OKI、次世代交通事業拠点「ITSテストコース」を開設

OKI

From: PR TIMES

2017-11-09 12:01

インフラ協調型ITSサービス関連の検証試験設備の強化



[画像1: (リンク ») ]

OKIは、情報通信事業の基幹工場のひとつである情報通信本庄工場(埼玉県本庄市)敷地内に「ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)テストコース」を開設し、11月8日より稼働を開始しました。これにより、 ETC2.0(注1)をはじめとする、インフラ協調型ITSサービス(注2)に向けて、技術検証など行う環境を大幅に強化しました。OKIは、次世代交通事業で2017年度から2019年度の売上250億円を目指します。

当社は、ETCやVICS(注3)などのITS関連のインフラ整備に貢献してきました。2015年にETC2.0車載器が登場し、高速道路利用時の料金支払いに加え、渋滞回避や安全運転支援のための情報提供サービスが開始されました。今後は、街中における駐車場料金支払いや、車両の運行管理などへの多目的利用(民間展開)の推進、自動運転への取り組みが加速すると予測されます。インフラ協調型ITSサービスの様々な社会実験が始まるなか、OKIは今後も新たなインフラ整備に貢献するとともに、そこで得た技術とノウハウを基本としITSサービス「LocoMobi2.0」による民間展開を推進します。

今回開設した「ITSテストコース」は、OKIグループとして、これらの活動を推進するための技術開発や商品評価などを行うことを目的としています。具体的には、ETCシステム、フリーフローETCシステム(注4)、「LocoMobi2.0」などの商品開発評価や、通信技術(V2X(注5))、交通環境のセンシング技術の開発を実施します。また、自動車・車載向けの試験・評価・解析サービスや先端運転支援システムにおいても活用する予定です。

OKIは、本テストコースを活用し、今後も日本の次世代交通分野の発展に寄与していきます。

「ITSテストコース」の概要

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所在地:埼玉県本庄市小島南4-1-1(OKI 情報通信本庄工場内)
全長:約300m
コース内容:
   直線路:約120m(F柱3本設置)
   周回路:約180m(ガントリー6本設置)
   常設機器:ETCシステム ほか
紹介サイトURL: (リンク »)

「ITSテストコース」の主な評価試験
・ETC2.0に関連する機器の開発評価
 (プローブ情報収集、解析機器の開発評価)
・ETCシステムの開発評価
 (フリーフローやスマートICなどのさまざまな形態のシステムの評価)
・インフラ協調ITSサービスに向けた研究開発
 (各種センサーの開発評価など)

用語解説
注1:ETC2.0
ETCの高速道路利用料金収受に加え、渋滞回避・安全運転支援などドライバーに有益な情報を提供するサービス

注2:インフラ協調型ITSサービス
インフラと車や歩行者などが通信手段により接続され、安心・安全や利便性の向上などを目的として情報交換を行い協調して運用されるサービス

注3:VICS(Vehicle Information and Communication System)
渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどに文字・図形で表示する情報通信システム

注4:フリーフローETCシステム
次世代のETCシステムで、本線や料金所でスピードを落とすことなく走行するETC車載器を搭載した車両に課金することができるシステム。ETCゲートを設置せずシステムを構築できるため、渋滞の緩和やシステム構築のコストを削減できる

注5:V2X(Vehicle to Everything)
自動車と他の自動車(V2V:Vehicle to Vehicle、車車間)、あるいは自動車とインフラ(V2I:Vehicle to Infrastructure、路車間)が相互通信することによって、自動車事故の低減や渋滞の緩和を目的とした無線通信システム

リリース関連リンク
ITSサービス「LocoMobi2.0」紹介サイト
(リンク »)


沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。


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経営企画本部 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
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電話:03-3454-2111(代)
お問い合わせフォーム
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