東京大学、最先端共同HPC 基盤施設(JCAHPC)の新システムにDDNの高速ファイルキャッシュシステム「IME14K(TM)」が採用決定

DDNジャパン

From: PR TIMES

2016-08-04 15:43

IME14K 採用事例のご紹介



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2016年8月4日

東京大学、最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)の新システムにDDNの
高速ファイルキャッシュシステム「IME14K™」が採用決定

株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン (DDNジャパン)は本日、バーストバッファ・ソリューション「IME14K™」が東京大学、最先端共同HPC 基盤施設(JCAHPC: Joint Center for Advanced High Performance Computing)の新システムに採用されることが決定したことを発表しました。

東京大学情報基盤センターの新システム「Reedbush」
東京大学情報基盤センターの新しいシステムであるReedbushスーパーコンピュータシステムに、DDNのバーストバッファ・ソリューションである「IME14K」アプライアンス、および並列ファイルシステムLustre対応高性能アプライアンス「SFA14KE」が採用されました。本システムは計算ノード群とEDR Infinibandネットワークによって接続され、209TBの容量、436.2GB/秒のデータ転送速度を持つ高速ファイルキャッシュシステムおよび5.04PBの容量、75GB/秒のデータ転送速度を持つ並列ファイルシステムとして提供されます。本スーパーコンピュータシステムで東京大学が目指す計算資源の拡充、また、科学技術計算向けにとどまらないビッグデータ解析や機械学習などの新たな分野の要求への対応を強力に支援いたします。

最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)の新システム「Oakforest-PACS」
筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターが共同運営するJCAHPCのスーパーコンピュータシステムにも当社の「IME 14K」および「SFA14KE」が採用されました。Oakforest-PACSと名付けられた本システムの高速ファイルキャッシュシステム「IME14K」はノード50台により940TBの容量を持ち、データ転送速度は1.56TB/秒となります。また、並列ファイルシステム「SFA14KE」は26PBの容量を持ち、データ転送速度は484GB/秒となります。「IME 14K」および「SFA14KE」は共にIntel(R) Omni-Pathアーキテクチャに対応しており、Fat Tree結合された8,208台の計算ノードとの間で高速なアクセス性能と広帯域のデータ転送性能を実現します。
同システムは総ピーク演算性能として「京」コンピュータの約 2.2 倍の超高性能システムとなり、ピーク性能 25 PFLOPS(ペタフロップス)の性能を有し、2016年12月に予定されている稼働開始時点で国内最高性能システムとなると見込まれています。これにより、計算機科学者と計算科学者のコラボレーションを支え、大学等の広範囲にわたる学術研究に対して大規模かつ超高速の演算処理機能を提供するインフラの強化を支援いたします。

DDNの高速ファイルキャッシュシステム「IME14K」
これらの新しいスーパーコンピュータシステムに導入される「IME14K」は、1シャーシあたり2ノードで、リード・ライト性能をそれぞれ50GB/秒持ち、複数システムを分散共有ファイルキャッシュとして組み合わせ可能です。1台の「IME14K」には、株式会社東芝のNVMe SSDが最大48台搭載されます。1ラックあたり10シャーシ構成で最大500GB/ 秒のスループットと5500万ランダムライトIOPSが実現可能です。

DDNの高性能ブロックストレージ「SFA14KE」
DDN「SFA14KE」は、内蔵ストレージアプリケーションオプション付きの高性能ブロックストレージです。必要に応じて拡張することができ、最大44ラックユニットで8.4PBまで1システムとして構成することが可能です。設置面積や使用電力、冷却コストを削減するだけでなく、管理の複雑さも抑えることができるソリューションです。

東京大学情報基盤センター長・最先端共同HPC基盤施設長コメント
東京大学情報基盤センター長・最先端共同HPC基盤施設長 中村宏氏は、以下のようにコメントしています。「スパコンの演算性能向上に対し並列ファイルシステムの性能向上は緩やかなため、その性能ギャップを埋める新しい技術として高速ファイルシステムキャッシュを導入しました。スパコンへの導入はReedbushシステムが国内初となります。また、DDNのIME14Kはネットワーク性能とストレージ性能のバランスがよく、25システム(50サーバ)でOakforest-PACSの要求性能の1.5TB/秒を達成できます。この新しい技術を十二分に活用することにより、計算科学、ビッグデータ解析、機械学習などの更なる発展への寄与を期待しています。」

DDN CEOコメント
DDNのCEO、アレックス・ブザーリは、以下のようにコメントしています。「東京大学と筑波大学は、過去20年間にわたりHPCシステムの設計、運用においてグローバルリーダーであり続けてきました。ReedbushシステムとOakforest-PACSシステムのイニシアティブはHPCシステムの新世代に向けてのこのポジションを確固たるものにし、更に向上させています。今日の科学や研究における問題の多くは、HPCとビッグデータが交差する部分にあり、いかなる大規模計算インフラにおいても、ストレージとI/Oはますます重要な要素となっています。これらの新たな素晴らしい取り組みにおいて、両大学と緊密に連携していくことを楽しみにしています。」


関連資料
・ IME14K について
  (リンク »)
・ SFA14KEについて
  (リンク »)
・ 東京大学情報基盤センター「Reedbushスーパーコンピュータシステムの紹介」
  (リンク »)
・ 最先端共同 HPC 基盤施設JCAHPC プレスリリース
  (リンク »)


DataDirect Networks について
DataDirect Networks(DDN)は、大規模でスケーラブルなストレージ市場のリーダーです。私たちは、コンテンツ・リッチで高成長するIT環境において、最高レベルのシステム拡張性、効率性とシンプルさを実現する、データ・ストレージ、プロセッシング・ソリューションとサービスのリーディングプロバイダーです。
DDNは顧客企業が、その情報システムから有効なデータを抽出し、その価値を最大化することによって、ビジネスの拡大へとつなげる事を可能にします。世界有数のオンラインコンテンツ、ソーシャル·ネットワーキング·プロバイダー、高性能クラウドやグリッドコンピューティング、ライフサイエンス、メディア制作企業、セキュリティ·インテリジェンス企業などが当社の主な顧客です。
世界中のミッションクリティカルな環境において数千の導入実績を持つDDNのソリューションは、世界中で多数の最もスケーラブルなデータセンターにおいてそのデザイン・設計が実証されており、企業の競争力確保を最先端の ITで強化します。
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパンはDDNの日本法人・100%子会社です。
詳細については、 (リンク ») をご参照ください。

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