若者の醤油購買層のライフスタイルを分析 醤油と意外な組み合わせが若者の“隠れた新定番”

株式会社インテージホールディングス

From: PR TIMES

2017-03-15 11:33

~データエクスチェンジコンソーシアムにて、キッコーマン等と複数のビッグデータを用いた分析を実施~



株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃 以下インテージ)は、データエクスチェンジコンソーシアムで結成された顧客トレンドチームの活動に参画しており、このたび各社のデータを組み合わせた調査、分析を実施しましたのでお知らせします。

■取り組みの概要
参画企業の各社が保有する複数のデータを組み合わせることで、よりきめ細やかな顧客トレンド分析を行う手法を作り上げることを目的として、「醤油を利用する若者世代の生活スタイル」について調査、分析を実施しました。

◯調査内容
本調査では、醤油の新しい顧客層である若年世代の価値観や生活スタイルを分析し、商品の想起から利用の実態までを一貫して捉えることで、「若年世代に支持される商品企画、宣伝・販売コンテンツ」につなげる目的で実施しました。

◯調査スキーム
[画像1: (リンク ») ]

本調査は、調査事項の定義や仮説づくり、データの前処理、実データのチェック、結果の評価など、各工程をそれぞれ得意分野が異なる各社のチームプレイで進めました。また、アンケート調査、SNSデータ、購買データ、Webメディア接触データを各社が持ち寄り、データ状態のチェックや前処理、特徴量の抽出をバトンパス形式で行ったことで、企業間のデータ流通を低リスクで進めることができました。結果として、誰もがよく知る商品でも、複数データを組み合わせることで、よりきめ細やかな顧客理解が可能であることが実証されました。
※各社の役割は最終ページの各社プロフィールをご参照ください

■調査結果
[画像2: (リンク ») ]

醤油を購入している若者を分析したところ、「SNSへの投稿ネタづくり」や「食にこだわる自分を演出」するために、ちょい足し醤油、珍味レシピ、MY醤油など「ちょっとこだわった醤油」を楽しむ姿が見られました。
また、若者世代の醤油の利用シーンを分析したところ、【A.お酒や手料理が好き】【B.ふだんは質素だが、食べ歩き・外食は好き】【C.味よりも情報を消費する】の3類型が見つかりました。
さらに、醤油を「買った」若者は、「買わない」若者と比べて、【1.高級ミニアイスをよく買う】【2.グルメ情報よりもレシピサイトを見ることが多く、旅行サイトの閲覧も多い】【3.Twitter・Instagram・ニコニコ動画より、Facebook・YouTubeをよく閲覧する】といった傾向が見られます。
以上を踏まえて、顧客トレンドチームでは、「醤油」を買う若者は、いつもは質素な食生活でも、外食・旅行や口コミ検索で目は肥えているため、本当は料理にも少しこだわりたい傾向にあるのではないか、という結論に至りました。

<醤油のちょっとこだわった使い方の事例>

[画像3: (リンク ») ]

SNS上では、「醤油×バニラアイス」などすでによく知られた食べ合わせの他にも、様々な組み合わせが話題を集めています。「醤油×マンゴー」「醤油×柿」「醤油×ぶどう」など醤油とフルーツを組み合わせる若者、「醤油×ヨーグルト」「醤油×りんごジュース」など既成品と組み合わせる若者など、多くの事例が見つかりました。携帯用にMY醤油を持ち歩くなど、醤油自体にこだわる若者も現われています。
キッコーマンによると、「元々しょうゆ中には300種類以上の香り成分が確認されており、その中には花や果物の香りの主成分も含まれています。その他、甘味を引き立てる効果もあります」とのこと。そのため顧客トレンドチームでは「醤油はフルーツやバニラアイスにかけても相性が良い。先進的な醤油の使い方をする人たちの間では、もはや”隠れた新定番”ではないか」と考えています。

■今後の展望
今後も各社では、企業間連携によるデータ活用を通じて、生活者の声を活かした商品企画、宣伝・販売コンテンツの開発などに取り組む予定です。

■データエクスチェンジコンソーシアムについて
企業や組織を越えたデータ流通を促進するため、必要な知見の共有、環境整備、ガイドライン作りを行う団体です。参加企業の共同で、自社データを組み合わせた実証実験を行うほか、個人情報保護や人材育成、プラットフォームについての検討会も開催しています。


プレスリリースに掲載されている、サービス内容、価格、その他の情報は、発表日現在の情報です。
その後、様々な要因から予告なしに変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
【株式会社インテージ】 (リンク »)
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values ~ お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

【報道機関からインテージへのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:小林(こばやし)
TEL:03-5294-6000 /「お問い合わせフォーム」 (リンク »)


■参加企業
◯株式会社インテージ
本社所在地:東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
代表者 :代表取締役社長 石塚 純晃
設立 :2013年4月(持株会社制への移行に伴い、新設・事業を承継。創業:1960年3月)
事業内容:マーケティング支援(消費財・サービス)事業。独自に収集した各種データ・リサーチノウハウ・データ、解析力などを基盤とした信頼の情報を提供し、お客様のマーケティング戦略立案や課題解決に導く。
URL : (リンク »)
本業務の役割:マーケティングリサーチ会社として、弊社が独自に収集しております消費者購買データ(SCIデータ)および消費者メディア接触データ(i-SSPデータ)の提供と、消費者セグメント分類の一環としてBlogデータの形態素解析を行いました。
※SCIデータは、調査対象者に携帯端末機を配布し、購入時に商品のバーコードをスキャン(読み取る)いただくことで、データ捕捉しております。i-SSPデータは、モニターにアプリケーションをインストールしていただくことで、利用ログを、リアルタイムに自動捕捉しております。

◯キッコーマン株式会社
本社所在地:千葉県野田市野田250
代表者:代表取締役社長CEO 堀切功章
設立:1917年12月7日
事業内容:持株会社としてのグループ戦略立案及び各事業会社の統括管理、食品の製造と販売/「食と健康」に関わる商品とサービスの提供
URL: (リンク »)
本業務の役割:キッコーマンは消費者本位を基本理念としておりますが、本活動においては、消費者本位を実践するため消費者理解の新手法検討として「複数のデータを活用し若年世代の価値観や生活スタイル理解する」というテーマを提案いたしました。

◯富士通総研
本社所在地:東京都港区海岸1丁目16番1号 ニューピア竹芝サウスタワー
代表者 :代表取締役社長 本庄 滋明
設立 :1986年6月20日
事業内容:コンサルティング・研究開発・経済研究
URL : (リンク »)
本業務の役割:コンサルティング会社として、各種検討におけるファシリテーション・とりまとめ・情報提供を行い、調査の全体企画~詳細設計~実行を一気通貫でご支援しました。また、「生活者行動分析サービスDo-Cube」のサービスプロバイダとして、Blogユーザーの属性・趣味興味データを提供するとともに、Blogデータの解析を行いました。
※生活者行動分析サービスDo-Cubeは、アメーバブログユーザーの属性・趣味興味データを分析するツールです。本分科会では、アメーバブログのユーザー24万人について、過去1年感の投稿内容を解析し、デモグラフィック属性の推定や趣味・興味分野への関心度合いのスコアリングを行ったユーザーリストデータを提供しています。ユーザーリストは、Webのクローリングと、専門サーバーを用いた記事解析によって生成しております。

◯データセクション株式会社(東京証券取引所マザーズ市場:証券コード 3905)
本社所在地:東京都渋谷区渋谷 2-17-2 太陽生命渋谷ビル 7 階
代表者:代表取締役社長 CEO 澤 博史
設立:2000 年 7 月
事業内容:消費者マーケティング事業/風評リスク対策事業/画像解析事業/ソリューション開発事業/海外SNS分析事業
URL : (リンク »)
本業務の役割:データセクションは調査のためのSNSデータ(Twitter、Blog)の収集、ならびにそれらのデータの分析を行いました。また、長年取り組んでまいりましたSNSデータ分析の知見を活かし、データ分析調査設計を行いました。

◯株式会社オズマピーアール
本社所在地:東京都千代田区紀尾井町 3-23 文藝春秋新館
代表者 :代表取締役社長 境 信幸
創業 :1963 年 10 月
事業内容:国内、海外の企業、政府関係機関、公的団体などのクライアントに企画立案から実施まで、総合的な広報(パブリックリレーションズ)サービスを提供。
URL : (リンク »)
本業務の役割: PR会社の知見を用い、コミュニケーション発想によるデータの取得・データ分析の戦略設計の示唆、及び分析したデータを用いた具体的なコミュニケーション施策の提案と実施を行いました。

◯株式会社日本データ取引所
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿西 2-19-9
代表者 :代表取締役社長 森田 直一
設立 :2016 年 2 月
事業内容:データ取引市場の提供、企業のデータ活用に関するコンサルティング事業、各種ガイドライン策定、ビッグデータ並びに AI に関する研究。
URL : (リンク »)
本業務の役割:データエクスチェンジコンソーシアム事務局として、研究会の組成、会議体編成、利用したデータの収集・管理、議事とりまとめ、進行管理、法務文書の統括、発表資料の編集・整理などのデータスチュワード機能を担当しました。

○データエクスチェンジコンソーシアム有限責任事業組合
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿西1-32-16 COMBOXビル4F (株式会社デジタルインテリジェンス内)
職務執行者:横山 隆治(株式会社デジタルインテリジェンス 代表取締役)
林 健人(データセクション株式会社 COO)
設立:2014年3月
事業内容:データエクスチェンジコンソーシアムの企画・運営

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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