エーアイとTIS、人工知能搭載のスマートスピーカー「AISonar」を活用した共同実証実験を実施

TISインテックグループ

From: PR TIMES

2017-09-25 14:00

~ 人手を介さない自動顧客対応デバイスとしての新しいコミュニケーションツールを目指す ~

高品質音声合成エンジンAITalk(R)を開発・提供する株式会社エーアイ(本社:東京都文京区、代表取締役:吉田 大介、以下エーアイ)と、TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:桑野 徹、以下TIS)は、音声認識・AI・機械翻訳・音声合成を組み合わせたスマートスピーカー※「AISonar(エーアイソナー)」を新規開発し、2018年春の製品化に向け、2017年10月から共同実証実験を実施することを発表します。
「AISonar」は、2017年10月11日~13日に開催の「IoT Japan 2017」において、エーアイ・TIS共同出展ブースでの実機初公開を実施します。



※無線通信接続機能と音声操作のアシスタント機能を持ち、音声による指示で様々なサービスやプラットフォームと連携した処理ができるスピーカー。

<新規開発したスマートスピーカー「AISonar」>
[画像: (リンク ») ]


■スマートスピーカー「AISonar」について
 「AISonar」は、エーアイとTISで共同開発した音声認識技術・意図解釈技術(AI)・機械翻訳技術・音声合成技術を組み合わせた、スピーカー型のコミュニケーションツールです。語りかけることでユーザーの音声を認識し、人工知能(AI)を利用した意図解釈によって最適な回答を音声合成で発話します。また、多言語での出力が必要な場合は機械翻訳技術により、日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語などで双方向の翻訳をおこない、音声合成で発話することも可能です。
 音声合成技術には、エーアイのAITalkを利用したクラウド型音声合成「AICloud(R)」を搭載し、高品質な日本語音声合成を実現します。また、エーアイと協業する欧州の音声合成技術企業アカペラ社の持つ多言語のクラウド音声合成の搭載も予定しています。
 「AISonar」のハードウェア、音声認識技術・意図解釈技術(AI)には、東京大学発のベンチャー企業フェアリーデバイセズが開発した聴覚クラウドプラットフォーム「mimi(R)」搭載のハードウェア製品群「Fairy I/O™」シリーズを利用しています。

 「AISonar」の開発は、エーアイ初のIoT事業として、音声認識・人工知能・機械翻訳など、音声合成技術と親和性の高い最先端技術との連携により、音声技術と関連する新たな事業領域の 拡大を目指す挑戦となります。
 TISでは、2017年5月よりベータ版公開している業務チャットボットプラットフォーム「DialogPlay」とスマートスピーカー「AISonar」を連携させることで、従来のコミュニケーションツールとは一線を画した新たなインターフェースとして、業務システムへの活用を目指します。

■エーアイとTISの共同実証実験について
 実証実験では、「AISonar」を、日本人や外国人が多く訪れる店舗、観光案内所、自治体窓口や、銀行などの金融機関窓口で、人手を介さない自動顧客対応デバイスとして活用します。
 共同実証実験の協力先は、金融、製造、流通、エネルギー、公共など幅広い業界のシステムを手がけるTISのネットワークを活かして募ります。

【実証実験の概要】
○スケジュール(予定)
2017年10月~2018年1月
○目的
主にTISのお客様とともにコンセプト検証(Proof of Concept, PoC)を実施し、実際の店舗環境での利用に関してのノウハウを蓄積、開発にフィードバックを行うことで、2018年春の本格製品化および具体的なソリューション開発に繋げます。
○実施内容
店頭など、従来、人員を配置して顧客対応を行っている場所に「AISonar」を設置し、顧客対応を行います。

■IoT Japan2017への共同出展について
 IoT Japan2017では、「AISonar」の実機を初公開します。音声認識から翻訳し、多言語音声合成をおこなうデモンストレーションや、「DialogPlay」と連携した音声対話のデモンストレーションを実施します。皆様のご来場をお待ちしております。

【開催概要】
○会期 2017年10月11日(水)~10月13日(金)
○会場 東京ビッグサイト 東4-6ホール
○出展小間番号 東5ホール 0716
○主催 日経BP社
○入場料 3,000円(消費税込、招待者・事前登録者は無料)
○事前入場申込み (リンク »)

■音声合成AITalk(R)について
 AITalkは、コーパスベース音声合成方式を採用し、より人間らしく自然な音声で、自由に音声合成をすることができる音声合成エンジンです。
●3つの特徴
1.豊富な話者と言語
日本語話者は大人から子供まで男女15種類、関西弁にも対応。
言語の種類は36種類以上の豊富な音声ラインナップ。
2.感情表現も実現
使用するシチュエーションや用途に合わせた喜怒哀楽の感情表現を実現。
3.誰の声でも合成データに
芸能人や声優、自分の声でも短時間の収録で音声合成用データに変換。

※1:プランにより収録文章数が異なり、また個人によって読上げスピードや読み間違い等があるため、収録時間に差があります。
※2:一般的に収録文章数が多いほど音質は向上します。ご用途によって最適な収録数・音声辞書作成方法をご提案いたします。

■「DialogPlay」について
 「DialogPlay」は、コールセンターやBPOのオペレータの業務、セールス/アフターサービスの問合せや情報提供などの業務に活用できるチャットボットを、簡単な操作、手順で作成し、運用できるSaaS型のプラットフォームです。シナリオのメンテナンスなど運用保守のしやすさが特長で、チャットボットからオペレータへの切り替え機能もあり、「人」と「チャットボット」によるハイブリッドなオペレーションを実現できます。詳細は以下URLをご参照下さい。 (リンク »)

■フェアリーデバイセズ株式会社について
 フェアリーデバイセズは、「使う人の心を暖かくする一助となる技術開発」をコーポレート・アイデンティティとして掲げる東京大学発のベンチャー企業です。音声信号処理、音/音声認識と関連する機械学習諸分野の応用研究開発、及び対話システム・UXデザインの設計と評価に強みを持ち、これらの分野における、共同研究開発事業、ライセンス事業、コンサルティング事業、及びクラウドAPIサービスである「mimi(R)」のサービス提供事業を主要事業としています。

■株式会社エーアイについて
 エーアイは、「音声技術で拓く21世紀の文化」を理念に掲げ、自然な音声合成「AITalk」シリーズの開発・提供・サポートまでを一貫でおこなっています。パッケージ製品や組込み製品、クラウドサービスの提供形態を用意しており、防災行政無線などの社会インフラから、エンターテイメント分野まで幅広い業界で採用されています。詳細は以下をご参照ください。 (リンク »)

■TIS株式会社について
 TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。 (リンク »)

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