誰でも簡単に名作絵本や紙芝居が作れる「ficta」を一般公開。新進気鋭の若手クリエイターの作品も同時に6作品を一挙公開。

クロスリバ

From: PR TIMES

2016-12-02 19:09

GoogleのAI・IBMのコグニティブコンピューティングと、独自物語解析エンジンを組み合わせたPdドライブα版の開発完了。

クロスリバ株式会社は、ハリウッドの映画プロット制作ノウハウである神話理論を応用し、誰でも簡単に絵本や紙芝居を作れる「ficta」を、本日リリースいたしました。また、同時に若手クリエイター(以下、敬称略)である、ソウダミク、梅木 夕夏、つちやりさ、Aomuの4名が仕上げた創作絵本を、サービス利用者のお手本作品として公開しております。



クロスリバ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:川合雅寛 以下、クロスリバ)は、本日、絵本や紙芝居を誰でも作れるWebサービス「ficta( (リンク ») )」をリリースいたしました。fictaのリリースに当って、弊社の考えは以下の通りとなります。

1. 日本のコンテンツマーケットは【ガラパゴスのまま】ではないかという危機感
 経済産業省が出している、「コンテンツ産業の現状と 今後の発展の⽅向性」P1に掲載されているデジタルコンテンツ⽩書2016(⼀般財団法⼈デジタルコンテンツ協会)の出典によると、日本のコンテンツ市場は音楽含め約12兆円あり、国内だけでも十分に成立する巨大なマーケットです。
 また、P3にあるローランド・ベルガー社が出典の資料から見ると、グローバルのコンテンツ市場では、2014年5,552億ドルから2020年6,993億ドルへと、約25%の増加が見込めます。しかしながら、日本のコンテンツマーケットの成長性は3%程度であり、さらなる拡大を行うためには、人口増加と教育の普及が進んでいる地域への展開が必要不可欠となります。
 あわせて、P5の2015年にローランド・ベルガー社が調査した資料から、5,552億ドルのうち、日本由来のものは2.5%ほどの影響力しか持たず、売上も1.38兆円程度であり、2020年に仮に同じ比率で伸びたとしても1.785兆円程度しか持っておりません。逆に、アメリカは市場の約43%を占めており、日本のコンテンツが海外で流行っているというのは、ごく一部のユーザーの間だけであり、大半は自国内のコンテンツと、アメリカ発のコンテンツを消費していると考えられます。上記により弊社は、ガラパゴス化しているこの構造から早期に脱却し、グローバルスタンダードを生み出すフェーズに一刻も早く脱皮する必要性がある、と考え「ficta」プロジェクトを立ち上げました。

 参考情報:経済産業省 編纂「コンテンツ産業の現状と 今後の発展の⽅向性」
  (リンク »)

2.「ficta」が目指すところ
 fictaは芸術学の用語で、「虚構的存在物」を意味する言葉です。fictaはジョセフ・キャンベル博士が見出した【神話理論(Heroe's Journey】(※1)を元に、シノプシスからプロット(=物語の設計図、脚本の原型)を作り、そのストーリーに付随した要素(キャラクター、世界観、アーティファクト)に分けて管理し、絵本やスライド形式の紙芝居を作ることです。あくまで、ストーリーを作ることに特化しております。fictaは、表面上は絵本やスライドを作るサービスですが、本質的には映画などの重厚な作品を作ることも視野に入れて設計されています。fictaが目指すのは、エンターテイメントコンテンツのGithub(※)です。我々は、約3,000億円のグローバルCaaS(Creative as a Service)市場にも食い込む所存です。

(※1)参考情報: Gigazine 「「映画や小説のストーリーは全て同じルールに従っている」理論」URL: (リンク »)
(※2)米国のGithub社によるウェブサービスGithubは、ソフトウェア開発において、チームでソースコードの共同管理・編集を行えるサービスです。他の人が作成して一般公開したソースコードを、コピーして自分のソースに活用したり(フォーク機能)、課金によるプライベートモードでの作業が可能です。

3.クリエイターと初期絵本コンテンツについて
 弊社は、クリエイターと企業との関係性はフェアであるべきと考えており、若手クリエイターがグローバルに活躍できる場を作っていこうと考えております。今回、絵本や紙芝居と言った反リッチコンテンツを選択した理由は、それらが最もシンプルかつ創造性が発揮しやすいクリエイティブであるという考えに至ったからであります。さらに、「なぜ売れないのか?」という問題に対する答えとして、作品/個人が世に認知されていない段階で売るのは至難の業であるとの仮説から、世界でも著名な古典を利用し作成していただきました。イラスト/テキストはすべて弊社のオリジナルコンテンツまたクリエイターとの共同保有をしているものであり、契約期間中は弊社にて独占的に管理いたしております。
 そして、今回制作に協力していただいたのは以下の名の方です。(以下、敬称略)

 創作版 ヘンゼルとグレーテル「シン・ヘンゼルとグレーテル ~幸せのまほうのつえ~」

[画像1: (リンク ») ]


クリエイター名【ソウダ ミク(Miku Soda)】

[画像2: (リンク ») ]

京都精華大学マンガ学部でヒトコマ漫画(Cartoon)を学び、
卒業後も、シンプルでどこかクスッと笑えるような
ヒトコマ漫画やイラストを中心に制作しています。

Web (リンク »)


 創作版 ピーターパン「みなと町のピーターパン」 

[画像3: (リンク ») ]


 原作版 ピーター・パン

[画像4: (リンク ») ]


クリエイター名【梅木 夕夏(うめき ゆか) 】

[画像5: (リンク ») ]


 デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部にてグラフィックデザインを学び、映画的構図からマンガ的絵本というあらたらしいアプローチにチャレンジ。アイコンは愛亀のミシシッピアカミミガメ。2ヶ月掛けた今回の制作でペンだこがメガシンカしたことが自慢。


 原作版 おやゆび姫

[画像6: (リンク ») ]


 原作版 不思議の国のアリス

[画像7: (リンク ») ]


 クリエイター名【つちやりさ(つちや りさ)】

[画像8: (リンク ») ]

USAで生まれ、小2までUSAのシュタイナー教育でメルヘンに育つ。武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業を卒業後、現在は特殊メイクの勉強に明け暮れる。今回は繊細なタッチがマッチするおやゆび姫と、ふしぎのくにのアリスを担当。
人生の最大の目標は、シュタイナー教育を取り入れた幼稚園の設立。


 創作版 おやゆび姫「おかえり、サマンサ」

[画像9: (リンク ») ]

 
 クリエイター名「Aomu」

[画像10: (リンク ») ]
 筑波大学 芸術専門学群 洋画科卒業後、絵画の展示や絵本の出版、挿絵やイラストの仕事を中心に活動中。特に動物を中心とした作風が持ち味だが、人物やペットの似顔絵なども得意。
 過去には
  ・PHP出版「こわい!びっくり!日本の不思議伝説大図鑑」挿絵
  ・株式会社ポノリポ「ポノリポプレイブック」イラスト
  ・ぶんしん出版 絵本「きみにみえるように」出版
などを担当した。 (リンク »)


 現在、これらのすばらしい絵本はウェブ上で無料でお読みいただけますが、今後は皆様のご要望に合わせて、書籍やグッズ販売などを展開を計画中です。今後、翻訳版も順次公開し、翌年1月以降には読み聞かせ版も用意する予定です。

4. 価格
 fictaの価格体系は以下のとおりです。
[表: (リンク ») ]


5. 物語解析エンジン「Geshram」と「Pdドライブ」α版開発について
 米Google社が提供するGoogle Cloud Platform Natural Language API、米IBMの高度な人工知能/認知技術APIを利用し、そこから得られる結果を元に学術的なアプローチから、独自物語解析エンジン「Geshram(ゲシュラム)」を構築いたしました。これらの機能を統合するため米Amazon Web Service社が提供するAWS Lambdaを中継サーバとして利用、Geshramが稼働するAmazon EC2に繋ぎこむことで実現しております。これにより、従来の開発の1/10の工数で実装できております。
 Geshramは物語の緊張度を独自に算出することで、fictaのPlot機能に実装されたストーリー曲線を、記載内容から自動で演算し、緊張度を算出する事に成功しました。これによりクリエイターは、作品が想定どおりのストーリー展開にかどうかを判断しやすくなります。これにより、制作の速度の向上や品質の向上を行うことを見込んでおります。これら全体のスキームを弊社ではPdドライブ(PENDNAドライブ)と名付けております。PENDNAとは、PENとDNAが掛け合わさった造語であり、創造したものが遺伝的に継承される様を表しております。
 今後は、アルゴリズムを強化していき、β版提供時には、より正確な結果を反映できるように鋭意努力するものとします。現在Geshramは英語にのみ対応しております。
 また、本アルゴリズムの設計は、東京大学大学院で美学芸術学を専攻している修士課程の学生によるものです。従来、人工知能を開発は理系学者の独壇場でしたが、文系的なアプローチによる開発も可能ということが証明されたと考えており、文系と理系の垣根を突破し、これらを高度に融合させ、世界的な人工知能文化の醸成に貢献していきます。

【クロスリバ株式会社について】
 クロスリバは、未来永劫語り継がれる物語を生み出す、 宇宙時代のエンターテイメントカンパニーです。
 URL : (リンク »)
 代表者名: 代表取締役 川合 雅寛

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
 クロスリバ株式会社 担当 : 川合
 電話:03-6869-6925
 E-mail:info@xrosriver.com

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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