ゲリラ豪雨検知アプリ『3D雨雲ウォッチ』実証実験を関東エリアへ拡大!

株式会社エムティーアイ

From: PR TIMES

2017-07-27 12:11

~隅田川花火大会の公認アプリとして、当日の天気や安全な大会運営をサポート~

 (株)エムティーアイが運営する天気総合情報サイト『ライフレンジャー』は昨年に続き、国立研究開発法人情報通信研究機構との共同研究により開発した、ゲリラ豪雨検知アプリ 『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』の実証実験を、7月27日(木)より開始します。
 今年で3年目となる実証実験では、3月より行っている国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)との共同研究で得られた予測データを用いて、ゲリラ豪雨のお知らせから避難までの時間を伸ばす試みを行います。さらに日本無線(株)からのデータ提供により、対象地域を関東にも拡大しアプリの利用人数を増やすことで、より多くの意見やデータを収集しサービスの有用性の検証と質の向上を図ります。
 また今回アプリを活用した新たな取り組みとして、「第40回 隅田川花火大会」の公認アプリとして当日の天気や運営のサポートを行います。




◆理研との共同研究による予測データを用いてゲリラ豪雨の発生を10分前に通知!
 本アプリは、最先端の気象レーダ「フェーズドアレイレーダ」のデータを用いてゲリラ豪雨の発生をリアルタイムでお知らせするサービスです。今まで察知が難しかったゲリラ豪雨が発生する可能性を、瞬時にスマートフォンのプッシュ通知で受け取れます。
 過去2年の実証実験では、プッシュ通知による予測が全体適中率83.0%に対し、ゲリラ豪雨を回避する行動を取ることができた人は56.0%という結果にとどまったことから、プッシュ通知をより早く届ける必要があることがわかりました。この課題を解決するために今年3月より理研と共同研究を開始し、「フェーズドアレイレーダ」の観測データを「3Dナウキャストシステム※1」を使うことで、今まで3分半前だったプッシュ通知を10分前にお知らせすることが可能となりました。
 今回の実証実験ではプッシュ通知の精度は保ったまま、ゲリラ豪雨の発生から避難までの時間をより長く確保することで、利用者が実際にゲリラ豪雨を回避する行動を起こすことができるか検証を行います。

◆日本無線からのデータ提供でエリアを関東へ拡大!東京都23区でも利用が可能に

[画像1: (リンク ») ]
 本実証実験からは、日本無線(株)が独自に開発し、千葉市で試験観測している「フェーズドアレイレーダ」からのデータ提供を受け、東京都23区や神奈川県、千葉県、埼玉県の一部での利用が可能となりました。
 関東でのゲリラ豪雨の発生によるプッシュ通知でのお知らせは3分半前となりますが、まずは今までよりもたくさんの人に利用をしてもらうことでより多くの実証データを取得し、さらなるプッシュ通知の精度向上を図り、有用性・利便性の高いサービスへの発展を目指します。

<『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』について>
 ゲリラ豪雨の卵とも呼ばれる雲の中の雨粒がどれくらいの速度で成長し、地上に落ちてくるかなどの発生・発達状況をリアルタイムで確認でき、これまでとらえられなかったゲリラ豪雨の予兆が瞬時に分かります。

【1】 豪雨の危険性を、いち早くスマホのプッシュ通知でお知らせ
 1. 場所 : 現在地
 2. 通知内容 : 30分以内の30mm/hを超える豪雨の可能性を通知
 3. 通知時間 : 関西(吹田PAWR※2観測範囲)10分前、
        関西(神戸PAWR観測範囲)3分半以上前、関東3分半以上前
 ※豪雨発生の可能性のある時間や場所などの通知は、関東地域と関西地域(神戸PAWR観測範囲内)は
  いであ(株)、関西地域(吹田PAWR観測範囲内)はエムティーアイが行います。

【2】 雨雲と降雨の様子を3D描画で表示
 1. 「現在地」上空の危険度の詳細を表示(どこの地域にどの程度発達した雲があるかなど)
 2. 上空の雨粒が地上に落ちてくるまでの様子を30秒毎に3D描画で高速表示
 ※関東と関西(神戸PAWR観測範囲)では10分前から現在まで、
  関西(吹田PAWR観測範囲)では10分前から10分先まで
 3. 現在地にどのくらいの雨が降ってくるか、雨を描画

 ≪実験期間≫ 2017年7月27日(木)~2017年10月31日(火)
 ≪実験対象地域≫ 大阪府吹田市を中心とした80km×80km領域(吹田PAWR観測範囲)
 (大阪府、京都府、奈良県の一部で利用可)
 兵庫県明石市を中心とした80km×80km領域(神戸PAWR観測範囲)(兵庫県北部を除く地域で利用可)
 千葉県千葉市を中心とした120km×120km領域(東京都23区、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県の一部で利用可)

◆隅田川花火大会の公認アプリに!雨雲をリアルタイムで監視しながら安全な運営をサポート
 今年は『3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~』を活用した新たな取組みとして、江戸時代の両国の川開きをルーツとした日本最古の花火大会「第40回 隅田川花火大会」の公認アプリとなり、来場者が安全に楽しめるようゲリラ豪雨発生の可能性などをプッシュ通知でお知らせします。また、当日は当社の気象予報士が本アプリを使い、上空の雨雲をリアルタイムで監視し、大会の実施可否判断のサポートを行います。

<イベント詳細> 第40回 隅田川花火大会
 開催日時:平成29年7月29日(土)
 開催場所:第一会場  桜橋下流~言問橋上流
      第二会場  駒形橋下流~厩橋上流
 URL  : (リンク »)

 『ライフレンジャー』は、本実証実験でアプリの有効性を検証し質の向上を図るだけでなく、社会問題化している突発的な局地的大雨(ゲリラ豪雨)の認知拡大の活動を通し、被害軽減と対策に役立つサービスに発展しつづけます。

[画像2: (リンク ») ]

サービス名:3D雨雲ウォッチ~フェーズドアレイレーダ~
月額料金(税込):無料
アクセス方法:アプリ:App Store、Google Playで『3D雨雲ウォッチ』で検索(対応OS: Android 4.4以上※、iOS 9.0以上)、または (リンク »)  にアクセス
※一部、WebGL非対応端末あり


※1 3Dナウキャストシステムとは、30秒毎に更新されるフェーズドアレイ気象レーダの3次元画像を基に、時々刻々変化する雨雲の動きを捉え、そのまま動き続けたと仮定して5分先、10分先の雨雲の3次元的な分布を予測するシステムです。
※2 PAWRとは、フェーズドアレイ気象レーダの略称です。

※Google Play、Androidは、Google Inc.の商標または登録商標です。
※AppStoreは、Apple Inc.のサービスマークです。
※iOS は、米国およびその他の国におけるCisco社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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