セルソース、脂肪組織由来の細胞の評価方法に関しロート製薬と提携医療機関との3者共同研究契約を締結

セルソース株式会社

From: PR TIMES

2017-09-06 13:00

再生医療の事業化を手がけるセルソース株式会社(本社:東京都港区、代表:裙本 理人、以下:セルソース)は、当社が製造した脂肪組織由来の細胞の評価方法の検討をするための共同研究契約を、ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表:吉野 俊昭、以下:ロート製薬)及び医療機関と締結しましたことを本日発表します。



<共同研究の背景>
 脂肪組織には、間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells、以下 MSCs という)※1が含有され、この MSCs には、抗炎症・免疫抑制能、組織修復能を示すことから様々な病気の治療に用いることが期待されております。
 そこで、再生医療等の安全性の確保等に関する法律(平成25年法律第85号)※2下において、脂肪組織由来MSCsを特定細胞加工物※3として用いた医療が提供されています。同法律の下で医療を提供する場合、再生医療等提供計画を特定認定再生医療委員会に提出し、審査を受けた後に、同委員会からの意見を添えて厚生労働省に提出が必要となります。この特定認定再生医療委員会では、細胞の入手の方法、特定細胞加工物の製造方法及び品質管理方法などの再生医療等提供基準に照らし審査されますが、厳格に基準が定められていません。そこで、特定細胞加工物となる脂肪組織由来MSCsと同等の細胞を自主的に評価することが大切であります。


<共同研究の概要>
 セルソースが、医療機関より提供された脂肪組織を用いて製造した基礎検討用のMSCsをロート製薬に輸送し、ロート製薬が評価することで、脂肪組織の搬送方法、MSCsを含有する製剤の製造方法(細胞の分離・培養、包装・充填、保管等)の適切さを検討する研究を行います。


【語句説明】
※1 間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cells)
 生物の体の様々な組織に存在する体性幹細胞の一種で、脂肪や骨髄などの間葉組織に多く含まれる。自己複製能とともに、骨・軟骨・脂肪等に分化する能力を持つ。

※2 再生医療等の安全性の確保等に関する法律
 再生医療を安全かつ迅速に提供できるよう、再生医療等の安全性の確保に関する手続きや細胞培養加工の外部委託のルール等を定めたもの。

※3 特定細胞加工物
 再生医療等に用いられる人又は動物の細胞に培養等の加工を施したもののうち再生医療等製品※4以外のもの。

※4 再生医療等製品
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)等で定められた、人又は動物の細胞に培養等の加工を施したものであって、
(イ) 身体の構造・機能の再建・修復・形成するもの、または
(ロ) 疾病の治療・予防を目的として使用するもの
若しくは、遺伝子治療を目的として、人の細胞に導入して使用するもの。


以上


【セルソース株式会社について】
[画像: (リンク ») ]

◯本社所在地 :東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル9F
◯代表者   :代表取締役社長CEO 裙本 理人
◯資本金   :9,000万円
◯設立    :2015年11月30日
◯ホームページ: (リンク »)
再生医療の産業化推進を目的として、法規対応支援や、医療機関・研究機関と連携し細胞の加工受託サービス等を提供しています。

【セルソース再生医療センター(CPC)について】
◯厚生労働省(関東信越厚生局)「特定細胞加工物製造許可」取得施設(施設番号:FA3160006)
◯細胞培養加工の所在地:東京都渋谷区渋谷1-17-2 2F

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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