ファーウェイのFusionServer 2288H V3 ラック・サーバ、ビックデータ向けベンチマークテストTPCx-BBで第1 位を獲得

ファーウェイ（中国語表記：華為技術、英語表記：HUAWEI）は1月18日、同社の2U2ソケット・ラック・サーバ「FusionServer 2288H V3」が、トランザクション処理性能評議会（TPC）が発表したビックデータ向けベンチマークテスト「TPC Express Benchmark™ Big Bench （TPCx-BB）」（Scale Factor 3000）の性能評価において第1位を獲得したと発表しました。

TPCx-BBは、Hadoopベースのビッグデータ分析システムの性能を測定するために策定されたTPC Expressベンチマークテストです。ビジネス分野で広く認められているTPCのテスト・ランキングのなかでも、TPCx-BBでは実店舗とオンライン店舗を展開する小売業者を想定し、頻繁に実施する30項目の分析照会処理を実行することで、ハードウェアとソフトウェア双方の性能を測定します。テスト・シナリオの一部では、最も一般的な機械学習アルゴリズムであるK-Meansやナイーブ・ベイズなども使用します。そのため、TPCx-BBのテスト結果は、ビッグデータ向けシステムの総合的な処理性能を包括的かつ正確な形で示すことができるとされています。

TPCx-BBではさらに、サーバ性能指標と価格指標の双方を使用して性能とコストのバランスに対して有益な情報を提供します。ファーウェイの「FusionServer 2288H V3」は、今回実施されたTPCx-BBテスト（Scale Factor 3000）において、BBQpm指標で611.31点、価格/BBQpm指標で462.55米ドル（ 約53,031円※1）となり、双方の指標で2ソケット・サーバの最高点を記録しました。
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「FusionServer 2288H V3」は、最新の14 nmプロセスを特長とする2基のIntel(R) Xeon(R) E5-2600 v4を搭載し、最大44コアに対応しています。また、最大24枚のDDR4 DIMMで合計1.5 TBのメモリ容量を実現可能なほか、IOPSと帯域性能に優れたNVMe SSDをローカル・ストレージに採用することでデータのスムーズな演算と転送を実現しています。こうした機能を備えたFusionServer 2288H V3は、ビッグデータ向けに最適な製品です。

ファーウェイ　ITサーバ・プロダクトライン　プレジデント　邱隆（チウ・ロン）は次のように述べています。 「ビッグデータ・アプリケーションの普及に伴い、コンピューティング性能と優れたTCO実現に向けた要求が高まるなか、ファーウェイはサーバの設計とテクノロジーにおける革新を進め、最適な性能を実現することで、絶えず変化するお客様の要件を先取りし、業界最高のコンピューティング基盤を構築しています。TPCx-BBテストにおける当社サーバの卓越した性能は、当社のこうした継続的な努力を裏付けるものです。最近ではさらに、NVMe SSDをフル搭載し、I/Oのボトルネック解消におけるブレークスルーを実現した高性能サーバを発表し、ビッグデータ領域におけるお客様の要件をより最適な形で満たすことを目指しています」

米ガートナーの調査※2によれば、ファーウェイはサーバ出荷台数（タワー型サーバを除く）において2016年Q3時点で世界トップ3にランクインしており、最も急速に出荷を伸ばしています。現在、ファーウェイのサーバ製品は世界中の5,000以上の顧客拠点で利用されており、官公庁、インターネット、通信、エネルギー、金融、交通・運輸、ヘルスケア、教育、メディア、製造などのさまざまな産業をカバーしています。

TPCx-BBテストの結果詳細についてはこちらをご覧ください:
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また、「FusionServer 2288H V3」におけるTPCx-BBテスト（Scale Factor 3000）の結果詳細は、TPCから2016年12月29日に公開された報告書（PDF）をご参照ください。
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※1　米ドル=114.65円で換算（2017年1月18日現在）
※2　 ガートナー社 『Market Share: Servers, Worldwide, 3Q16 Update』 （2016年11月28日）

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