株式会社スパイスボックス、VRコンテンツ発展のための最重要技術「触覚」でイノベーションを起こす場、「ショッカソン(Shock-a-thon:触覚ハッカソン)2016」を開催。

株式会社スパイスボックス

From: PR TIMES

2016-08-22 11:18

株式会社スパイスボックス(本社:東京都港区、代表取締役社長 田村栄治)は、一般社団法人T.M.C.N(本社:東京都品川区、理事長 伊藤武仙)と共催で、触覚技術を用いたハッカソン(※1)、「ショッカソン(Shock-a-thon:触覚ハッカソン)2016」を、8月27日(土)~8月28日(日)、東京都江東区青海のコワーキングスペースMONOで実施します。「ショッカソン」の開催は今年で3回目です。



「ショッカソン」は、富士通株式会社「interactive shoes hub」、ヤフー株式会社「myThings」、ソニー株式会社「MESH」など企業が開発したプロダクトやサービス、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科「テクタイルツールキット」や電気通信大学「電気触覚ディスプレイ」(※2)その他、東京工業大学といった大学の研究室で開発されたデバイスなど、10数種類の最先端技術を活用するアイデアをみんなで出し合い、新しい製品やサービスのプロトタイプを開発するハッカソンイベントです。最終日には、そのアイデアの斬新さやユニークさ、完成度をチームごとに競い合い、審査員による評価を行います。

■スパイスボックスが、「ショッカソン」を主催することについて

2016年は「VR(バーチャルリアリティ)元年」と言われています。各社が続々と高機能な家庭用VRヘッドマウントディスプレイを発売しはじめたほか、Milbox Touch(※3)をはじめとする安価で手軽なダンボール製VRゴーグルも家電量販店などで簡単に購入することができるようになり、一般消費者が気軽にバーチャルリアリティを体験できる環境が急速に整いつつあります。そうしたなか、最近ではすでに、VR映像や音声の高品質化だけにとどまらず、VR空間にある物体を実際に「触った感じ(触感)」が得られる「触覚フィードバック」機能への要望が高まりはじめています。本機能は、VRへの没入感を高める上で重要なカギとなる機能で、現在、様々なデバイスが開発されています。しかし、それらデバイス、およびデバイスを活かしたアプリ開発にはまだまだ研究の余地があり、VR体験をより一般化し、VRを使ったビジネスを発展させてゆくためには、触感・触覚技術の重要性が今後さらに高まっていくと考えられています。

先端テクノロジーの広告コミュニケーション活用に積極的に取り組むスパイスボックスでは、こうした市場背景を汲み、センシング技術などを盛り込んだ製品やサービスに取り組む企業、触感・触覚の要素技術を研究する大学、新しいモノ・コトに敏感なクリエイターやエンジニアを巻き込んだ、自由なオープンイノベーションの場として「ショッカソン」2016を企画しました。本イベントを通して触感・触覚技術および、さらには視覚や聴覚と統合されることで新たな身体的体験を生み出す「身体性(しんたいせい)メディア」の研究開発の発展に寄与するとともにイノベーションを起こしていきたいと考えております。

■「ショッカソン」2016の特徴

3度目の開催となる2016年のテーマは「触感・触覚技術の一般化」です。まだまだ広く知られていない触感・触覚技術の認知度を高め、利用を促進するためには、実際の利用方法を積極的に提案・紹介していく必要があります。そのため、現在では、事例を創出し得る触覚クリエイター、エンジニアの育成が急務となっています。本イベントでは、これまで大学の研究室で開発され、特定の人だけが知り、体験することができた触感・触覚デバイスを提供し、事前に説明会や5回のワークショップを実施。延べ約100名のクリエイターやエンジニアが、提供デバイスを使ったアイデアの発表やプロトタイピングを行いました。そのアイデアをベースに、8月27日(土)、28日(日)に再度チーム編成を行いより高度な作品の制作、発表を目指します。

27日、28日には、会場となるコワーキングスペースMONOの工作室に設置されているレーザー加工機や3Dプリンタなどを利用するため、これまでのショッカソン以上に高度な作品が登場することが期待できます。さらに優秀作品には、イベント終了後の継続開発支援を目的とした作品発表の場(CEATEC JAPAN、Tokyo Design Week、デジタルコンテンツEXPO、Mashup Awardsなど)の提供を予定しています。

[画像1: (リンク ») ]

(事前の説明会、ワークショップの様子)
過去5回のワークショップ中に行ったアイデアソンでは、「ボールを打った感覚を拡張するバット」や「音や光の代わりに触感で伝える乳児向けおもちゃ」、「食べ物の食感を変化させるデバイス」など、200案近いアイデアが参加者から発表されました。27日、28日のイベントでは、ここでのアイデアを参考にしながら新たな触感・触覚体験のプロトタイピングを行います。

■「ショッカソン」2016開催概要

日時:8月27日(土)10時~24時 ハッカソン(開発活動)
   8月28日(日)0時~19時 ハッカソン(開発活動)デモ審査・表彰式
場所 : コワーキングスペースMONO(東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル東棟14階)
HP: (リンク »)
主催:株式会社スパイスボックス、一般社団法人T.M.C.N
特別協賛:JST ACCEL 身体性メディアコンソーシアム
協賛:
・大学
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 身体性メディアプロジェクト
電気通信大学 梶本研究室
東京工業大学 佐藤研究室
・企業
アスラテック株式会社
AgIC株式会社
H2L株式会社
ソニー株式会社
合同会社デジタルハイク
日本3Dプリンター株式会社
富士通株式会社
株式会社マクニカ
ヤフー株式会社
株式会社リクルートホールディングス
(50音順)

運営:ショッカソン2016実行委員会(株式会社スパイスボックス、一般社団法人T.M.C.N)


《過去の「ショッカソン」について》

●2014年度の大賞、「VRで女の子に歯磨きしたい」
[画像2: (リンク ») ]

・ショッカソン2014:受賞作品、その他作品の詳細情報: (リンク »)

●2015年度の大賞、「ピンポンダッシュ スクリーマーズ」「触っちゃダメ Glass BOX」「誰かいるDoor」の三部作
[画像3: (リンク ») ]

(解説)子どもに「触ってはいけないもの」を理解させるための方法として、視覚刺激、聴覚刺激のほか、触覚刺激も利用しようと考え出されたもの。「ピンポンダッシュ スクリーマーズ」は、「ピンポンダッシュ」を行う子どもに対して、目の前のモニターに大量のムカデが這う映像を流したり、電気刺激で自分の指にムカデが這っているような擬似触覚刺激を与えることで、このピンポンには触れてはいけないことを理解させる装置。

・ショッカソン2015:
プレスリリース: (リンク »)
受賞作品、その他作品の詳細情報: (リンク »)


(※1)
ハッカソンとは:プログラムを開発することを意味する「ハック」と「マラソン」を合わせた造語。特定のテーマでアイデアを出し合い、ソフトウェアやサービスを生み出すイベント。

(※2)
・富士通「interactive shoes hub」
 参考URL: (リンク »)

・ヤフー「myThings」
 参考URL: (リンク »)

・ソニー「MESH」
 参考URL: (リンク »)

・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科「テクタイルツールキット」
 参考URL: (リンク »)

・電気通信大学「電気触覚ディスプレイ」
 参考URL: (リンク »)

(※3)MilboxTouch
 参考URL: (リンク »)




プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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