アルテラ、新しい機能安全データパッケージを発表 ~ FPGA の柔軟性と「ロックステップ」プロセッサ・ソリューションの融合により、リスク低減と市場投入期間の短縮に寄与 ~

日本アルテラ株式会社

From: PR TIMES

2015-11-24 10:30

診断カバレッジが広く、安全規格に準拠した機能安全アプリケーションの開発を可能に

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:和島正幸、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ) は、米国時間 11 月 23 日 (日本時間:11 月 24 日)、Nios(R) II エンベデッド・プロセッサに対応する「機能安全ロックステップ・ソリューション」の提供開始を発表いたしました。

当ソリューションは、デザイン・サイクルにおけるリスクを低減し、産業機器および自動車機能安全アプリケーションの認証取得を簡素化するもので、アルテラの FPGA、SoC、および認証済みツールフローと、機能安全におけるリーダーである YOGITECH 社 (本社:イタリア、ピサ) の IP (Intellectual Property) コアを使用して、両社が共同開発したものです。当ソリューションにより、低コスト Cyclone(R) V FPGA や MAX(R) 10 FPGA ファミリをはじめとする、アルテラ FPGA に SIL3 安全デザインの実装が容易になります。11 月 24 日~ 26 日にドイツのニュルンベルクで開催される 「SPS IPC Drives カンファレンス」のアルテラ・ブース (ホール 3、スタンド #270) において、このソリューションのデモを行う予定です。アルテラの機能安全、産業用オートメーション、および産業用イーサネット・ソリューションの詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

当ロックステップ・ソリューションは、業界をリードする YOGITECH 社の fRSmartComp テクノロジーを利用して、機能安全規格 IEC 61508 および ISO 26262 に完全に準拠した高い診断カバレッジ、セルフチェック、および高度診断機能を機能安全に関連した集積回路に対して提供します。この fRSmartComp テクノロジーを柔軟性に優れたアルテラ Nios II エンベデッド・プロセッサと共に使用することにより、このために開発の難しいテストプログラムを用いることなく99 % を超える診断カバレッジが実現し、市場投入期間の短縮につながります。
アルテラの機能安全担当リーダーを務めるシステム・アーキテクトの Roger May は、「産業用アプリケーションで要求される、厳格な安全要件や安全規格に準拠した製品をベースにしてシステム開発を行うことで、お客様は設計における課題を軽減することができます。このロックステップ・ソリューションは、認証済み Nios II プロセッサの柔軟性を生かして厳格な安全要件を満たし、デザイン・サイクルにおけるリスクを低減しながら、製品の市場投入期間の短縮を可能にするものです」と述べています。
YOGITECH 社 CEO の Silvano Motto 氏は、「実績のある fRSmartComp テクノロジーが提供する検出、セルフチェック、および診断機能を利用することで、安全規格準拠を実現し、有効性を高めることが可能です。この IP は機能安全規格への準拠に必要な書類と共に提供されるため、市場投入期間の短縮、ひいてはコスト削減につながります。fRSmartComp ソリューションを、アルテラ社の FPGAを使用する皆様にお届けできるようになることを誇りに思います」と述べています。

Nios II プロセッサについて
アルテラ Nios II プロセッサは卓越した柔軟性を備えており、コスト重視、リアルタイム、セーフティ・クリティカル (DO-254)、ASIC 最適化、アプリケーション処理といったニーズに最適です。Nios II プロセッサは、アルテラ FPGA & SoC ファミリをすべてサポートしています。

fRSmartComp Nios II テクノロジーについて
アルテラの Nios II プロセッサを使用したロックステップ・ソリューション向け YOGITECH Smart Comparator の詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

YOGITECH 社について
YOGITECH 社 (2000 年設立) は、機能安全の課題への対処を支援するシリコン・ベンダーおよびシステム・インテグレータ向けサービス/ソリューションのリーディング・プロバイダです。同社の faultRobust テクノロジーは、機能安全に関するワンストップ・ショップを目指して、fRMethodology、fRTools、fRTraining、fRIP、fRSTL などの各種製品ラインで構成されています。ISO 26262 ワーキング・グループのメンバーであり、「Part 10—Annex A ISO26262 and Microcontrollers」および新しい「Part 11—Application of ISO26262 to Semiconductors」において指導的役割を担っています。 (リンク »)

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC および電源をはじめとする関連技術を提供し、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価されています。

###ALTERA、ARRIA、CYCLONE、ENPIRION、MAX、MEGACORE、NIOS、QUARTUS、STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、Legal Notice に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
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