SINET経由のMicrosoft Azureを冗長接続するソリューションの開始について

TOKAICOM

From: PR TIMES

2017-11-10 16:01

~ SINETを利用する大学・研究機関等のクラウド利活用と接続品質向上を支援 ~


 株式会社TOKAIコミュニケーションズ(代表取締役社長:鴇田勝彦、以下 当社)は、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下 NII)が構築・運用する学術情報ネットワークSINET(Science Information NETwork、以下 SINET)を利用する大学・研究機関等のお客様向けに、日本マイクロソフト株式会社(以下 日本マイクロソフト)のクラウドサービス「Microsoft Azure」とお客様拠点の間を異なる回線タイプの閉域網接続サービスを用いて冗長接続するソリューションを、平成29年11月10日より開始いたします。



                         記

1.経緯
 近年、大学・研究機関等におけるクラウド利活用に向けた取り組みが推進されている状況を踏まえ、当社は日本マイクロソフトより委託を受け、本年3月18日、SINETとMicrosoft Azureの間を閉域網接続する接続回線を、BroadLine「Azure接続サービス」を用いて構築いたしました。SINETにおけるクラウド接続サービス提供機関である日本マイクロソフトは、この接続回線によって個々の大学・研究機関等がSINETを経由してMicrosoft Azureに閉域網接続する仮想ネットワークサービスを実現します。当社は、同サービスの構築・運用業務も受託しております。同サービスは、すでに多くのお客様からお引き合いをいただくとともに、8月よりファーストユーザである国立大学法人様のご利用が開始されたところです。
 また当社では、従前より提供中のMicrosoft Azureとの閉域網接続サービスを活用して、お客様のさらなるクラウド利活用と接続品質向上を支援するための取り組みについて企画・検討を進めてまいりました。その結果、この度、異なる回線タイプの閉域網接続サービスを組み合わせてMicrosoft Azureとの冗長接続を実現する新たなソリューションの提供準備が整いましたので、本日より本ソリューションの提供を開始いたします。

2.SINET~Microsoft Azure間 仮想ネットワークサービスの概要
 当社は、日本マイクロソフトより委託を受け、SINETとMicrosoft Azureの間において、Azure接続サービスを用いて広帯域な閉域網ネットワークを構築いたしました。この閉域網ネットワークの中で、SINETを利用する大学・研究機関等のお客様毎に個別の仮想的なネットワークを構築し、SINETを経由したMicrosoft Azureとの閉域網接続を実現いたします。
[画像1: (リンク ») ]


 速度メニュー:50Mbps、100Mbps、200Mbps、500Mbps、1Gbps、2Gbps、5Gbps、10Gbps
 提供エリア :全国
 提供価格  :日本マイクロソフト(下記窓口)までお問い合わせください。 ※1、※2、※3
 提供開始時期:平成29年3月18日

 <本サービスのお問い合わせ窓口>
  日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター事業本部(E-Mail:mspsmktg@microsoft.com)

※1 本サービスの構築・運用および料金回収については、日本マイクロソフトの委託を受け、当社が実施いたします。
※2 Microsoft Azure(ExpressRouteを含む)に係る費用が別途必要となります(お客様と日本マイクロソフトとの直接契約)。
※3 SINETの利用には、NIIへの申請手続きが別途必要となります。

3.冗長接続ソリューションの概要
 当社は、SINETを利用する大学・研究機関等のお客様向けに、「SINET~Microsoft Azure間 仮想ネットワークサービス」と組み合わせて、当社が従前より提供中の「BroadLine Azure接続サービス」「VIC-VPN for Microsoft Azure」をバックアップ回線とする以下の冗長接続ソリューションをご用意いたしました。お客様の用途や環境にあわせて最適な接続構成をご提案いたします。

【パターン1.】 SINET~Microsoft Azure間 仮想ネットワークサービス + Azure接続サービス
 SINET~Microsoft Azure間 仮想ネットワークサービスによるSINET経由の接続と、Azure接続サービスによるSINETを経由しない接続を組み合わせることで、可用性の高い冗長ネットワークを構築することが可能です。

【パターン2.】 SINET~Microsoft Azure間 仮想ネットワークサービス + VIC-VPN for Microsoft Azure
 SINET~Microsoft Azure間 仮想ネットワークサービスによるSINET経由の接続と、VIC-VPN for Microsoft AzureによるSINETを経由しない接続を組み合わせることで、可用性の高い冗長ネットワークを構築することが可能です。パターン1.とは異なり、バックアップ回線をインターネットVPNサービスで構成することで、コストを抑えて構築することが可能になります。

4.ご利用イメージ(SINET経由と、SINET非経由の接続を組み合わせた冗長構成)

[画像2: (リンク ») ]


5.今後の取り組みについて
 当社は、この冗長接続ソリューションの提供を通じ、日本マイクロソフトとの連携のもと、SINETを利用する大学・研究機関等のお客様のさらなるクラウド利活用と接続品質向上を支援することで、教育研究活動の機能強化に貢献してまいります。

6.エンドースメント
 本発表に際し、日本マイクロソフト株式会社様より以下のエンドースメントをいただいております。
[表1: (リンク ») ]



                                                以上


【参考】
■Microsoft Azureとの閉域網接続を実現する提供中サービスについて
1.BroadLine Azure接続サービス
 Microsoft Azureの閉域網接続サービス「ExpressRoute」を用いて、同クラウドとお客様拠点の間をセキュアで高品質な専用線・広域イーサネットで接続するサービスです。
 速度メニュー:10Mbps、100Mbps等、1Gbps未満から10Gbpsまで幅広い速度メニューをご用意
 提供エリア :全国
 提供価格  :個別見積(当社営業担当者までお問い合わせください。)※4、※5
 提供開始時期:平成27年1月15日

2.VIC-VPN for Microsoft Azure
 当社がレンタル提供するVPNルータ、当社ネットワーク、お客様にて別途ご用意いただく東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社(NTT東西)が提供するフレッツ回線を組み合わせて、Microsoft AzureとのインターネットVPNによる接続を安価に実現いたします。
 速度メニュー:ベストエフォート型(お客様ご用意のフレッツ回線の速度に依存します。)
 提供エリア :全国
 提供価格  :1拠点あたり 初期費用 50,000円(税別)、月額料金 9,800円(税別)※5、※6
 提供開始時期:平成28年4月1日

※4 お客様拠点のルータも提供可能です(オプションサービス)。
※5 Microsoft Azure(1.はExpressRoute、2.はVPN Gatewayを含む)に係る費用が別途必要となります(お客様と日本マイクロソフトとの直接契約)。
※6 フレッツ回線料金が別途必要となります(お客様とNTT東西との直接契約)。

■全ての法人のお客様に提供可能な冗長接続ソリューションについて
 当社は、企業・官公庁・教育機関をはじめとする全ての法人のお客様に対して、上記サービスを組み合わせた以下の構成で、Microsoft Azureとお客様拠点を冗長接続するソリューションの提供が可能です。お客様の用途や環境にあわせて最適な接続構成をご提案いたします。

【パターンA】 1.Azure接続サービス + 1.Azure接続サービス
 ExpressRouteの接続ポート、お客様拠点へのアクセス回線区間の双方を冗長構成にすることで、接続回線の信頼性を向上します。アクセス回線区間を異なる収容局に収容し異経路で冗長化を図ることも可能です。

【パターンB】 1.Azure接続サービス + 2.VIC-VPN for Microsoft Azure
 パターンAとは異なり、バックアップ回線をインターネットVPNサービスで構成します。バックアップ回線に費やすコストを抑えて構築することが可能になります。


* Microsoft、Microsoft Azure、ExpressRouteは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
* その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。


[表2: (リンク ») ]


プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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