ファーウェイ、重電大手ABBと協業に合意

ファーウェイ・ジャパン

From: PR TIMES

2016-09-07 10:51

HUAWEI CONNECT 2016で調印、産業を完全に“つながった”時代へと導く



ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、8月31日から9月2日まで開催した同社創業以来最大の規模となるカンファレンス「HUAWEI CONNECT 2016」(中国・上海)において、電力およびオートメーション技術で世界をリードするスイス・ABBと協業に関する覚書に調印しました。

両社はこの覚書に基づき、ファーウェイが提供するLTEベースのOneAir製品および技術(※)のABBのロボットおよび産業オートメーション・ソリューションへの統合に向けて協力していきます。今回の協業におけるミッションには、遠隔無線によるロボットの監視、管理、設定、O&M、ビッグデータ・アプリケーションのほか、可視化されたインテリジェントな製造工程の実現が含まれ、産業における完全なコネクティビティの実現を共同で推進していきます。

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産業ロボット業界をリードするABBロボティクスは、溶接、ハンドリング、組立て、塗装、仕上げ、ピッキング、梱包、パレット化、マシン・テンディング等の作業に対するロボット向けソフトウェア、周辺機器、モジュール型製造セル、サービスを提供し、自動車、プラスティック、金属加工、鋳造、電子機器、工作機械、医薬品、食品、飲料などの各業界を主要顧客としています。

製造業における生産性、製品品質、作業員の安全性向上の支援に焦点を当てたこれらの強力なソリューションにより、ABBのロボットは世界中で30万台以上設置されています。一方、産業とテクノロジーの発展に伴って産業分野においても無線技術の利用が進んでおり、ロボット制御による効率的なサービス運用を支援するうえで、信頼性の高い無線技術が求められています。

LTEは、世界で広く利用されている先進的かつ比較的成熟した移動体通信技術であり、通信市場では高いシェアを誇ります。LTEは他の無線技術と比べて産業用の無線プライベート・ネットワークでの活用において優位性があるため、ファーウェイのOneAir製品および技術は多くの産業で活用できる最適なソリューションなっています。

●ファーウェイのOneAir@Smart Xは、産業用の無線プライベート・ネットワーク・ソリューションとして、単一のネットワーク上で音声、ビデオ、データ、IoTをサポートするフルサービスかつ産業グレードの信頼できるモバイル通信を提供

●ライセンス周波数帯とアンライセンス周波数帯の両方をサポートし、両者の組み合わせによる周波数のフル活用が可能。強力な干渉防止技術群を採用することで低遅延とサービス継続性を保証

●LTEのオープン・アーキテクチャをベースに開発されており、カスタマイズされたSDK開発プラットフォームを提供することで、多様な産業アプリケーションへの接続と、完全につながった狭帯域のインダストリアルIoTを実現

●標準インターフェースを備えた無線モジュールにより、さまざまな産業用端末やロボットへの柔軟なインテグレーションが可能。ロボットに搭載することで、信頼性の高いモバイル処理能力を提供

ファーウェイ プロダクト&ソリューション グループ 無線ネットワーク・ソリューション プレジデント 鄧泰華(エドワード・デン)は、調印式典において次のように述べています。「産業が自動化、デジタル化、インテリジェント化に向かうなか、信頼性の高い産業用無線ネットワークは重要な要素となっています。ファーウェイはLTE無線通信技術を産業分野に組み込むことに前向きに取り組んでおり、無線分野での強力な研究開発とイノベーション力を活かし、産業分野をリードするABBと手を取り合って、各産業の特性や要件に合わせてカスタマイズしたエンド・ツー・エンドの無線製品およびソリューションを開発していきます。今後さらに両社の強みをフル活用し、協業をさまざまな垂直産業に拡大していきます」

ABB(中国) バイス・プレジデント兼ロボティクス・ビジネス部門トップであり、ABBエンジニアリング(上海) プレジデントを務める李剛(リ・ガン)氏は次のように述べています。「本日、ファーウェイとの協業に関する覚書に調印し、両社の強力な絆とパートナーシップを強化できたことを大変嬉しく思います。ファーウェイは通信、とりわけ無線分野で世界をリードする企業です。2社の協業と相互の強みによって、産業ロボットや自動生産におけるABBのテクノロジーの先進性を補強し、生産効率の向上と企業における工業生産の刷新を促進できると確信しています」

「HUAWEI CONNECT 2016」では、ファーウェイのOneAir技術を搭載した最新のABBロボットも展示され、多くの来場客の注目を集めました。


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「HUAWEI CONNECT 2016」は8 月31 日から9月2日までの3日間、中国・上海で開催され、約2 万人の来場者を迎えて、各インダストリーにおけるデジタル変革を推進するとともに、より“つながった”世界を構築する方策を議論しました。展示フロアの半分をファーウェイの産業パートナーによる展示が占め、インテル、HGST、SAP、アクセンチュア、インフォシス、OpenStack、GSMA など、ファーウェイや産業エコシステムに関わる80 の業界団体と協賛企業が出展しました。詳細は、以下の特設サイト(英語)をご覧ください。
(リンク »)


※2016年3月17日発表リリース:Huawei Launches OneAir@Smart X Solution at CeBIT2016
※本参考資料は2016年9月5日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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