■背景
サイバー攻撃の大規模観測システムを運用している国立研究開発法人・情報通信研究機構(以下NICT)は、国内のネットワークに向けられたサイバー攻撃関連の通信が2016年は前年比2.4倍の約1281億件となり、IoTに係わる通信端末を狙った攻撃が15年は全体の約26%でしたが、16年は初めて半数を超えたことを発表しました(NICTとしては、観測できているのは一部との見解)。
一方2016年10月21日、米国のDNS サービスを提供する会社に対し、大規模 DDoS 攻撃が発生し、約6時間同社顧客サービスが停止に追い込まれました。同社は、この攻撃がIoTに係わる通信端末をボット化させるマルウェアを使ったものであることを立証できると発表しております。
そこで、MOVIMASはIoTに係わる通信端末のサイバー攻撃への対策が急務であると認識し、日立システムズが提供するセキュリティソフトウェアを、自社で提供するIoTに係わる通信端末へ実装することを決めました。
[画像1: (リンク ») ]
-サイバー攻撃パケット数-
[画像2: (リンク ») ]
-提供イメージ-
■共同開発の取組み
MOVIMASは、IoT/M2M市場の開拓と活性化をミッションとしており、今までに自社が持つIoT/M2M分野における豊富な知見とノウハウによって、数多くのIoT/M2Mビジネスを企画し具現化させてきました。今回の共同開発では、IoT/M2Mにおけるセキュリティという切り口で、自社で提供するIoTに係わる通信端末へ日立システムズが提供するセキュリティソフトウェアの実装を決め、セキュリティソフトウェアを実装するにあたり、MOVIMASは技術的な支援を行いました。自社のサービスや製品を他社と差別化し、パートナー会社への売上貢献を実現致します。
MOVIMASは、シャープと共同開発した光学設計技術とRF技術を駆使したセンサーや各種無線方式にも対応したIoTゲートウェイに、日立システムズが開発したセキュリティソフトウェアを実装し提供します。
■サービス展開
・MOVIMAS はセキュリティソフトウェアをMOVIMAS IoTゲートウェイに実装し提供します。
■日立システムズのセキュリティソフトウェアの主な特徴
・IoTゲートウェイに対するサイバー攻撃を検知
・IoTゲートウェイ本来の動作を妨げることのない低負荷
・出荷時の実装によりアップデートやメンテナンスをすることなく利用可能
・セキュリティオペレーションセンター(SOC)による遠隔監視
■今後の予定
・2017年6月:サービス提供開始
■本件に関する連絡先
株式会社MOVIMAS
(リンク »)
IoT/M2M事業開発部 大坪
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。