DDNジャパン及び日本IBM、Yahoo! JAPANが運営するOpenStack Swiftのデータをデータセンターにキャッシュさせ、米国データセンターに保存するアクティブアーカイブシステムを構築

DDNジャパン

From: PR TIMES

2016-12-07 10:00

日本の約4分の1であるアメリカの低電力費用により、データセンターを低コストで運用することが可能になり、経費の大幅な削減を実現



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株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン
2016年12月7日(米国時間2016年12月6日発表)
ニュースリリース

株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン (所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:ロベルト・トリンドル、以下DDN)は、本日、ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)が保有する既存のオブジェクトストレージ(OpenStack Swift)のデータをデータセンターにキャッシュさせ、米国側のデータセンター(アーカイブ)に保存させるアクティブアーカイブシステムを日本IBMと共同で構築したことを発表しました。

Yahoo! JAPANはユーザの保存データ容量の増大、東日本大震災をきっかけとした、ディザスターリカバリの見直し、数ペタバイトのバックアップにおけるデータ保護の重要性の見直し等を受け、検討の結果、日本にはキャッシュのみを置き、同社の米国現地法人YJ America, Inc所有のデータセンターにデータを置く、アクティブアーカイブのシステム導入を決定し、2015年11月にIBMとDDNをベンダーとして選択しました。

このシステムでは、数十PBを1ファイルシステム構成で扱うことができ、稼働中のオブジェクトストレージ(OpenStack Swift)のデータをデータセンターに11TB/時で高速にキャッシュさせ、米国側のデータセンター(アーカイブ)へ転送速度1日あたり50TBのバックアップを可能にするブレークスルーを実現しました。このシステムにより日本のユーザーは日米間の回線を気にする事なくサービスを継続する事が可能になりました。

日本側データセンターへ導入した構成は、高速なI/O性能を求められる事からDDNハイパフォーマンスストレージ SFA7700X, IBM Spectrum Scaleを採用。データキャッシュとしてメタデータを扱うために、より高速なI/Oを実現可能なSSD (Solid State Drive:ソリッドステートドライブ) を搭載し、既存ファイルオブジェクトとは、IBM Spectrum Scale AFM (Active File Management) を介してキャッシング機能を利用したデータ共有を実現。米国側データセンターへは、高密度実装されたSFA7700Xで数十PB構成を導入しました。

DDN は、納入後わずか2日間で数十PBのファイルシステムの構築に成功し、最速で運営を開始しました。

関係者の声

ヤフー株式会社 システム統括本部 サイトオペレーション本部 インフラ技術1部 クラウドオペレーション 正木 大介様

Yahoo! JAPANでは、データはPB単位で増大を続け、早急にバックアップストレージの見直しを行う必要がありました。また東日本大震災をきっかけとしてディザスターリカバリの見直しも行いました。しかし巨大なストレージを日本のデータセンターに設置するには消費電力等の問題がありました。そこで、既存のオブジェクトストレージ(OpenStack Swift)のデータを国内のデータセンターにキャッシュさせ、電気代が日本のデータセンターの1/4で運用が可能な米国側のデータセンター(アーカイブ)に保存させるテクニカルなソリューションの導入に踏み切りました。
安定した毎秒数ギガバイトの転送は、IBMの技術力による卓越したチューニングにより実現し、DDNの高パフォーマンス、高密度のハードウェア、IBM Spectrum Scaleへの豊富な知見、多数の運用サイトにより、競合製品の約1/3のコストで構築・運用が可能になりました。
今後は国内複数サイトからの米国へのアクティブアーカイブに挑戦していく予定です。

関連資料
・Yahoo! JAPANについて
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・DDN SFA7700Xについて
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・DDN OpenStack Solutionsについて
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン 担当:青山
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