「自動運転」に関するアンケート調査 ~「三井ダイレクト損保」と「西成教授(東京大学)」が共同リサーチ~

三井ダイレクト損保

From: PR TIMES

2017-10-23 15:58

◆自動運転への関心 ⇒ 48%が関心ありと回答(Q1)
◆自動運転への関心がある理由 ⇒ 事故リスクや運転負荷の減少への期待が上位(Q2-1)
◆自動運転への関心がない理由 ⇒ 自動運転への不安や不満が上位(Q2-2)
◆レベル1~2の購入意欲 ⇒ オプション追加で「1万円まで」が回答多数(Q3)
◆レベル3の購入意欲 ⇒ 平均「221.9万円」であれば購入したい(Q4-1)
◆レベル4の購入意欲 ⇒ 平均「256.3万円」であれば購入したい(Q4-2)
◆レベル5の購入意欲 ⇒ 平均「292.7万円」であれば購入したい(Q4-3)
◆レベル5の発売予想時期 ⇒ 「10年以内」と36%が回答(Q5)
◆レベル5が普及する際の障害 ⇒ 法律の整備と交通事故の責任所在の整理が同率1位(Q6)
◆事故が起こった際の責任の所在 ⇒ メーカーとドライバーが分担すべきが回答多数(Q7)
◆自動運転と聞いて想起する企業 ⇒ 1位「日産自動車」2位「トヨタ自動車」(Q8)



MS&AD インシュアランス グループの三井ダイレクト損害保険株式会社(取締役社長:船木隆平)は、西成活裕氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)と共同で、2017年8月31日(木)~2017年9月10日(金)の11日間、18歳~79歳の男女1,000人に対してインターネットリサーチを実施しました。
詳細は当社HPご参照ください (リンク »)  

[画像1: (リンク ») ]

■自家用車の自動運転(※)についての意識とニーズの把握を目的とした調査を実施しました。
■アンケート回答者に対して以下の自動運転レベル区分を提示し、現時点で市販されているレベル1・2と市販されていないレベル3~5の、各レベルについて回答を得ました。
※自動運転とは、現在ドライバー(人間)が行っている様々な運転操作を、人間の代わりにシステム(機械)
が行うことを指します。


東京大学 西成教授によるアンケート結果総括


[表1: (リンク ») ]



西成 活裕(にしなり・かつひろ) プロフィール
[画像2: (リンク ») ]


東京大学先端科学技術研究センター教授

1967年、東京生まれ。
1995年、東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程を修了後、山形大学工学部機械システム工学科、龍谷大学理工学部数理情報学科、ドイツのケルン大学理論物理学研究所を経て、2005年、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻に移り、2009年より現職。
著書の『渋滞学』(新潮選書)では、講談社科学出版賞、日経BP・BizTech図書賞を受賞した。日本テレビ『世界一受けたい授業』などテレビ、ラジオなどにも多く出演。
2017年5月には『逆説の法則』(新潮選書)を出版。





Q1. あなたは、自動運転について関心をお持ちですか。
(単数回答形式【n=1,000】) ※「n」とは、有効回答者数のことを指します。以下同様。
[画像3: (リンク ») ]


自動運転への関心をお聞きしたところ、「強い関心を持っている」が14.0%、「少し関心を持っている」と回答した方が34.5%となり、合計48.5%が自動運転に関心を持っていることがわかりました。
運転頻度で比較をすると、運転頻度が高い方ほど「強い関心を持っている」という結果となりました。




Q2-1. あなたが、自動運転について関心をお持ちの理由をお答えください。
(複数回答形式 【n=485】)
[画像4: (リンク ») ]


自動運転に「強い関心を持っている」、「少し関心を持っている」と回答した485名に対し、その理由をお聞きしたところ、「交通事故のリスクを減らしそうだから」と回答した方が最も多く64.9%、次いで「運転をすることの負荷を減らしてくれそうだから」が62.3%となりました。
上記1位・2位の回答数は、3位以下の回答と比較し大きく差が出る結果となりました。




Q2-2. あなたが、自動運転について関心をお持ちでない理由をお答えください。
(複数回答形式 【n=515】)


[画像5: (リンク ») ]


自動運転に「全く関心がない」、「あまり関心がない」と回答した515名に対し、その理由をお聞きしたところ、「自動運転について不安や不満があるから」と回答した方が最も多く36.5%となりました。
また、「自身で運転をすることが好きであるから」と回答した方も18.8%となりました。


Q3. 現在市販されているレベル1~2の自動運転の機能について、オプションで追加する場合、あなたはいくらまで支払えますか。
(単数回答形式 【n=772】)


     【衝突被害軽減ブレーキの機能】         【前方に車や障害物がある時の誤発進抑制機】
[画像6: (リンク ») ]
[画像7: (リンク ») ]

 【走行時・渋滞時の負担を軽減する機能(注)】            【自動駐車の機能】[画像8: (リンク ») ]
[画像9: (リンク ») ]

運転免許証をお持ちの772名に対し、現在市販されているレベル1・2の自動運転の主要機能についてお聞きしました。オプションで追加する場合、自動駐車の機能以外は「1万円まで」と回答した方が最も多い結果となりました。
また、自動駐車の機能に関しては「0円なら機能を付けたい」と回答した方が最も多い結果となりました。

(注)以下の機能のことです。
・車線内中央付近の維持
・先行車への追従走行による車間距離維持
※高速道路や主要幹線道路の単一車線に限る。


Q4. 将来的にレベル3~5の自動運転車が発売されると仮定します。いくらであればこの自動運転車を購入したいと思いますか。
※レベル3・4は高速道路と主要幹線道路に限った自動運転が前提。(数値回答形式)



【レベル3】※運転免許証保有者(772人)に限り調査
[画像10: (リンク ») ]

[画像11: (リンク ») ]


【レベル4】※免許保有者(772人)に限り調査
[画像12: (リンク ») ]

[画像13: (リンク ») ]



【レベル5】※免許非保有者を含め調査
[画像14: (リンク ») ]

[画像15: (リンク ») ]


現時点で市販されていないレベル3~5の自動運転車が市販されたと仮定した場合の購入意思をお聞きし、購入意思がある方に対していくらであればこの自動運転車を購入したいと思うかをお聞きしました。
レベル3の自動運転車を購入したいと思う金額は平均「221.9万円」となりました。一方、レベル5になると平均金額は「292.7万円」と、レベル3と比較し約70万円高くなりました。
なお、「購入意思なし」の方は、レベル5が最も多く43.9%となりました


Q5. 将来的にレベル5の完全自動運転車が日本で市販されると仮定した場合、それは何年後になると思いますか。(単数回答形式 【n=1,000)
[画像16: (リンク ») ]


レベル5の完全自動運転車が日本で市販されると仮定した場合、その時期は「10年以内」だと思う方が36.8%、「20年以内」だと思う方が32.3%となりました。
また、自動運転への関心度合いで比較すると、関心を強く持っている方ほど、早い時期に発売されると思うと回答した方が多い結果となりました。


Q6. 将来的にレベル5の完全自動運転車が日本で市販されると仮定した場合、日本で一般的に普及するに際し、障害になるものは何だと思いますか。(複数回答形式で3つまで選択可【n=1,000】)
[画像17: (リンク ») ]

レベル5の完全自動運転車が市販されたと仮定した場合、障害だと思うものは、「法律の整備」と「交通事故の責任の所在の整理」が52.3%と同率1位になりました。
また、自動運転への関心度合いで比較すると、関心を全く持っていない方の19.7%が「自身で車を操作したいというニーズの大きさ」が障害になると回答しました。


Q7. レベル4・5の自動運転レベルにおいて、自動運転中に事故が発生した場合、その事故の責任はだれが負うべきだと思いますか。(単数回答形式 【n=1,000】

[画像18: (リンク ») ]


レベル4・5の自動運転レベルにおいて、自動運転中に事故が発生した場合、その事故の責任はだれが負うべきだと思うかとお聞きしたところ、最も多い回答は「事故の状況に応じて、自動車メーカーとドライバーが責任を分担すべき」となり62.5%が回答しました。
また、レベル4・5の対応主体はシステム(機械)とされているものの、「自動車メーカーが全ての責任を負うべき」と回答した方が22.6%に留まりました。


Q8. あなたが自動運転と聞いて、想起する企業を思いついた順に3つまでお答えください。
(自由回答形式で3つまで回答可【n=1,000】)
[画像19: (リンク ») ]


自動運転と聞いて、最初に想起する企業を3つまでお聞きしたところ、最も多い回答は「日産自動車」となり368票を集めました。第2位は「トヨタ自動車」332票、第3位は「本田技研工業」121票となっています。また、第5位には「Google」がランクインする結果となっています。


[表2: (リンク ») ]



[表3: (リンク ») ]


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