ファーウェイ、HUAWEI CONNECT 2016 でセーフ・シティ向け統合コミュニケーション・プラットフォームを発表

ファーウェイ・ジャパン

From: PR TIMES

2016-09-02 18:31

新時代のICT で、より“つながった”世界を実現



ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は8 月31 日に開会した同社創業以来最大の規模となるカンファレンス「HUAWEI CONNECT 2016」(9 月2 日まで開催、中国・上海) において、セーフ・シティ向け統合コミュニケーション・プラットフォーム(ICP)を発表しました。ファーウェイが提供するセーフ・シティ・ソリューションに新たに追加された本プラットフォームは、広範なコネクティビティと高い可視性を特長とします。また、ソーシャル・メディア、IoT などの多様なチャネルからアラートを受け取ることができ、ビデオの活用もすばやくかつ幅広く行うことができます。そのため、セキュリティ・アラートへの迅速な対応が可能となり、複数の初期対応部門間の調整作業が効率化され、きめ細かな情報に基づいた指示を行うことができるようになります。本プラットフォームは「HUAWEI CONNECT 2016」開催期間中に実施されているインダストリー
別サミットのひとつ、グローバル・セーフ・シティ・サミットにおいて発表されました。「新時代のICTで、都市をより安全に」をテーマに開催された本サミットは、1,500 人以上の業界関係者を迎え、クラウド・コンピューティング、IoT、モバイル・ブロードバンド、ビデオなどの革新的な技術の活用を議論しました。参加者からは、警備業界はよりスマートに、そしてクラウド・ベースとなる必要があるとの声が多く聞かれました。

デジタル世界で変革を続けるセーフ・シティ
世界各国の警察機関では現在、従来のアナログな方法では現代の都市における安全へのニーズに対応できないという認識が共有されています。国際刑事警察機構(インターポール)総裁やシンガポール警視総監を歴任したクー・ブーン・フイ(Khoo Boon Hui)氏は同サミットで次のように述べています。 「今日のデジタル経済では、新たな形で多様な安全への脅威が発生しています。単に都市警備システムを構築する段階から、コラボレーションによって公共の安全性を高める段階へと進化する必要があります。急速な社会とテクノロジーの変化に後れをとることなく、警察当局間の連携をを改善し、警察と一般市民との協力体制も強化しなければなりません」

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都市における警備の変革が求められるなか、ICT は重要な役割を果たしています。IoT、LTE、クラウド、ビッグデータ分析などのテクノロジーを活用することで、警察当局は迅速に戦略を立てるとともに、セキュリティ基盤を改善でき、コストもより管理しやすくなります。米調査機関IHS でセキュリティ&クリティカル・コミュニケーション・リサーチ部門ディレクターを務めるトーマス・リンチ(Thomas Lynch)氏は、安全な都市実現のカギを握るのは自由なデータの流れだとし、新たなテクノロジーの活用で、緊急サービス提供の効率や脅威への即応性が高まると述べています。IHSの調査によれば、世界の公共安全ソリューションへの投資額は55 億米ドル(約5,688 億円※ )を超えており、2019 年までに80 億米ドル(約8,274 億円)に達する見込みです。

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ケニア政府は警備分野の先駆者であり、セーフ・シティ・ソリューションの導入で幅広い知見を有しています。ケニア政府 内務・政府調整省 国家警察庁 コマンド・コントロール・コミュニケーション・センターのディレクターを務めるフランシス・ガチナ・ガトゥーシュ氏は、ケニア政府はここ数年にわたり治安の改善に向け重要な取り組みを行ってきたと言います。コマンド・センターに配備されたeLTE システムにより、大規模なイベントや市街地の監視カメラへのアクセスが可能となり、さまざまな事件に迅速かつ正確に対処できるようになりました。ケニア政府は同国の開発計画「ビジョン2030」のセキュリティ分野のプランに基づいて国家警察庁内の通信システムを刷新しており、ケニア警察の2015 年度年次報告書によれば、新システムの導入以来ケニア国内での犯罪発生率は大幅に下がっています。また、観光客の数も大きく伸びており、国内ホテルの今年1~2月の客室稼動率は2015 年に比べて18%改善しています。

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新時代のICT で、都市をより安全に
グローバル・セーフ・シティ・サミットで発表されたファーウェイの統合コミュニケーション・プラットフォームは、都市の安全に携わる関係当局間で互換性のない技術やネットワークが利用されているという課題を解決するものです。本プラットフォームは指令センターの頭脳として、多種多様なチャネルからアラートを取得し、音声とビデオによる統合コミュニケーションを実現します。司令官、各分野の専門家、さらには現場の初期対応者をつなぐ専用のビデオ会議チャネルを備えているほか、SDN 技術によって音声通話、ビデオ通話、データ通信を任意のユーザー・グループや端末に対して行うことが可能です。ファーウェイで公共安全分野におけるグローバル・チーフ・エキスパートを務めるコウ・ホン・エン(Koh Hong Eng)は次のように述べています。「この強力な統合コミュニケーション・プラットフォームは、スマートな指令センターを具体化したものです。統合され、可視化された新たな指令の時代が幕を開けようとしています」

ファーウェイは「HUAWEI CONNECT 2016」の会期中に開催されたこのサミットで、統合コミュニケーション・プラットフォームに加え、インテリジェントなビデオ分析システムも披露しました。このシステムでは監視カメラの映像を迅速に収集し、オープンなクラウド基盤で、ファーウェイのパートナーが提供する多様なアプリケーションを活用したスマートな分析を行うことができます。また、ファーウェイのビデオ・ソリューションのうち「フロントエンド・インテリジェンス」は、クラウドを活用したインテリジェントな分析機能を監視カメラの監視担当者や車両、プロセスに直接提供するネットワーク・ソリューションです。これによりフロントエンドでの対象人物の識別、特徴の認識、行動分析が可能になります。また、「クイック・ビデオ・シノプシス」は、最大1 時間のビデオから重要な部分だけを抽出し、1 分以内のビデオに処理することで、警察の捜査を支援します。

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ファーウェイのセーフ・シティ・ソリューションには、情報の可視化、都市の安全に関わる複数の部門とリソースの連携という2 つの優れた特長があります。また、「Converged Command」「Intelligent SenseAlert」「Critical Communication」「Policing Big Data」「Policing Cloud」という6 つのモジュールを備えています。

ファーウェイは、オープン、協業、成功の共有という理念により、世界各地の業界をリードするコンサルティング会社、システム・インテグレーター、ソフトウェア開発者と緊密に連携しています。こうしたパートナーとの協力を通じ、お客様のあらゆるセーフ・シティのニーズに単一のパッケージで対応できる包括的なセーフ・シティ・エコシステムを開発しています。現在、ファーウェイのセーフ・シティ・ソリューションは、ケニア、サウジアラビア、インドネシア、中国など、30 を超える国の100以上の都市で4 億人の人々の安全に貢献しています。

「HUAWEI CONNECT 2016」は8 月31 日から9 月2 日までの3 日間、中国・上海で開催され、約2 万人の来場者を迎えて、各インダストリーにおけるデジタル変革を推進するとともに、より“つながった”世界を構築する方策を議論します。

「HUAWEI CONNECT 2016」の詳細は、以下の特設サイトをご覧ください。
(リンク »)

※1 米ドル=103.42 円で換算(2016 年8 月31 日現在)
*本参考資料は2016年8月31日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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