ワークス、人工知能研究所を徳島に開設 自然言語処理研究に特化、“秘書エージェントシステム”の業務活用目指す

株式会社ワークスアプリケーションズ

From: PR TIMES

2017-02-09 17:13



 
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 株式会社ワークスアプリケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役最高経営責任者:牧野正幸、以下 ワークス)は、2017年2月より、徳島県徳島市に自然言語処理(NLP)研究に特化した人工知能研究所「ワークス徳島人工知能NLP研究所」(WAP Tokushima Laboratory of AI and NLP、以下 本研究所)を開設し、業務を開始したことをお知らせいたします。

●研究所開設の背景
ワークスが開発する、人工知能を搭載した世界初[i]の基幹業務システム「HUE(R)」では、企業内に蓄積するオペレーションログデータを機械学習のトレーニングデータとして活用することで、ユーザーの次の行動を予測(ユーザー属性に沿った入力項目・検索結果のサジェスト、業務のレコメンデーションなど)し、これまでの業務システムと比べ圧倒的なユーザビリティと業務生産性の向上を実現しています。このたび、「HUE(R)」への機械学習の活用に加え、ユーザーの発話やテキストデータの解析・理解に基づく、よりユーザーニーズに則したAI機能を「HUE(R)」に取り入れるため、業務活用に特化した自然言語処理の研究を進めることとしました。

●主な研究内容
本研究所では自然言語処理の業務活用に向け、主に以下の研究開発を進めてまいります。
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また、本研究所では自然言語処理研究発展のため、日本および英語圏へのNLPツール・言語リソースのオープンソース公開を行います。

●とりくみ
◇自然言語処理研究の権威を特別技術顧問として招聘
本研究所では、日本の自然言語処理研究の第一人者である、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)教授 松本裕治氏を技術顧問として招聘いたします。松本氏は日本の自然言語処理研究を牽引する第一人者で、自然言語処理分野最高権威の国際学会であるACL[i]が2011年に創設したFellow制度の最初の1人に選ばれるなど、海外からも高い評価を得ています。本研究所開設にあたっては、ワークスの自然言語処理および製品への取り組みや解析エンジン・リソースの開発、それらのOSS化などの研究内容に強く賛同いただいています。

松本 裕治氏  奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授

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「多くの情報が言語を含む複合的なメディアで表現されており、自然言語処理の活用が研究や業務の効率の一層の向上に必要です。ワークスアプリケーションズでは、OSS公開を前提とした形態素解析エンジン、同義語辞書、固有表現辞書などの開発を進められており、また、自然言語処理を含む人工知能技術を用いた業務システム「HUE(R)」を開発されています。これらの取り組みが、自然言語処理の基盤と実用化に貢献することを期待します。」


◇ 産官・産学連携
本研究所では、自然言語処理の業務活用における徳島大学との共同研究を進めてまいります。スケジュール調整をはじめとした、業務効率向上のための対話システムの研究を共同で進めるほか、徳島大学とワークス間の人材交流なども視野に入れた連携を行います。
また、本研究所は徳島県からの立地支援を受け開設しており、今後5年間で研究員を50名規模にまで拡大、ワークスにおけるAI研究の中心と位置づける見込みです。更に、国が進めている地方拠点強化税制における本社機能移転事業で、徳島県初の移転型(東京23区からの移転)による認定を受けました。
ワークスは今後、自然言語処理研究に知見の深い人材を多く輩出する徳島大学や徳島県との連携のもと、優秀なAI人材の採用および徳島県における雇用の創出に寄与してまいります。

●徳島県発表資料より ※一部抜粋
<立地の経緯について>
本県は全国屈指の光ブロードバンド環境を活かした情報通信関連産業の集積や本社機能移転の促進を図っており、この度、ワークスの目指す研究機能の地方拠点化や地方人材の活用などの取り組みと徳島県の施策が合致し、立地に至りました。

<研究所の開設について>
・地方拠点強化税制における本社機能移転事業について本県初の移転型(東京23区からの移転)による認定となりました。東京一極集中となっている中、地方創生へ向けて更なる地方拠点の強化が促進されるよう支援してまいります。
・「情報通信関連事業立地促進補助金」の奨励指定事業所としたところであり、今後、県内の雇用の場の創出および、地域産業の情報化の推進に大きく期待されるところです。また今後、人工知能研究を含む優秀な情報産業人材の創出に向けて、人材育成や県内外からの人材確保において、各県内企業や教育機関と連携した支援を行ってまいります。

●自然言語処理について
自然言語処理とは、日本語や英語などをはじめとした人間が使っている言語をコンピュータに処理させるための技術やソフトウェアなどの総称で、人工知能と言語学の一分野です。キーボード入力時のかな漢字変換にはじまり、あいまい検索機能や音声認識機能など、あらゆるシーンで使用されています。

●研究所概要
事業所名: ワークス徳島人工知能NLP研究所
(WAP Tokushima Laboratory of AI and NLP)
事業内容: 自然言語処理に特化した人工知能技術の基礎研究開発
場  所: 徳島市東大工町1-9-1
開設時期: 平成29年2月1日
所  長: 内田 佳孝

●研究員募集中
現在、本研究所では研究員の募集を行っております。

<業務内容>
本研究所において、以下の業務に従事していただきます。

・形態素解析、固有表現抽出技術、依存構造解析の研究開発および継続的な改良
・重要語抽出・同義語抽出技術の研究開発
・全文検索の精度向上
・対話エージェントの研究開発
・各種言語リソースの開発
・オープンソースでのNLPツール、言語リソースの公開

1,200企業グループ超の大手企業を顧客に抱えるワークスだからこそ得られる業務データやログ、ノウハウなどの膨大かつ詳細なデータに基づいた研究開発が可能です。

<勤務地>
・徳島市(徳島ファーストビル:徳島駅から徒歩約10分)

<本研究所で働く魅力>
・発足したばかりの研究所において、コアメンバーとしてご活躍いただけます。
・官学と連携して研究開発を推進していきます。
- 奈良先端科学技術大学院大学 松本裕治教授を技術顧問として招聘
- 徳島大学との共同研究
- 徳島県との連携
・都会の喧騒から離れ、理想的な環境で研究開発に打ち込むことが可能です。
・世界各地の拠点と効率的にコミュニケーション、情報共有をすることが可能です。
(東京、上海、シンガポール等との映像・音声常時接続を実現予定)

<期待するスキル>
・自然言語処理に関する研究経験もしくは実務経験3年以上
・プログラミング経験(Java or Python or C++)
・初級レベルの日本語能力

<対象>
・コンピュータサイエンス、自然言語処理、機械学習等の修士課程または博士課程修了者

●ワークスアプリケーションズについて
商号:株式会社ワークスアプリケーションズ
設立:1996年7月
代表者:
代表取締役最高経営責任者 牧野 正幸
代表取締役最高執行責任者 阿部 孝司
代表取締役最高技術責任者 石川 芳郎
資本金:3,626,506千円
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル19階
事業内容:大手企業向けERPパッケージシステム「HUE(R)」および「COMPANY(R)」の開発・販売・サポート
売上高:40,786百万円(連結)※2016年6月末時点
従業員数:5,631名(連結) ※2016年6月末時点

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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