ASJ、新技術「RNCDDS」に関する特許を国際出願

株式会社ASJ

From: PR TIMES

2017-07-10 12:30

~欧州・米国への積極的展開を視野に入れた施策~

 株式会社ASJ(以下、「当社」)は、5月17日のプレスリリース(※)にて公表した「Random Network Coded Distributed Data System」(以下「RNCDDS」)に関して、特許協力条約(PCT:Patent Cooperation Treaty)に基づく国際出願(PCT国際出願)を行いました。

 「RNCDDS」は、クラウドサービスを構築するために利用される主流のストレージサーバと比較して大幅な高速化が実現を可能とし、ハードウェア容量を最大3分の1にする技術となります。

 この度の出願は、当該技術の知的財産権を保護するとともに、将来的に世界中のCDN業者様・ストリーミングサービス提供者様との連携を行っていくことを勘案し、各企業様の所在国において効率的なビジネス展開を行うためであり、唯一無二のサービス構築の基礎となることを見込んでおります。

 今後においても、引き続き「RNCDDS」技術を活用したサーバソリューションを、各事業者様と連携を図りながらの提供を目指し、世界各地での特許取得を実施してまいります。

(※)平成29年5月17日 当社プレスリリース
「ASJグループ、「ランダムネットワークコーディング」に関する新技術の論文がIEEE(国際電子技術学会)に承認」  (リンク »)

■特許出願の概要
 発明の名称:データ処理システムおよびこれを用いた分散データシステム
 特許出願人:株式会社ASJ

■PCT国際出願
 一つのPCT 国際出願を行うことで、PCT加盟国すべてに同時に出願した場合と同じ効果が得られる特許出願手続きのこと。 2017年6月9日時点の加盟国は152。
 PCT 国際出願は、PCT が定める機関により、先行技術調査及びその特許性に関する見解が示されるため、各国の特許庁はこれらの調査結果及び見解を参照して自国の審査を行うことが可能となり、複数の国において特許取得をする場合に大幅なコストの効率化、適正化が期待できます。

ご参考:特許庁「PCT国際出願制度の概要」
(リンク »)

■RNCDDS(Random Network Coded Distributed Data System)
 データ保護における堅牢性とデータ保存容量における高効率性をもつランダムネットワークコーデディングを用いたデータシステムは、1.エンコード及びデコードにかかる時間の長さと2.エンコードされたデータへのアクセスの難しさという問題点のために、実用化が難しい技術であった。
 当社開発のRNCDDSは、1.の問題を解決する高速演算ライブラリと2.の問題を解決するJavaScriptプログラムを用い、クラウドサービス構築のために利用される主流のHadoopやGlusterFSよりも少ないデータ保存量で
 同等の堅牢さを実現するだけでなく、それらよりも高速なデータのアップロード、ダウンロードを可能としている。
 また、今回開発したJavaScriptプログラムは、エンコードされた動画データをウェブブラウザ上で直接HTML5の機能を用いて再生することを可能としており、クラウドシステムや映像・音楽ストリーミングサービスのネットワークにおけるデータの保存量を劇的に減少させることが可能になった。

■株式会社ASJ会社概要(URL: (リンク ») )
会社名 株式会社ASJ(東証 証券コード:2351)
所在地 埼玉県川口市栄町三丁目2番16号
代表者 代表取締役会長兼社長 丸山治昭
事業内容 ネットサービス事業
資本金 10億646万7,550円

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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