OKI、製造ラインの温度や橋梁の歪み等、多地点で異常を瞬時に検出するIoTの「光ファイバーセンサー」評価キットを提供開始

OKI 2017年10月18日

From PR TIMES



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OKIは、製造ラインや橋梁などの社会インフラ設備における多地点での温度・歪みのリアルタイム分布測定を可能とした「光ファイバーセンサー」評価キットを10月20日より提供開始します。OKI独自開発の新技術を採用した本評価キットは、1m間隔での広範囲な分布測定を可能とし、瞬時の異常検出により、製品の品質向上や社会インフラの安全に貢献します。

昨今、センシング技術の発達でIoT(Internet of Things)システムの市場が急速に拡大するなか、製造ラインや工場内の温度監視、橋梁や道路などの社会インフラ監視において、長距離・広範囲で温度・歪みをリアルタイムに計測することで、製品品質の向上や、安全・安心な社会の実現への貢献に対する期待が高まっています。しかし、これまでは広い測定範囲に多くの電気式センサーを設置し、情報を収集する方法が一般的で、ネットワークを含めた機器の導入および設置に膨大なコストがかかっていました。そのため、解決策として光ファイバーセンシング技術が注目されていましたが、従来の技術では、多数のデータ演算処理を実行して計測結果を得るために時間がかかり、リアルタイムに状況変化をとらえるための利用に適さないという課題がありました。

OKIは、これらの課題に着目し、通信市場で長年取り組んできた高速光通信技術を活かし、独自の新技術「SDH-BOTDR(注1)方式」(特許出願中)の光ファイバーセンシング技術を開発しました。本技術を採用したOKIの「光ファイバーセンサー」評価キットは、既存のBOTDR方式にないリアルタイム分布測定で、製造、防災、社会インフラなど様々な分野での活用が期待できます。

本評価キットの主な特長は、以下の通りです。

・光ファイバーにより最大10kmでの長距離・広範囲計測が可能
・温度と歪みを1秒未満でリアルタイムに測定し、素早く変化点の特定が可能
 (BOTDR方式は十秒~数分であり、それに比べ最大1000倍の高速計測可能)
・短期間の導入で1週間~1ヵ月におよぶ屋内外の実験検証に適用可能

今後、OKIはセンシング技術をAI・アナリティクス技術とも融合して進化させ、幅広い分野における課題解決への貢献を目指してまいります。

光ファイバーセンサーの活用分野


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・製造ライン
 大型製造装置の内部温度分布測定による品質管理や製品のトレーサビリティ管理
 工場内の温度分布測定を空調管理に活用することによる省エネ

・防災
 大型プラントや倉庫の火災・異常温度の位置検知による防火対策

・社会インフラ
 橋梁の歪みやワイヤーロープの歪み・断線などの監視

販売計画
提供価格:トライアル(最大1週間)100万円(税抜)~
     実証実験(最大1ヵ月)300万円(税抜)~
提供範囲:評価キット使用ライセンス(光ファイバーセンサー装置、制御用PC、計測ソフト一式)、機器設置・調整、データ取得・まとめ等の付帯作業(SE費用)を含む
提供開始:2017年10月20日

光ファイバー全般の主な特長
・細径で軽量なため、施工しやすい
・電気部品を含まないため故障率が低く、メンテナンスフリーで長期間使用可能
・電源供給が不要で、落雷や電磁誘導の影響を受けずに計測可能
・防爆対策が必要な環境でも利用可能
・高温・低温などの厳しい環境にも設置可能

用語解説
注1:SDH-BOTDR
BOTDR(Brillouin Optical Time Domain Reflectometry:ブリルアン光時間領域反射測定法)は、光ファイバーに光パルスを入射したときに発生する後方散乱光の1つである「ブリルアン散乱光」の周波数が温度や歪みに比例して変化するという特性を利用した光ファイバーセンシング手法。
SDH-BOTDR(Self Delayed Heterodyne -BOTDR:自己遅延ヘテロダインBOTDR)は、OKI独自の新技術(特許出願中)により、周波数の変化を位相シフトで捉えることで大幅に計測時間を短縮した新たな光ファイバーセンシング手法。

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光ファイバーセンサーのご紹介
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その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


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