ファーウェイと印インフォシス、「Bank 3.0」時代に向けた新たな金融クラウド・ソリューションを発表

ファーウェイ・ジャパン

From: PR TIMES

2016-09-07 10:00



ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、8月31日から9月2日まで開催した同社創業以来最大の規模となるカンファレンス「HUAWEI CONNECT 2016」(中国・上海)において、印インフォシスと共同開発した金融業界向け新ミッション・クリティカル・クラウド・ソリューションを発表しました。金融業界との連携から生まれたこのイノベーションにより、ファーウェイは金融・銀行業界が抱えるIT上の課題を軽減していきます。

この金融業界向け新ミッション・クリティカル・クラウド・ソリューションは、ファーウェイのFusionCloudプラットフォームと世界初の32ソケット ミッション・クリティカル・サーバKunLunをベースに、銀行の基幹システム、オンライン・バンキング、モバイル・バンキング、顧客関係管理(CRM)、資産管理などの製品スイートを備えた業界随一の銀行システムであるインフォシス・フィナクル(Infosys Finacle)を統合したものです。同クラス最高水準となるこのソリューションは、金融機関の総所有コスト(TCO)削減、アジリティの向上、デジタル化の加速を支援するよう設計されています。

「Bank 3.0」時代に向けたミッション・クリティカル・クラウドを発表

金融業界向け新ミッション・クリティカル・クラウド・ソリューションは、「HUAWEI CONNECT 2016」期間中に開催されたインダストリー別サミットのひとつ「ファーウェイ 金融業界サミット2016」で、インフォシス マーケティング&アライアンス グローバル・ヘッドであるリチャード・ロンゴ(Richard Longo)氏とファーウェイ法人向けICTソリューション事業グループのマーケティング&ソリューション・セールス担当プレジデントの袁千(ダイアナ・ユエン)により発表されました。

「変革」と「イノベーション」をテーマとして掲げた同サミットでの発表にあたり、袁は次のように述べています。「金融業界はいま、変わりつつあります。競争力維持のために変革は不可欠ですが、その実現には多くの課題があります。ファーウェイは、お客様のニーズがICTの発展をリードする重要な原動力になると考えています。インフォシスとの協業によって、当社はお客様のニーズをより深く理解できることに加え、ビジネス指向のICTインフラを構築するという法人向け事業グループの目標に近づくことができます。こうしたパートナーシップにより、私たちは業界に関する詳細な知見と最新のイノベーションとを統合し、1社の力だけでは成しえないソリューションや顧客体験をともに創出することが可能となります」

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業界のパイオニアであり、『BANK 3.0 -脱・店舗化するリテール金融戦略』の著者でもあるブレット・キング(Brett King)氏は同サミットで「Bank 3.0に向けた勝てる戦略と主要なデジタル・トレンド(Winning strategies and key digital trends for Bank 3.0)」と題した基調講演を行い、次のように述べています。「銀行とはもはや、私たちが出向いて行く場所を指すのではなく、私たちが行う銀行取引そのものを意味するようになっています。したがって、Bank 3.0の世界ではお客様およびお客様の行動が根本的に変化することになります。銀行のキャッシュカードや現金はもはや存在しなくなり、金融チャネルとしての銀行も不要となります。かわりに、銀行取引を行うという行為がライフスタイルに溶け込むようになります。銀行はこうした利用者の行動の変化に対応し、モバイル・インターネット、スマート・デバイス、マシン・インタラクションなどの新たなテクノロジーを活用して、お客様をプロセスの中心に置く必要があるのです。つまり、銀行は支店のあり方、業務プロセス、管理体制、システムを全面的に刷新しなければなりません。新たなイノベーションの実現を通じて、銀行は自行の効率性と顧客体験を向上させることが可能となり、デジタル時代においてWin-Winの成果と新たな競争力を創出できるのです」

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ファーウェイ金融業界サミットは、世界的に著名な金融誌であり、シンクタンクとしても知られるアジアン・バンカー(the Asian Banker)で会長を務めるエマニュエル・ダニエル(Emmanuel Daniel)氏を司会に迎え、「ITの刷新により、銀行のデジタル変革を実現(Reshaping IT, Bank for Digital Transformation)」をテーマに開催されました。世界各地から600人を超える金融業界の幹部クラスが集った同サミットでは、銀行業界における業務変革について議論したほか、銀行のデジタル化戦略や銀行・証券会社による金融クラウド事例、ミッドレンジ・コンピューターからの移行プラン、ビッグデータ・アプリケーション、FinTechによるイノベーションなど、業界の最新トピックについて見解を共有しました。

オール・クラウド・サービスへと移行する銀行業界

金融機関の新たなグローバル・トレンドとして、複数のサービス領域でのクラウド展開が求められています。こうしたニーズに対処するために、ファーウェイは中国招商銀行、中国建設銀行、中国工商銀行、スペイン・サンタンデール銀行など、中国や世界各地の複数の大手銀行と一連の戦略的パートナーシップを構築し、革新的なクラウド・インフラ・プロジェクトを展開しています。

中国招商銀行 データセンター部門 ディレクターの高旭磊(ガオ・シュレイ)氏は次のようにコメントしています。「業界の調査によれば、パブリック・クラウドの利用にあたって、回答者全員が主な懸念事項としてセキュリティをあげています。しかし現在、我々は顧客のこうした最も重要な懸念を解消するイノベーションを手にしています」

高氏はさらに、信頼性が高いクラウド・セキュリティ、リスク・コントロール、監査システム、データ・セキュリティ・システムなどのチェック体制とプロセスを組み合わせて完璧なセキュリティを実現する必要があると付け加えました。また、信頼性が高く、使い勝手のよいクラウド・アーキテクチャには、高品質の物理インフラと可用性の高いデータ・アーキテクチャが求められると述べています。

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ファーウェイ金融業界サミットの終了後、ファーウェイ法人向けICTソリューション事業グループ 金融サービス部門 プレジデントの劉利民(リウ・リーミン)は次のように述べています。「ファーウェイは、標準化されたプラットフォームでよりオープンで容易なネットワーク接続を提供しています。しかし、さらに重要なのは、当社とパートナー各社がお客様に、従来のシステムよりも低コストで柔軟性、安全性が高いシステムを提供していることです。私たちは現在の金融業界の中核に関わり、パートナーシップを通じた協業によって、金融機関が現在、そして未来の課題を乗り越え、成長に向けた新たな商機を見つけられるよう支援していきます」

ファーウェイの金融業界向けITサービス

現在、ファーウェイの金融業界向けソリューションは、プラットフォーム、データ、サービスの3つを主軸に、フロントエンド、ミドル、バックエンドすべてのプロセスを網羅し、金融クラウド、ビッグデータ、リアルタイムのリスク管理、サーバ更新、モバイル・ファイナンス、コア・アカウント・データ、営業時間終了後の処理の高速化などにも対応しています。

ファーウェイは、世界上位10行のうち6行を含む300超の金融機関にサービスを提供しています。また、世界の大手10行と広範なパートナーシップを結んでいます。「HUAWEI CONNECT 2016」の展示では、銀行が自ら運営するプライベート・クラウド、インダストリー・パブリック・クラウド、クラウド・アプライアンスという業界関係者の関心が高い3つの主要なユースケースのほか、ファーウェイが提供するすべての金融業界向けソリューションを展示しました。

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「HUAWEI CONNECT 2016」の詳細は、以下の特設サイト(英語)をご覧ください。
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※本参考資料は2016年9月2日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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