新システムでは、システム運用を内製化したことで、アンケート項目追加、分析画面の仕様変更、分析用データのクレンジングの追加・変更など、調査要望に応じたタイムリーな対応が可能となり、従来に比べてシステム運用の柔軟性・自由度が飛躍的に向上しました。
 また、Web画面のレスポンスも1分以上の待ち時間から数秒~20秒以内へと短縮され、多種多様なグラフも表示など視覚的な分かりやすさも向上し、エンドユーザーのユーザビリティが大きく改善されました。

 アンテリオでは、今後は他のリサーチサービスにも新システムの活用範囲を広げていくことで、多様化する医療分野の市場調査ニーズに対応し、自社サービスの競争力を高めていく予定です。

株式会社アンテリオ ファーマ・ソリューション事業部 ソリューション開発部長 佐藤 暢章氏は次のように述べています。
「新システム構築の最終目標は自社運用でしたが、この考えに最もマッチしたのがウイングアーク、インフォテリアのツールの活用でした。また、運用の内製化に向けてはTISがITインフラの整備などの技術的な部分を代行し、各種ツールの初期導入を支援してくれたことで運用を軌道に乗せることができました。また、「MotionBoard」「Dr.Sum EA」「ASTERIA WARP」の使い易さやパフォーマンスにも大変満足しています」


■株式会社アンテリオについて
株式会社アンテリオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:仁司与志矢)は、調査、企画、分析における高度なスキルと医療分野における豊富な経験・知識をコア・コンピタンスとし、ヘルスケア領域のマーケティングリサーチに精通したトップカンパニー。2015年4月1日より、新たにインテージのコンシューマーヘルスケア事業(主にコンシューマーヘルスケア分野のマーケティングリサーチ)が合流し、健康食品から一般用医薬品、医療用医薬品までの幅広いヘルスケア領域視点での価値を提供している。
(リンク »)

■「Dr.Sum EA」および「MotionBoard」について
「Dr.Sum EA」は、データの集計・分析を行うためのソフトウェアです。各種システムに蓄積されたデータを統合し、集計・分析を一括して行える情報活用基盤を構築できます。
「MotionBoard」は、豊富なチャート表現により、膨大なデータを可視化するダッシュボード製品です。詳細は下記のURLをご参照下さい。 (リンク »)

■「ASTERIA WARP」について
ASTERIA WARPは、異なるコンピューターシステムのデータを、ノンプログラミングで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。また、企業向けデータ連携製品(EAI/ESB製品)の国内市場において8年連続市場シェアNo.1※を獲得しています。アンテリオのデータ分析プラットフォームでASTERIA WARPはAWS上で稼働し、各種データソースへのアクセスとデータ変換を行っています。
詳細は下記のURLをご参照下さい。 (リンク »)

※テクノ・システム・リサーチ社「2014年ソフトウェアマーケティング総覧EAI/ESB市場編」


TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通・サービス、公共、通信など、さまざまな業界で3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまの事業の成長に貢献しています。詳細は下記のURLをご参照下さい。 (リンク »)

ウイングアーク1st株式会社
帳票基盤ソリューション「SVF」 をはじめ、集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum EA」ならびに情報活用ダッシュボード「MotionBoard」を提供し、企業の価値を高める情報活用の実現をご提案しています。 (リンク »)

インフォテリア株式会社
1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIAは、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に導入社数を着実に伸ばし、2015年5月に5,000社を突破しました。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、現在864件(2015年6月末現在)の企業や公共機関で採用されています。 (リンク »)


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プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
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