既存ネットワークと新規ネットワークの共存環境を実現した「RTX810」の後継モデル ヤマハ ギガアクセスVPNルーター『RTX830』

ヤマハ株式会社

From: PR TIMES

2017-09-13 14:37

− 2017年10月発売予定 −

ヤマハ株式会社は、ルーターシリーズ製品の新ラインナップとして、従来モデル「RTX810」との互換性を維持しつつ、大幅な性能向上と、クラウドサービス等の新規ネットワークへの接続性を充実させた最新モデル『RTX830』を発売いたします。



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<価格と発売時期>
本体
品名:ギガアクセスVPNルーター
品番:RTX830
本体価格:75,000円(税抜)
発売時期:10月
◎販売計画:60,000台/年

関連オプション
品名/品番/本体価格/発売時期
ラックマウントキット/YMO-RACK1U/18,000円(税抜)/発売中
ウォールマウントキット/YWK-1200D/18,000円(税抜)/発売中
RJ-45コンソールケーブル/YRC-RJ45C/4,800円(税抜)/発売中


<製品の概要>
今回発売する『RTX830』は、「RTX810」の後継モデルです。従来モデル「RTX810」で構成されていた既存ネットワークをそのまま利用することも想定し、筐体サイズや設定ファイルなどの互換性を確保しています。また、クラウドサービスなど新規のネットワークへの接続拡張にも対応し、性能向上や各種の機能をアップデートしています。『RTX830』により、新たにネットワークを構築することはもちろん、新旧ネットワークの共存環境を実現することも可能です。
また、当社の提供するクラウド型のネットワーク統合管理サービス「YNO(Yamaha Network Organizer) 」との連携強化により、ネットワークの一元管理や拠点端末の設置作業を効率化するゼロタッチコンフィグレーション機能などを実現し、頻繁に変更を必要とする現代のネットワーク環境の管理を強力にサポートします。
『RTX830』は、日々増加するクラウドやWebアプリケーションの業務利用により、設置後も変化を求められるネットワーク利用の現状を考慮し、運用面の利便性を向上するさまざまなアップデートを実現しています。
マルチポイントトンネル機能や最新のLANマップ機能採用により、機器単体での利便性も大きく向上し、また、YNOとの連携による一元管理機能を強化により、多拠点展開のネットワーク利用状況の変化に対しても、柔軟に対応します。当社は今後も、YNOでのサービス向上により、固定的なネットワーク利用から”動くネットワークに対応するヤマハのSD-WAN”を実現していきます。
従来モデル「RTX810」に比べ、大きく機能向上をしている『RTX830』ですが、筐体サイズや設定に関する互換性を確保することで、既存ネットワークでの置き換えに際してもスムーズに対応できるのに加え、小型・低消費電力設計を維持していることも、大きな特長です。
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<主な特長>
1.ネットワーク構築に更なる利便性
『RTX830』では、以下の機能実装により、旧来からの拠点間通信やLAN管理の利便性をさらに向上させています。

マルチポイントトンネル機能

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マルチポイントトンネル機能は、物理的な複数拠点へのVPN (Virtual Private Network) 接続を、ひとつのVPN設定のみで実現する機能です。『RTX830』ではこのマルチポイントトンネルの拠点側機能に対応しています。これにより、拠点の増設・移設などVPN環境に変化があった場合の設定変更作業の手間を軽減できます。
※マルチポイントトンネルのセンター側機能は「RTX1210」で対応しており、今後「RTX3500」「RTX5000」でも対応予定です。

最新のLANマップ機能
『RTX830』では、上位モデル「RTX1210」で好評をいただいている「LANマップ」機能を採用しています。LANの状態を可視化し、制御するGUI機能によって、ネットワークの接続状態を一目で把握できるため、迅速なトラブルの発見・解決が可能です。
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ネットワークの状態を一目で把握できる「LANマップ」機能

USBシリアルによるコンソール接続
旧来のシリアルポートに加え、USBmini型のシリアル接続が可能です。 PCへの接続に際し、別途USBシリアル変換ケーブルを用意する必要はありません。
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FQDN filter(FQDNルーティング)
宛先のFQDN(Fully Qualified Domain Name)により、経路制御を行うことができるようになりました。インターネット上に展開される各種Webサイトごとに、宛先経路を振り分けることが可能です。
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本機能により、拠点ネットワークからインターネットへの接続時、サイトAへの接続はセンター拠点経由、サイトBへの接続は直接インターネットへオフロードするなど、FQDNごとに宛先経路を振り分けるなどの運用が可能となります。
※ファームウェアアップデートにより対応予定です。

クラウド接続のかんたん設定
クラウドサービスへのVPN接続利用を、さらに効率良く実現する機能です。サービス元から入手したIDやシークレットキーの入力さえ行えば、IPsecVPN・BGP経路設定等の設定が自動生成され、ルーターに反映されます。
本機能により、クラウドサービスへの接続設定にかかる手間が大幅に軽減されます。
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※現時点では、アマゾン VPCへの接続機能に対応しており、順次接続サービスを拡充していきます。


2.YNO (Yamaha Network Organizer) との連携によるヤマハSD-WAN
独自のクラウド型ネットワーク統合管理サービス「YNO」との連携により、ネットワークの設置・変更に際し、個々の『RTX830』へログインする必要は無くなります。YNOにログインすれば、すべてのネットワークを一元的に管理することができます。また、クラウドサービスやインターネット上のWebサービスの業務利用の増加に伴い、運用中にネットワーク設定の変更が必要になった場合でも、柔軟な対応が可能です。YNOとの連携で、このように”動くネットワーク”の管理をサポートします。
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YNOとの連携機能では、今後以下のようなサービスを追加する予定です。

GUI Forwarder
個々の拠点端末へ個別にログインすることなく、YNOの画面上ですべてのネットワーク機器のGUI画面操作が可能です。
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ゼロタッチコンフィグレーション機能
今後、設置する拠点端末の設定を、事前にYNOへ保存しておくことができるようになります。拠点端末の設置作業は、インターネットへの接続設定とプレースIDの入力だけとなり、スピーディーな拠点展開が可能です。


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DPI機能とYNO連携
『RTX830』では、今後、DPI機能の実装を計画しています。アプリケーション単位での細かな設定を多拠点展開でご利用いただくため、合わせてYNOを利用した一元管理環境を提供する予定です。
[画像12: (リンク ») ]



3.従来モデルからの性能向上と互換性確保
性能面の向上
『RTX830』では、従来モデル「RTX810」に比べ、以下の点で性能向上をしています。

RTX810
スループット:1Gbit/s
VPN対地数:6
VPNスループット:200Mbit/s
NATセッション数:10,000
最大消費電力:11W

RTX830
スループット:2Gbit/s
VPN対地数:20
VPNスループット:1Gbit/s
NATセッション数:65,534
最大消費電力:11W

VPN対地数性能を向上したことで、これまで構成されていた拠点間VPNに加え、クラウドサービスへのVPN接続や、外出先からのリモートアクセスVPNなど、幅広くVPN構成を拡張することが可能になります。また昨今、インターネットへのアクセス増により、従来モデルのNATセッション数では性能不足となる場合が増えていますが、NATセッション数の向上により、外部サービスの利用にストレスの無い運用が可能です。『RTX830』では、これら性能面の向上を実現しながらも、全体の低消費電力化を図り、最大消費電力は「RTX810」と同等数値を実現していることも、大きな特徴です。また、『RTX830』では、従来モデル「RTX810」と以下の点で互換性を確保しています。

RTX810
外形寸法:42.6 x 220 x 160
LAN/WAN:4port/1port
設定ファイル:互換

RTX830
外形寸法:43.5 x 220 x 160
LAN/WAN:4port/1port
設定ファイル:互換

筐体サイズや接続ポートの互換性に加え、「RTX810」で利用していた設定を、『RTX830』でもそのまま利用することが可能です。機器入れ替え時も、設置場所の変更や設定の再作成などの手間は不要です。


ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
(リンク »)


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※文中の商品名・社名等は、当社や各社の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
 発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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