日本気象協会「トクする!防災」プロジェクト 「夏の備蓄前線」を発表

「トクする!防災」プロジェクト

From: PR TIMES

2017-06-01 11:36

~本格的な雨のシーズンに入る前に、災害に備えた備蓄の見直しを~



 一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川裕己、以下「日本気象協会」)が推進する「トクする!防災」プロジェクトは「夏の備蓄前線」を6月1日(木)に発表します。「夏の備蓄前線」は「トクする!防災」プロジェクトの公式サイト( (リンク ») )で公開します。

夏の備蓄前線とは
 「夏の備蓄前線」は、梅雨や集中豪雨、台風などで土砂災害や洪水が起きやすいシーズンに入り、各地で雨が多くなる時期を参考に、備蓄の見直しを推奨する時期を前線図にしたものです。
 短時間に多くの雨が降ると、土砂災害や河川氾濫などの災害につながることがあります。被災時は避難所ではなく自宅で生活する場合も多く、2016年の北海道や東北の災害でも断水が長引き「水を使わない食事の準備に苦労した」という声がありました。本格的な雨のシーズンに入る前に、災害に備えた食料品や生活必需品の備蓄を見直し、シーズンに入ってからは気象情報や警報・注意報などの情報に気をつけるようにしましょう。

概況
 「夏の備蓄前線」は5月中旬に奄美地方から始まり、下旬になると九州南部が「夏の備蓄」シーズンに入ります。6月中旬には九州、四国、中国、近畿、東海、北陸、関東、甲信、東北の一部地域も「夏の備蓄」が必要なシーズンになります。この時期までに備蓄の準備をしましょう。前線は季節とともに北上し7月には北海道に到達、7月中旬から下旬には北海道北部も「夏の備蓄」シーズンとなります。

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各地の気象予報士からのコメント
■北海道
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日本気象協会 北海道支社 田嶌恵 気象予報士
豊かな自然の恩恵を受けている北海道でも、自然は時として猛威を振るいます。2016年8月には観測史上初めて1年間に3つの台風が上陸し、さらに別の台風も接近した影響で、激甚災害の指定となるほど、ライフラインや農業などが大きな被害を受けました。災害から命を守るには知識と備えが大切!まずはローリングストックから始めてみませんか?普段から非常時を意識して保存食を備蓄するなど、日用品の買い置きを切らさない工夫をしましょう。


■東北
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日本気象協会 東北支局 福山博己 気象予報士
東北地方というと雪害のイメージが強いですが、平成27年9月関東・東北豪雨や、平成28年台風第10号といった風水害が増えています。「備蓄品は一度用意したら期限までそのまま」という人もいるかもしれませんが、自然災害はいつ起こるかわかりません。だからこそローリングストックをうまく活用しつつ、夏は塩分、冬は防寒グッズなど季節にあった備品を用意するように心がけましょう!また、「トクする!防災」で災害発生時の避難方法を事前に把握しておくことも大切です。


■関東


日本気象協会 本社 中川裕美子 気象予報士
関東地方は、夏には内陸部や都心周辺などで、雷雨や集中豪雨の発生することが多くなります。都心の豪雨は、ヒートアイランドによる都市熱が原因の1つとされています。過去にも、豪雨の発生により停電や地下街への浸水が起こり、ライフラインに影響が出たケースがあります。突然の災害で生活用品の入手に困ることのないように、普段から保存食や飲料水などの備蓄品を計画的に購入するなど、災害への備えをしておきましょう。


■北陸
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日本気象協会 北陸支店 谷口聡一 気象予報士
ネット検索で、「石川県 災害」もしくは、「富山県 災害」と入れると、どちらもその後に、「少ない」という候補がでます。両県とも、災害少ない説があるようですが、いずれもここ数年、水害等が発生していないだけで平成に入ってもいくつかの気象災害は発生しています。災害はいつ起きるかわかりません。安心だと思ってしまっていると、いざという時に何もできません。まずはおトクにすることから気軽に防災を考えてみましょう。


■中部
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日本気象協会 中部支社 奥平雄太 気象予報士
東海地方では過去に、東海豪雨や平成20年8月末豪雨などの災害に見舞われ、大雨による土砂災害や浸水害などの大きな被害が出ました。山地や丘陵地が多く、土砂災害危険箇所が多数あるほか、巨大地震の発生も想定されており、災害への対策が必要不可欠です。梅雨や台風の季節になる前に、保存食や飲料水などの備蓄品や避難経路をもう一度確認し、普段の食材や生活用品も上手に消費・購入して、備蓄に取り込んでみましょう。


■長野
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日本気象協会 長野支店 濱中弘樹 気象予報士
長野県は、高い山々に囲まれ、台風や低気圧、前線の影響を受けにくく、特に平地では大雨が降りにくい地域です。しかし、台風などの影響を受けないわけではなく、言い換えれば大雨に不慣れともいえます。このため防災意識を高めることは大切。その第一歩として備蓄を見直してください。消費期限や季節に合わせた入れ替え、家族構成や体調にあった内容になっているか、本格的な梅雨の前、体を動かしやすいこの時期に確認しておきましょう。


■関西
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日本気象協会 関西支社 真田知世 気象予報士
大阪の中心部・梅田のすぐ近くには淀川があり、万が一大雨で淀川の堤防が決壊してしまうと、広い範囲が水につかり、最大6.4万人が孤立すると想定されています。このような災害に備えて、水や食料の備蓄が重要です。関西人は特に、「同じ商品だったら、お値段が安いもの」を買ってしまいがち。こういった商品は賞味期限が短いものも多いですが、ローリングストックを用いれば、お買い得商品を上手に活用しながら備蓄を行えます!


■九州
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日本気象協会 九州支社 松井渉 気象予報士
全国の中でも大雨や台風といった災害が多い九州ですが、以前は食料備蓄を行っている家庭の割合は全国で最低レベルであるとされていました。大雨や台風に慣れっこになってしまっていたのかもしれません。しかし、昨年の熊本地震をきっかけに食料備蓄を始めたという方も多いようです。今後はその食料備蓄を、いつ災害に遭ってもよいよう、すぐに使える状態に保つことが大切です。そのために、ローリングストックを活用しましょう!


夏のための“+α”備蓄
 熱中症や水分不足に陥りやすい夏は、一般的な備蓄品に“+α”の対策をする必要があります。
備えておくと安心できる、夏の備蓄の例をご紹介します。

〔1〕水・イオン飲料
夏は飲み水としてだけでなく、生活用水としても多くの水が必要です。また、汗をかくことで水分だけでなく塩分も失われます。水の準備は1年中欠かせませんが、夏は特に水の備蓄を増やし、塩分も補給できるイオン飲料も備蓄しましょう。

〔2〕ボディシート(汗ふきシート)
夏はたくさんの汗をかきますが、災害によってライフラインが被害を受けると、自宅や避難先でシャワーなどで汗を流すことが難しくなります。不快感を取り除き、身体を清潔な状態に保つためにも、ボディシートを備えておくと便利です。

〔3〕冷感・冷却グッズ
災害によってライフラインが被害を受けると、自宅や避難先は暑さの厳しい環境になる可能性があります。熱中症を防ぐために、効率的に体を冷やすことができる冷感・冷却グッズを備えておくと安心です。

効率的な備蓄の方法~ローリングストック~

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 効率的かつ手軽にできる備蓄として、「トクする!防災」プロジェクトが提案しているのは、「ローリングストック」です。

 「ローリングストック」は、普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使った分だけ新しく買い足すことで、常に一定量を家に確保しておく方法です。ポイントは、使った分は必ず補充することです。「ローリングストック」は、食料だけでなく日常で使用する生活用品(ウェットティッシュ、カセットボンベ、乾電池、使い捨てカイロなど)にも応用できます。


「トクする!防災」プロジェクトオリジナル
『ローリング&ストック・バッグ』で初めての備蓄も手軽にスタート

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 『ローリング&ストック・バッグ』は「ローリングバッグ」と「ストックバッグ」の2つで1セットの「トクする!防災」プロジェクトオリジナルの防災バッグです。
 ある程度の期間で使い切り、補充することを推奨している「ローリング」グッズは3カ月後に追加で届くので(追加で届くのは1回限り)、「ローリングストック」が初めての 方でも気軽に始めることができます。


『ローリング&ストック・バッグ』はクラウドファンディングプラットフォーム
「Makuake(マクアケ)」から支援を申し込むことができます。
(リンク »)


■「トクする!防災」プロジェクトは

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「トクする!防災」プロジェクトは、日本気象協会が推進する、
“必要だとは思っているけれど、なかなか実践できない防災アクション”に対し、ちょっとしたおトク感や気軽さをプラスする取り組みです。
日頃から防災対策への興味、関心を高め、最終的に自分や家族の身を守ることができる備えをしながら、安心につなげていくことを目指しています。

公式ウェブサイト  (リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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