イタリアの船舶設計大手、NAOS Ship and Boat Designが豪華クルーザーの設計・建造・プロセス管理にダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用

ダッソー・システムズ株式会社

From: PR TIMES

2016-09-15 11:00

2つのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスが造船の各プロセスをデジタル連携させ、リアルタイム情報に基づく意思決定を支援

3D エクスペリエンス企業であり、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、船舶設計の大手企業であるイタリアのNAOS Ship and Boat Design (以下、NAOS) が、スーパーヨット*1のデジタル設計から製造ドキュメンテーションまでの一連のプロセスのために、初めて3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用したことを発表しました。ダッソー・システムズの船舶・海洋向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス (「デザイン・フォー・シー」、 および 「オプティマイズド・プロダクション・フォー・シー」) の導入により、NAOSは、リアルタイムで効率的に協業を実現すべく、全ての設計・エンジニアリング・建造の業務プロセスならびに一連の情報を、一元化された仮想環境に統合します。



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船舶・海洋業界では、船の大型化につれて、よりエネルギー効率に優れた設備の搭載や、自動化・スマート化システムの統合も進んでいます。また、高まる安全規制・環境規制への対応も、船舶の構造に影響を与えています。柔軟性に富み、かつ燃費効率に優れた船舶を設計することで世界的にも定評があるNAOSは、複雑化する造船プロジェクトを進める上で、造船所や船主から頻繁に寄せられる数多くの設計変更に柔軟に対応したいと考えていました。

ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを基盤とする2つのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス (「デザイン・フォー・シー」および「オプティマイズド・プロダクション・フォー・シー」) を導入したことで、NAOS のチームは、設計から建造、納入までの開発期間全体を通じて、自らが手がけるスーパーヨットをバーチャルに体感しながら業務を進めることができます。特に船舶設計、エンジニアリングサービスチームは、船舶に関わる各種の要件、規制、プロジェクト計画といった多くの情報を、完全なトレーサビリティを確保しながら活用できます。それにより、既存データの参照や再利用、設計変更へ迅速な対応、設計の早い段階からの建造計画の立案、高品質な船殻図面、製作図、システムの設計図面、組み立て図の作成が可能になります。

NAOSのRoberto Prever社長は次のように述べています。「造船所様向けのスーパーヨット・プロジェクトではこれまで多くのCADシステムを使用してきました。しかし当社は、ビシネス・プラットフォームによって提供される、より効率のよい、新しい手法を必要としていました。ダッソー・システムズの『デザイン・フォー・シー』、『オプティマイズド・プロダクション・フォー・シー』を採用することにより、設計変更が与えるインパクトを、安定性・基本設計・高度な構造設計・安全性といった観点から、シームレスに判断できます。今では、プロジェクト全体の設計とエンジニアリングを、以前よりずっと効率的に提供できるようになりました。また、建造に関わるドキュメントとの連携により、造船所のお客様には、製造と組み付けコストを最適化いただけるという大変大きなメリットを提供できます」

ダッソー・システムズの船舶・海洋業界担当バイスプレジデントであるアラン・オワール (Alain Houard) は次のように述べています。「世界中の大手造船所では、顧客ごとに異なる要望に応じてカスタムメイドされた、付加価値の高い、高性能な船舶の建造に躍起になっており、そのための設計・建造方法は、ビジネスに大変大きな影響を与えています。NAOS様は、3Dエクスペリエンス・プラットフォームの採用により、予算と時間に関わる要件を満たしつつ、高い品質と持続可能性を兼ね備えた船舶設計を実現され、市場での高い評価につながっています」

ダッソー・システムズの海洋・船舶業界向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスの詳細はこちらをご覧ください:
(リンク »)

*1: スーパーヨット:個人 (特に富裕層) 向けの豪華な遊行船。豪華客船並みの設備 (プール、会議室、ダイニングなど) や規模を持つ傾向にある。豪華ヨット、豪華クルーザーともいう。日本における「ヨット」は一般に「小型の帆船」という意味で使われるが、「スーパーヨット」は必ずしも帆船ではない。

訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳 (抄訳) したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。

(以上)

ダッソー・システムズについて

ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。

3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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