パイオニア「JIMA総合検査機器展」に出展

パイオニア株式会社

From: PR TIMES

2016-09-26 14:30

 パイオニアは、2016年9月28日(水)~9月30日(金)に東京ビッグサイトで開催される「JIMA総合検査機器展」に出展します。
 同展は、日本検査工業会(JIMA)が主催し、国内の非破壊検査業界分野より主要企業が一堂に会し、最新の検査計測技術・装置の展示、技術セミナーなどを行う展示会です。
 当社は、光と電波の両方の特性を持つテラヘルツ波を利用し、物体内部の透過イメージングが可能なポータブルタイプの“ハンディヘッド型テラヘルツスキャナー”や新形態の“デスクトップ型テラヘルツスキャナー”、“テラヘルツ光伝導アンテナ”などのテラヘルツ関連製品をはじめ、簡単に分光イメージングが可能な小型の“分光カメラ”、検査データの長期保存を実現する“データアーカイブ用ブルーレイドライブ”、検査用顕微鏡に搭載する新提案の“顕微鏡用スマートディスプレイ”を参考展示します。

【会期】 2016年9月28日(水)~9月30日(金)
【場所】 東京ビッグサイト
【HP】 (リンク »)
【パイオニアブース】 東4・5ホール(J-50)

【主な出展内容】
■ハンディヘッド型テラヘルツスキャナー
光励起方式のテラヘルツ発生素子を採用した、ハンディヘッド型テラヘルツスキャナーです。テラヘルツパルスエコー方式と、テラヘルツスキャン機構を内蔵したハンディヘッドを採用することで、コーティングや塗装膜の厚み、剥離状況を非接触で簡単に計測することができます。本体部には、新開発の光学遅延機構と励起光源をコンパクトに収納しており、設置形態、測定環境を選びません。

■テラヘルツ光伝導アンテナ
短パルスレーザー光を照射して使用する光励起方式のテラヘルツ発生、検出素子です。波長780nm帯のレーザー光で励起することができるタイプのほか、波長1500nm帯で励起可能なタイプもラインアップしています。広く普及しているファイバーレーザーを励起用光源に用いることができ、光励起方式のテラヘルツシステムの構築に適しています。

■デスクトップ型テラヘルツスキャナー
電子デバイス(共鳴トンネルダイオード)を用いて、さまざまな測定対象物を簡単に測定できる小型軽量テラヘルツスキャナーです。CW(連続波)発振する電子デバイスの採用と、小型の送受信一体型ヘッドにより、デスクトップに設置可能で一般的なイメージングスキャナーのような使い勝手を実現しています。被測定物をトレーに乗せるだけで測定物内部の金属物質などをイメージングすることができます。塗装の健全性評価、封筒や包みの内部検査、プラスチック製品の欠陥検査などの用途を想定しています。

■小型分光カメラ
分光イメージングが可能な小型分光カメラです。MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いることで小型軽量化を実現しており、可搬性に優れ簡単に分光イメージングが可能です。照明を一体化することも可能で、より簡便な計測も可能です。分光スペクトルの違いによる異種材料判別などの用途を想定しています。

■データアーカイブ用ブルーレイドライブ
貴重な検査データの長期保存を実現するプロフェッショナルブルーレイドライブです。専用に選別された光学ピックアップを搭載したドライブと特別な検査基準で管理された長期保存用ディスクの組み合わせにより記録特性をベストチューニングすることで、JIS Z 6017に準拠し、200年を超える長期保存特性を実現しています。ディスク品質の検査機能も備え、膨大な検査データの恒久的な蓄積や管理に最適です。

■顕微鏡用スマートディスプレイ
顕微鏡に取付け、さまざまな情報を提示するサブディスプレイです。カーナビゲーションなどに用いられているヘッドアップディスプレイの技術を応用し、小型・簡便な仕組みで視認性の良い画像を提供します。光学系の工夫により、顕微鏡観察とディスプレイ観察における視線・焦点の移動を最小限にすることで顕微鏡作業時の負担を低減します。検査機の測定データの表示やマニュアルの参照、作業者への指示などに使用することが可能です。

<用語解説>
・テラヘルツ波
光と電波の両方の特性を兼ね備えているテラヘルツ波は、布、紙、木、プラスチック、陶磁器を透過し、金属や水は透過しない特性を持つため、物体内部の透過像の取得や分子相互作用の検出が可能です。セキュリティ分野や分光分析分野(物質に入射した光が、物質に含まれる原子や分子の種類に特徴的な変化を示すことを利用した分析)などへの応用に大きな期待が寄せられています。

・共鳴トンネルダイオード
量子井戸の両側の障壁層が十分に薄い構造では、井戸中の電子はトンネル効果により障壁の外側に抜けることができます。一方の障壁から電子が入射した場合、入射電子のエネルギーにより、もとの量子井戸に形成されていた量子準位に対応してもう一方の障壁を透過していく確率が共鳴的に増大することを共鳴トンネル効果と言います。この共鳴トンネル効果をダイオードとして利用したものが共鳴トンネルダイオードです。

・分光カメラ
分光計測が可能なイメージング装置の1つです。連続した波長範囲について波長ごとのイメージングができ、画素ごとに分光スペクトルが得られるカメラです。撮影範囲内の分光特性を一度に計測できることからリモートセンシングなどの用途で使われています。

・JIS Z 6017
電子化文書の長期保存方法に関する標準規格です。2013年の改正により保存記録媒体として従来のDVD/CDにBDが追加され、また運用の負担軽減が図られています。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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