国光施設工業株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:坂西 章)は、2015年8月より、東京都ソーラーカーポート普及促進モデル事業の設置事業者として、本事業の企画提案~調査~設計~施工を行って参り、2016年3月29日に下記2つの事業用地においてソーラーカーポートを完成させました。
■東京都立若洲海浜公園(若洲ゴルフリンクス)
■東京都水道局八王子給水事務所
1.東京都ソーラーカーポート普及促進モデル事業について
東京都環境公社では、これまで低炭素社会実現に向けて太陽光発電の普及に取り組んできました。その中で、東京都の特性にあった再生可能エネルギー普及拡大策の実施、高額な地価や設置スペースの確保が困難といった東京特有の課題を解決するために、東京都環境局と連携し、都内の駐車場の上部空間を利用した太陽光発電の普及拡大を図るため、都施設の駐車場にソ-ラ-カ-ポ-トを導入し、設置の際の課題等の検証を行うモデル事業を行って参りました。
本システムは駐車場機能を損なわないため、システム設置後もゴルフ場利用客・および都職員用の駐車場として利用を続けますので、通常の野立て(グラウンド)の太陽光発電事業と比較し土地の有効活用となります。
更に、太陽電池モジュールが屋根代わりとなるため、夏の強い日差しをよける効果(車内温度の上昇を防ぎます)雨除け等の副次効果も期待できます。また、若洲ゴルフリンクについては、バス等の大型車両が駐車できるよう高さ7.2メートルのカーポートとなっております。
発電した電気は、全て当該施設にて使用することになり、固定価格買取制度を利用した売電は行わない自家消費型太陽光発電システムとなります。
※ソーラーカーポート普及促進モデル事業報告書(公益財団法人 東京 都環境公社)
(リンク »)
■東京都立若洲海浜公園(若洲ゴルフリンクス)
[画像1: (リンク ») ]
■東京都水道局八王子給水事務所
[画像2: (リンク ») ]
[表: (リンク ») ]
2.今後の展開
野立てを中心とした大規模なメガソーラーの適地が減り、またFIT(固定価格買取制度)の買取価格低下、送電線の問題等もあり、今後は電力需要地である首都圏の工場地帯や商業地帯にて、駐車場の上空を有効活用したカーポート型メガソーラーの需要が増加すると考えております。
国光施設工業は、カーポート型太陽光発電システムの導入を、2017年度中に合計10MWの導入を目標としています。当社は、空港や工場、病院、大型ビル等の電気設備工事業を主力としていますが、近年、公共・産業用向けメガソーラーの建設・運営・管理を行う、いわゆるEPC事業、O&M事業に注力しております。
今後も本事業において得られた知見や経験を活かし、工場の従業員駐車場や大規模商業施設駐車場の有効活用策としてカーポート型メガソーラーを積極的に提案してまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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